2015.6.9作成【論文 チェルノブイリ事故後の小児甲状腺がんの放射線シグネチャ:発がんにおける放射線の役割の可能性】Yurihiranumaさんのツイートまとめ

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Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

あと、ちょっと興味深いと思ったのは、橋本病でがん遺伝子変異を持つ細胞が既存の場合、PTCを発症する可能性があり、慢性的な炎症により組織のホメオスタシスが妨害された場合、自然発生のRET/PTC再配置を含む細胞が増殖する状態が生じるかもしれない、と書かれている箇所。

2019-04-11 07:25:07
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

また、電離放射線が甲状腺濾胞細胞で老化のような細胞死を誘発することが認識されており、そのような細胞死により炎症性サイトカインの分泌が促されるので、放射線誘発性の組織破壊による炎症環境が甲状腺での発がんの最初の段階を促進することが推測される。

2019-04-11 07:33:40
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

これらの情報をすべて考慮すると、チェルノブイリ事故後の小児甲状腺がんにおける放射線の役割というのは、甲状腺濾胞細胞の細胞死を誘発することによる組織破壊を引き起こすことであると提案するのが妥当である。 (要するに、細胞や組織の微小環境への影響ということですよね。)

2019-04-11 07:34:39
Yuri Hiranuma @YuriHiranuma

でも、この考えだと、小児における発がんにおける放射線被ばくの主な役割は、がん遺伝子変異の確率的な誘発ではなく、確定的な細胞死が関連していることが示唆されるが、甲状腺がんリスクが線量に比例して増加するというLNTモデルの使用に疑問を投げかけることになる、と。

2019-04-11 07:38:51