伊勢崎賢治先生の安保法制に関連するツイートまとめ(5/12-6/2分)

まとめました
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伊勢崎賢治 @isezakikenji

国連平和維持軍PKFが、戦時国際法、国際人道法違反をした際、誰が責任を負うか。この議論を国際社会はずっとやってきて、今は、「国連」ということになっている。「PKF派遣時の自衛隊の指揮権は日本政府にある」は、国連からするとトンデモナイはなし。

2015-05-12 15:06:42
伊勢崎賢治 @isezakikenji

自衛隊を”軍”にするか否か、まずこれを国民に問わなければ、どんな閣議決定も法整備も意味がないことを証明します。2015.5.18「提言」発表記念シンポジウム 変貌する安全環境の中の「専守防衛」と自衛隊の役割|自衛隊を活かす会 kenpou-jieitai.jp/symposium_2015…

2015-05-14 16:41:52
伊勢崎賢治 @isezakikenji

仮想敵国に向かって平べったく細長い国防上の"懐"の無い国土の周りに原発を並べてきた日本の国防は、原発攻撃を禁じる国際法を守るという薄氷のような"国連加盟国の良識"に依存している。北朝鮮が脅威なのではない。北朝鮮の国家体制の崩壊が脅威なのだ。

2015-05-19 09:39:22
伊勢崎賢治 @isezakikenji

安倍首相「戦闘が起これば直ちに退避」。これは停戦合意監視が主目的だった90年代のPKOの話。今は国連自身が戦時国際法上の紛争の当事者になること(国連法務局の見解)を前提にする「住民の保護」の時代。「退避するなら最初から来るな」が現実の世界。今の話をしよう。

2015-05-21 18:02:25
伊勢崎賢治 @isezakikenji

他国軍を”補完”する銃弾等の輸送の後方支援? 補完って、相手が喜ぶものだったら2つしかない。日本がその業務の能力に著しく優れていること。もう一つは、相手ができないことをやること。それ以外の”補完”だったら、単に日本自身を喜ばせるものでしかない。アホらし。

2015-05-25 02:21:17
伊勢崎賢治 @isezakikenji

自衛隊が海外で軍事的過失(戦時国際法\国際人道法違反)を犯した時、これが国際問題になる(国際刑事裁判所への提訴等)前に、迅速に自前で毅然と対処する国内法体系が無ければ、日本は重大な外交的リスクを招く。なぜ野党は、ここを突かんのか。

2015-05-25 18:37:10
伊勢崎賢治 @isezakikenji

安保関連法案「外国軍への”後方支援”」で、一番リスク想定しなければならない事態は、2007年イラクでのブラックウオーター事件。民間軍事会社にも現地法による訴追免除するCPA条例を引きずっていた当時、米軍関連物資の輸送を武装警護していた同社が市街地で戦闘になり民間人17名を殺傷。→

2015-05-26 13:28:02
伊勢崎賢治 @isezakikenji

→しかし民間軍事会社なので米軍法で裁けず、地球上に同社の軍事的過失を裁く法がないことが判明。反米感情が極地に。米国内世論/議会は混乱。その一年前に撤退した軍法の無い陸自は、実は同じ法的地位にあり、同じ司法リスクを抱えていた。

2015-05-26 13:28:04
伊勢崎賢治 @isezakikenji

安保関連法案「駆けつけ警護」「住民の保護」:今、”駆けつける”のは住民の方で、それを追ってきた戦闘員と区別がつかない群衆への対処が一番の想定で、そのためには国連PKOでさえ、戦時国際法/国際人道法でいう紛争の当事者になっても戦闘を行う。

2015-05-26 13:56:02
伊勢崎賢治 @isezakikenji

新三要件:アメリカ本土がテロ攻撃受けて、イスラム国が犯行声明して、次のターゲットは日本だと宣言したら、これに当たるだろ。

2015-05-27 09:40:54
伊勢崎賢治 @isezakikenji

機雷除去:ホルムズ海峡で機雷巻くとしたらイランしかない訳で、米と核交渉も進み、スンニ派中心のグローバルテロリズムとの戦いで「敵の敵は友」的な「まともな敵」であるイランに、「お前、機雷撒くだろ」って、国会論争する日本。英語で発信されないことを望む。

