「はじめて紅茶専門店に行く時にドキドキしなくていい紅茶の選び方」 by ロンドンティールームさん

【英国紅茶専門店】ロンドンティールーム @londontearoom_

突然思いついたので、『はじめて紅茶専門店に行く時にドキドキしなくていい紅茶の選び方』を呟こうと思います。考えながら書くので、ダラダラ長くなるかもしれませんがご容赦ください。尚、一般的な、ある程度いろんな種類の紅茶をおいているお店を想定しています。

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まず紅茶専門店だからといって緊張する必要もないですし、適当にぶら～っと入ればいいです。で、メニューですが、いろんな銘柄の紅茶が並んでると思います。（その時の気分もあると思いますが）まずは「ミルクティーが飲みたいか、ストレートティーが飲みたいか」を考えましょう。

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ミルクティーが飲みたい場合、候補としては「ミルクティーに合うようにブレンドされたブレンド紅茶」「ミルクティーに合う単一産地の茶葉」「フルーツティーなどのフレーバーティー」に絞られます。大雑把ですが。これの見分け方から行きます。

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「ミルクティーに合うようにブレンドされた紅茶」はだいたい複数の産地の茶葉をブレンドしていて、オリジナルの名前が付いていることが多いです。で、多くが「○○ブレンド」「○○ブレックファースト」だったりします。「○○ブレンド」は基本はミルクに合うよう濃くてコクが強いブレンドです。

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「○○ブレックファースト」の場合は、その名の通り朝食時の紅茶のイメージで、早く抽出できて濃くてコクがあるんですが、「○○ブレンド」的な紅茶よりさらっとしていて少しライトな感じがあります。朝食の油物（トーストとか）にもよく合います。

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なのでアフタヌーン的に、ゆったりとお菓子なんかを合わせて飲むなら「○○ブレンド」的なものがおすすめで、さらっと軽食といただく感じなら「○○ブレックファースト」がオススメかなということになります。

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で、次は単一産地の茶葉でミルクティー向けなのですが、これは産地の名前が付いている紅茶ですね。よくミルクティーに合うと言われているのは「アッサム」「ケニア」「ルフナ」です。この3つならどこのお店で飲んでもほぼミルクティー向け。濃くてミルクに負けないコクがあります。

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あとはフルーツティーなどのフレーバーティーですが、これはもう本当におこのみです。ミルク入れるもよし、ミルクいれないでもよし。酸味が気になったり香りが強すぎる場合はミルクを淹れると飲みやすくなります。

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次に「ストレートティーを飲みたい」場合ですが、この場合は多くが単一産地の紅茶になります。あとはフレーバーティー。あまり紅茶に慣れていない場合は、「アールグレイかそれ以外か」をまず考えるといいですね。

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アールグレイは有名なので名前を聞いたことある方多いと思いますが、これはキーマンという中国の紅茶にベルガモットという柑橘系のエッセンスをかけた紅茶。ふわっと柑橘系の香りがします。まずどこのお店でも置いてますね。

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アールグレイ以外となると本当に種類が多いのですが、慣れないうちはまず「セイロンティー」と書いてるお茶を探すといいです。多くのお店では、そのお店の基本の味となるシンプルなストレートティー向け紅茶に「セイロンティー」と名づけたりしてます。お店によって茶葉は違います。

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当店の場合はセイロンティーはディンブラという産地の紅茶なのですが、お店に寄ってはこれが「ヌワラエリヤ」という紅茶だったりします。ですが基本的には飲みやすくてシンプル、一般向けの紅茶なので、まずこれで間違いはないです。

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ストレートティーは本当に種類が多いので悩むと思うのですが、まずは「セイロンティー」を、記載がなければ「ディンブラ」「ヌワラエリヤ」「ニルギリ」あたりを探して下さい。少し渋みがあって、香りがよく、いかにも日本人がイメージする紅茶という感じです。

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渋いの少し苦手かな・・・という方には、個人的なオススメは「キーマン」です。Keemun。お店によっては「キーモン」「キームン」だったりします。渋みは少なく、烏龍茶のような中国茶系の香りがふわっとします。砂糖を入れても凄く美味しいです。

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他にも種類がたくさんありますし、お店に寄っては（当店もそうですが）ロイヤルミルクティーやチャイなんかがオススメだったりするところもありますが、普通の紅茶ならこんな感じかなーと。他の種類の紅茶は、少しシンプルなのに慣れてから手を出せばいいと思います。

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「言ってもいろいろ種類あるしわかんないよ！」という方向けにアドバイスしてみると、ミルクティー向けなら「アッサム」、ストレートティー向けなら「セイロンティーかディンブラ、ヌワラエリヤ」、ちょっと変わったのがいいなら「アールグレイ」この3つで選べばまぁ間違いないです。

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ちなみに日本紅茶協会の「おいしい紅茶の店」認定時の覆面調査ではお店の腕とかがわかるようにシンプルな紅茶で査定するそうです。多くが「アッサム」と「セイロンティー」を飲んで査定されるとのこと。シンプルだからこそ、手を抜いたらバレやすいんですね。

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有名所の「ダージリン」を忘れているよ！と言われそうですが、ダージリンはたしかに優雅な香りと強い渋み、綺麗な水色と文句なしに素晴らしいのですが、香りが繊細なのと渋みが結構強いので初心者向けかと言われると悩むなぁという感じです。他の紅茶に慣れてからのほうがより美味しさわかるかなぁと。

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個人的には アッサム「濃い、美味しい」 ダージリン「香りが良くて緑茶感覚」 ニルギリ「万能すぎる・・・」 ケニア「朝にぴったり」 ディンブラ「毎日飽きない」 ヌワラエリヤ「シンプルだけどうまい」 ウバ「渋い、甘いお菓子に合う」 ルフナ「名前可愛い」 キーマン「ブルジョワな感じ」