ガリレイドンナ感想

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

はい今日の視聴感想。ロボットアニメなどの視聴感想に6年間酷使していた初代PCがとうとうガタが来て戦線離脱。二代目PCはdellからthinkpadにバトンタッチしたのはよいがキーボードの配列の違いなどから文章を打つのが大変。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そこで、大体7年目へ突入する事と新しいPCに慣れようとの一環で二代目PCで初めて視聴感想を書く。選んだのはたまたま100円レンタルで扱われていたガリレイドンナ。11話と短いので今日1日で完走を目指す。明日の仕事に間に合わなくなる恐れが極めて高いため急務。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ちなみにガリレイドンナ、主役メカのガリレイ号が金魚型(モチーフが珍しい)の飛行艇であり、一応戦闘形態に変形する時はアウトロースターのグラップラーシップを彷彿させる腕つき飛行メカ。ヴァル・ヴァロの親戚っぽいデザインなのでさーて、これをロボットとしてみなすかどうかで迷った。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

アウトロースターもそれで判断基準が迷って、敵は人型メカなんだから、ゾイドがオッケーならいっそのこともういいや(投げやり)でロボットアニメとしてセーフという事にする。ご了承を

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんな前置きの中で1～5話までの前半戦について書く事にする。今のところの印象はそれなりに面白い。雰囲気とすれば80年代っぽい骨組みを10年代の雰囲気でコーティングされたようなという印象。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

80年代的とガリレイドンナを指すことに関して、ロボットアニメでいうと「戦国魔神ゴーショーグン」や「魔境伝説アクロバンチ」などの旅の題材が取り入れられた作品群に近いなぁと感じる。(国際指名手配かどうかという事はさておき)逃亡を余儀なくされている点はゴーショーグン的。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

またこの作品では三姉妹が主役であり、彼女たちがガリレオの遺産ガリレオ・テゾロの手がかりを捜し求めて旅へ乗り出す作風は、一家そろってクワスチカを捜し求めて冒険へ出かけるアクロバンチと雰囲気としては似ている。それぞれ異なる得意分野を持つ三姉妹の活劇はちょいプロジェクトA子っぽい。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、ロボットものの三姉妹となるとネオランガを彷彿させるところもあり。主人公が次女か末っ子かで異なるが三姉妹がそれぞれ異なる思想を持ちながら逃亡と冒険のたびへ乗り出していく葛藤はネオランガで描かれた島原三姉妹っぽい。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

長女:神月→検事志望、正義感が強い姉御肌 次女:葉月→腕っ節が強い、戦いと逃亡の旅に対して戸惑う常識人 三女:星月→天才的な発明家の主人公、気弱だが家族を救いガリレオ･テゾロを手に入れる為の信念は強い。 pic.twitter.com/vWiBQhfoPu

拡大

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

という感じで性格、特技、戦いに対する信念もバラバラであり前半では彼女たちが突然非現実に追い込まれた状況でどう抗うか、姉妹や家族のつながりによる心情描写がなかなか味のあるものになっている。ちょっとここら辺が見所かもしれない。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

最近のアニメにたとえると、なぜかアルドノア・ゼロっぽい絵柄だなーと感じた。ちょっと品がある雰囲気も似ているかもしれないがアルドノア･ゼロはちゃんと見ていないのであんまり確証は持てない。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんでもってビビッドレッド･オペレーション的なエネルギー問題をほのかに扱っている点の他、ウィザード･バリスターズとはやはり似ていると直感で感じたところが多かった。そちらは同じ梅津監督の作品でガリレイの直後に放送されたそうだが、並列して製作されていたらしい。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

やや艶のある絵柄だったウィザード･バリスターズに対して、ガリレイの方は品のある可愛らしさが押し出されたような雰囲気なので外見的な印象は異なるのだが。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

その似ているなぁと思った点は後で述べる事とする。また金魚型のマスコット兼ガリレオ号の操縦をサポートするグランアロッゾの存在はウィザード･バリスターズで描かれたナナジーニィら使い魔と似ているなぁとも感じた pic.twitter.com/QZF8i72oRu

拡大

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

最もグランアロッゾ事態は使い間の面々と違ってトラブルメーカーというより有能なデバイスといった感じなのだが。また雰囲気もあってかこちらは使い魔的な気色悪さ(悪い意味ではない)はなく、普通の金魚に近い可愛らしさ。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんな訳で序章となる第1，2話ではガリレオの子孫であるフェラーリ一家がガリレオ･テゾロの存在を知る人物ということで、空賊ブラックガニメデ団を初めとする刺客に狙われてしまう事から始まる。この時点で一家は夫婦親子姉妹ともども一家離散状態になっていたが･･････。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

皮肉にもこの一家を立て続けに狙う事件によって、一家が集結する事となる。それぞれが顔を合わせることに複雑な心境を覚える中、神月だけ家族でまた水入らずの生活が出来ると淡い期待を寄せるが･･････。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ところがブラックガニメデ団が彼女以外の家族を拉致しようとしたため、星月は独力で作り上げた飛行艇ガリレオ号で応戦する。13歳の彼女がよく次々とスーパーメカを生み出せるなぁというのは気にしたら負け(笑) pic.twitter.com/Oqp4WqNXX4

拡大

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ところが2話で様子が一変。彼女たちを保護するはずの警察の面々は危険物を所有しているという理由をつけてその場にいなかった星月以外の家族を逮捕してしまう。その訳はエネルギー開発会社アドニムーンが警察に息をかけていた事によるもの。早い話アドニムーンもガリレオ・テゾロを狙っていたという。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この警察が権力と絡んで腐敗しているという描写はウィザード･バリスターズでも見られた光景だったなぁと思い出した。これはセシルを守るためにやむを得ず魔法を使ってしまった母が必要以上の罪をかぶせられて死刑囚にされていたり、法曹界の大御所と呼ばれた麻楠という人物が実は黒幕だったりと。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ウィザード･バリスターズはセシルが真面目に弁魔士として罪なき人々を救う作風だった事もあるが、警察、法廷関係で黒幕がいるといった腐敗した描写も結構あった。このガリレイドンナでも三姉妹に対して人々のためをつくす大人たちは所詮汚いという闇を見せているかと。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この2話で描かれた警察の描写もそうだが、アドムニーンも第3話で唯一まともに世界各国へエネルギーを供給しているという建前で、実際はライバル企業を妨害工作で蹴落としてシェアを奪っているだけにすぎず(その責任を空賊たちになすりつけていた)、また第5話ではエネルギー供給の偏りも発見される

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ここあたりの大人達の汚さはあー、ウィザード･バリスターズっぽいなぁ･･････と感じたり。特に5話はそれとは別になかなかエグイ状況に。これは後の機会でも。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

幸い、三姉妹の父夏至生は全うな人物で書かれていたのでホッとする。妻との関係が冷えており頭が上がらない彼はガリレオの血を引いていない入り婿。なのだが娘たちを愛しているが故の必死の行動が第2話でパワードスーツを装着して娘たちの脱出の時間を稼ぐ場面。

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ここ辺り、父親が自分は頭はよくない(体育会系である)と啖呵を切りながら特攻をかけ、娘たちにガリレオの子孫としてガリレオの遺産を見つけてみろ!と激励を送る所は彼が凡人の生まれ育ちであるコンプレックスとともに娘たちへ強い信頼を寄せるが故の必死さも見える。