2015-05-27 09:44:55
伊勢崎賢治 @isezakikenji

米艦以外へも後方支援:ソマリア沖海洋作戦には、中国艦船も。

2015-05-27 09:52:49
伊勢崎賢治 @isezakikenji

「国準」、また、出てきた。これ、国際法から言うと、メチャクチャだっていうの。

2015-05-27 09:55:33
伊勢崎賢治 @isezakikenji

PKO参加五原則が満たされなくなったら退避って、これ、20年前の話。今のPKOの世界でこれやったら日本は外交的権威失墜。国連は、住民を護るために、国際法的に「紛争の当事者」になることを厭わない。「退避するなら、最初から来るな」の世界。

2015-05-27 09:58:51
伊勢崎賢治 @isezakikenji

集団的自衛権って、どうも、”義務”のような国会でのやりとり。これは、国連が措置を取るまでの間の暫定的な自衛の権利。

2015-05-27 10:03:43
伊勢崎賢治 @isezakikenji

他国の軍事作戦と「一体化」しないって、自衛隊はゲリラ部隊か? 統合司令下に入るのは当然で、だから統合司令部が現地政府と結ぶう軍事業務協定/国連地位協定の恩恵を受けられるのであり、今までもそうしてきた。

2015-05-27 11:12:56
伊勢崎賢治 @isezakikenji

「後方支援」や「一体化する・しない」など、野党も同じ土俵に乗っている。

2015-05-27 11:16:20
伊勢崎賢治 @isezakikenji

自衛隊の犠牲のリスクを考えるのは当然。だが、自国の軍事組織が国外で軍事的過失を犯すリスクを見据えるのは法治国家として国際社会に対する義務であり、自国兵士の犠牲のリスクは、その中に包含されるもの。

2015-05-27 11:39:45
伊勢崎賢治 @isezakikenji

結局は現場の指揮官の判断って、そりゃそうなんだけど、現場の指揮官って、東京が帰れと言っても、他軍を見捨てる、住民を見捨てる抵抗感が自然と育っていることを分かってほしい。

2015-05-27 11:52:09
伊勢崎賢治 @isezakikenji

結局「後方支援」って、日本のためだけなのね。

2015-05-27 12:13:14
伊勢崎賢治 @isezakikenji

他国軍がいる戦闘地域の”端っこ”に弾薬を届けるために”非戦闘地域”を移動中の自衛隊が群衆の中から発砲を受け”自己防衛”のために銃撃戦になったら。なぜ野党はこれを質問しないのか?米軍と共に現地法からの免責特権を持ち、米軍法からも管轄外の民間軍事会社に2007年イラクで起こったこと。

2015-05-27 14:24:04
伊勢崎賢治 @isezakikenji

結局、「後方支援」って、自衛隊が海外に出ることを「支援」するため発明された。そこに、自衛隊の軍事的(土木的ではない)補完能力の比較優位性と、現実的(風が吹けば桶屋が儲かる的なものでなく)軍事的ニーズが無くても。最も憂慮すべきは、野党がそれ乗っかっていること。

2015-05-27 15:15:06
伊勢崎賢治 @isezakikenji

本来、安保法制って、「風が吹けば…」になりがちな、数多ある「脅威」に、無い袖は振れないから、優先順位をつけることを 言うんだよ。そこには、内輪の関係部署に都合のいい「脅威」ってのもあるんだよ。

2015-05-27 15:26:37
伊勢崎賢治 @isezakikenji

国防上の”懐”のない平べったい島国に原発を並べた日本をボクシングに例えると、アメリカをセコンドに持つも、9条で両手を後ろ手に縛り、自ら腹を掻っ捌いて臓物を露出しているようなもの。臓物を攻撃しないという敵の”良識”に依存している。もちろん臓物が狙われたら真っ先に逃げるのはセコンド。

2015-05-27 16:05:49
伊勢崎賢治 @isezakikenji

安倍首相「自衛隊はイラクで統合指揮下に入っていなかった」。ウソつくな。アメリカがイラク政府と結んだ軍事業務協定で免責特権を受けていた。自由行動の部隊に特権だけを与えると思っているのか。ゲリラ部隊じゃないんだよ。

2015-05-27 16:41:09