前鼻道(ET1)基底細胞の等価線量について
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(年齢依存性, 5歳児の場合)
同様に、DCALを用いて、5歳児が1年間ラドン娘核種を吸入摂取した場合に受ける預託等価線量(ET1, 肺, 甲状腺, 赤色骨髄)および預託実効線量を推定してみると以下のとおり→ pic.twitter.com/x6eAisDCH5
2015-06-10 12:37:36ラドン娘核種の吸入摂取による内部被曝について、成人と5歳児では①呼吸量は成人のほうが大きいけれど、②線量換算係数は5歳児のほうが大きいため、①と②の積でみると大体同程度のオーダーとなる
2015-06-10 12:39:31(実効線量推定結果のオーダー確認)
twitter.com/hyd3nekosuki/s… ラドン吸入摂取による実効線量の推定は、娘核種の平衡状態によっても変わるため正確な推定は難しいが、nirs.go.jp/data/pdf/hayam…の記載値(約0.48mSv/年)と比較して、オーダーエスティメイトはできているかと思います
2015-06-09 20:22:06以下文献eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstre…を参考に、DCALを用いて、成人が1年間ラドン娘核種を吸入摂取した場合に受ける預託等価線量(ET1, 肺, 甲状腺, 赤色骨髄)および預託実効線量を推定してみると以下のとおり→ pic.twitter.com/mo6IGlbcNd
2015-06-09 20:05:10@hyd3nekosuki なお、nirs.go.jp/data/pdf/hayam…に記載されたラドン等の吸入による年間被曝量には、ラドン(Rn222)だけでなくトロン(Rn220)などの寄与も含まれています
2015-06-09 20:24:47なお、ラドン(Rn222)が0.37 [mSv/年]、トロン(Rn220)が0.09 [mSv/年]と推定されています。
参考文献→http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/934/616/H24-2_iinsiryo1,0.pdf
(ET1等価線量推定結果のオーダー確認)
twitter.com/hyd3nekosuki/s…のAnnex E(pdf→unscear.org/docs/reports/2… )のAppendixより、WL(working level)とWLM(working level month)の定義 pic.twitter.com/tW1JHS3xk3
2015-06-10 20:08:04メモ:UNSCEAR 2006 Report Vol. II, Effects of Ionizing Radiation→unscear.org/unscear/en/pub…
2015-06-10 16:11:12twitter.com/hyd3nekosuki/s…の推定結果より、1WLMあたりのET1等価線量を求めてみると約 9.5 [Sv/WLM] (計算式→wolframalpha.com/input/?i=%3D84…
2015-06-10 20:18:44@hyd3nekosuki 平衡等価ラドン濃度を求める際の、平衡ファクタ≒0.59の計算式→wolframalpha.com/input/?i=%3D+%…
2015-06-10 20:23:36twitter.com/hyd3nekosuki/s…に示されている、Rn222の1WLMあたりのET1等価線量の換算係数は1793 [Rem/WLM]=18 [Sv/WLM] twitter.com/hyd3nekosuki/s…で推定した値とオーダーは同じだが、約2倍大きい
2015-06-10 20:29:13pdfメモ:【米国疾病管理予防センター】Lung Dose Conversion Factor for Thoron WLM→cdc.gov/niosh/ocas/pdf… ラドン・トロンによる肺,ET1,ET2等価線量換算係数 [REM/WLM]が整理されている。
2014-05-09 12:36:35(赤色骨髄等価線量推定結果のオーダー確認)
Kendall(2013)論文におけるラドン暴露量に対する赤色骨髄等価線量の換算係数は3.4 [mSv/((kBq/m^3)×years)] twitter.com/hyd3nekosuki/s…
2015-06-09 21:17:19上記論文の場合、赤色骨髄等価線量[mSv]の換算係数は、γ線の(空気)吸収線量mGyに対しては0.79 [mSv/mGy]、ラドン暴露量(空気中ラドン放射能濃度の時間積分値)[(kBq/m^3)×years]に対しては3.4 [mSv/((kBq/m^3)×years)]
2013-09-22 20:16:56@hyd3nekosuki twitter.com/hyd3nekosuki/s…に基づいて、ラドン&娘核種の吸入摂取による赤色等価線量の換算係数を求めてみると2.6 [mSv/((kBq/m^3)×years)] (計算式→wolframalpha.com/input/?i=0.028… )
2015-06-09 21:19:57@hyd3nekosuki ちなみに、放射性の気体Rn222およびその娘核種が体の周りを覆っている場合、その放射性雲から外部被曝を受けることになる。その場合、各核種の線量換算係数は以下のとおり→pic.twitter.com/oomNC1fGH5
2015-06-09 20:34:38@hyd3nekosuki 以上の換算係数を用いて、Rn222&娘核種が体の周りを覆っている時の外部被曝について、ラドン暴露量に対する赤色骨髄等価線量の換算係数を推定すると約0.81 [mSv/((kBq/m^3)×years)]→wolframalpha.com/input/?i=1+kBq…
2015-06-09 21:30:33@hyd3nekosuki ラドン暴露に対する赤色骨髄等価線量の換算係数について、Rn222&娘核種の①吸入摂取による内部被曝ぶん2.6と、②サブマージョンによる外部被曝ぶん0.81を足すと、2.6+0.81≒3.4
2015-06-09 21:30:52@hyd3nekosuki Kendallの評価とはラドン娘核種の平衡状態やAMADの条件が違うかもしれないが、ラドン暴露に対する赤色等価線量換算係数[mSv/((kBq/m^3)×years)]についても、3.4という値を再現できたのではないかと思う。
2015-06-09 21:31:29DCAL(Dose and Risk Calculation software)については以下参考。ただし2015/6/9時点において、DCAL Software(EXE)のダウンロードのリンクは切れてしまっている。
【アメリカ合衆国環境保護庁(USEPA)】Dose and Risk Calculation (DCAL) Software → epa.gov/rpdweb00/asses…
2011-10-17 21:51:41参考:ラドンによるET1等価線量に関連した文献「環境中のラドンレベルと被曝線量」→
http://www.nirs.go.jp/information/event/2001/program_12/pro03.htm
ET1等価線量を"預託線量"で考えるということは、確率的影響(鼻腔ガンのリスク)を考えるための指標として、捉えるべきだと私は考えています。
組織反応(確定的影響)ついて考えたければ、さらに線量率(単位時間当たりに受ける線量)まで考えた上で議論しないと有益な議論にはならないと思います。
1F事故直後の「吸入摂取」によるET1預託等価線量の見積もり
togetter.com/li/363185より、成人がFタイプ粒子(AMAD=1μm)のヨウ素131を吸入摂取してしまった場合における(1)前鼻道(ET1)等価線量、(2)甲状腺等価線量、(3)実効線量換算係数 [Sv/Bq]→ pic.twitter.com/df6DBubr2P
2014-05-06 23:19:36各列に示された値は、吸入摂取してからの経過時間(線量率を時間積分する範囲)。 例えば、"1day"の時の値が、吸入摂取してから1日経過後までに受ける積算線量で、"50 years"の時の値がいわゆる預託線量の換算係数[Sv/Bq]に相当する
2014-05-06 23:27:16