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JD-800 Piano for Kontaktまでの道のり

90年代に多数のヒット曲を生み出した名プロデューサー、TKこと小室哲哉。彼が愛用したJD-800のピアノをいつでもどこでも手軽に演奏したい… いつも私はそう思っていました。そして遂に実行に移しました…!w
音楽 楽器 KONTAKT 小室哲哉 TK
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俺++@ボカロ新曲制作中 @Includeore
JD-800のピアノをサンプリングしてKontaktに移植し、例の曲のフレーズを鳴らしてみたら良い感じに…ロングトーンのエンベロープに若干違和感があるけど、実用面で特に問題なさそう。 soundcloud.com/dee909/jd-800-… pic.twitter.com/0K7CzyXzS4
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@Includeore 演奏用のMIDIデータはこちらからお借りして、ベロシティとデュレーションを軽く調整してます。 angelfire.com/hi2/silverange…
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JD-800のピアノについて少し説明を。この通称53番ピアノはPianoAtkというオシレータ波形から成り立っていて3つのTONEレイヤーで完成します。PianoAtkはJD-990やその他幾つかのRolandのPCMシンセにも含まれているようですが確実なのは、この2機種です。
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で、サンプリングの方法ですが、ADSRやエフェクトなどの影響を受けないように本体パラメーターを操作して、ノンエフェクトのオルガンのような音に変えます。これをなるべく長めにノートオンさせてオクターブ単位で録音します。PianoAtkはサンプルレイヤー数が少ないのでこれでOKです。
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あとLFOやフィルターなどのパラメータもニュートラルに。ベロシティ127のC(ド)でノートオンさせDAWに録音します。音が割れないように音量ピークが-6dB前後になるようします。最近のオーディオIFならインプットの音質も良いので、それなりのアナログケーブル直結録音で問題ないです。
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オクターブ単位なので6個から8個程度のWAVになります。ここからが結構大変ですが、波形編集ソフトで持続部分が綺麗にループするようにループポイントを作ります。なるべく長めに、かつ0dBに近いところでノイズが出ないよう、綺麗に繋げます。ループの接続部は目と耳の両方で確認します。
俺++@ボカロ新曲制作中 @Includeore
0dBでループを繋ぐことを「ゼロクロスポイントを取る」と言います。0dBで交差するポイントと言う意味ですね。ループには必ず特徴があるので、まず目視で波形を拡大縮小して完全に一致する場所を見つけます。そのあとは目を閉じてループ再生モードで耳で聞いて、違和感がなければ成功です。
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PCM音源はおおむね、アタック部分以後はループになっていて、エンベロープジェネレータ(ADSR)でリリースを減衰させているので、ここがオルガン状、つまり棒のようになっていれば、ループポイントの特定は比較的しやすいはずです。これを録音したWAVの数だけ行います。
俺++@ボカロ新曲制作中 @Includeore
先ほどの録音前の注意点で一つ漏れが。JD-800からPianoAtkを録音するときは、TONE Aのみにして、これのパラメータをニュートラルにしていってください。パラメータに寄りますが、大体0か64か127がニュートラルです。適当に弄っても、再度パッチチェンジすれば元に戻ります。
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オクターブごとのWAVが出来たら、いよいよKontaktに入れます。既にループポイントはWAVに埋め込まれているので、各オクターブのCで鳴るようにマッピングすれば、ガキンガキンしたJDピアノがまずは演奏できます。ただしリリースはオルガン状態なので気持ち悪いはずです。
俺++@ボカロ新曲制作中 @Includeore
効果音やドラムのワンショットなどはこれで終わりなのですが、音階がつく楽器の波形をアサインした後に残っている重要な作業として、エンベローブジェネレータで減衰を付ける、というものがあります。そう、Kontakt側でピアノの音として演奏できるようにADSRを設定するのです。
俺++@ボカロ新曲制作中 @Includeore
スクショ撮ってました。まずループですがこのようになっていればほぼ大丈夫です。Kontakt内でもループを組めますが、画面が小さくて操作しづらいのでSoundForgeやWaveLab等の波形編集ソフトで処理する方が良いと思います。 pic.twitter.com/Z9vuldezjQ
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俺++@ボカロ新曲制作中 @Includeore
続いてエンベロープの設定ですが、「キンッーーーー…」というようなカーブにします。ここは自分もまだ煮詰められていないため、まだ改善の余地はあると思いっているので、この設定はベータ版といったところですね。 pic.twitter.com/jvzwK12O0K
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ここまででもかなりピアノっぽくなるのですが、JDピアノっぽくするにはまだ二手間あります。その1つめが「ベロシティの強弱に併せてフィルターが開閉する」部分です。これは下記のように設定するとそれっぽくなりますが、ここもまだベータ版です。 pic.twitter.com/CPlZr4vsIu
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もう一つの手間はパッチが完成してから行うので、ここでは最後の仕上げとして内蔵リバーブを適当にかけてしまいます。JDのリバーブはそれほど質が良くないので、Kontakt内蔵の物でも問題ないです。不要ならオフにして外部でかけましょう。 pic.twitter.com/GeWxVBemYU
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俺++@ボカロ新曲制作中 @Includeore
ここまで出来たら適当に名前を付けてパッチを保存してください。もうかなり「あ、俺TKになれるわ」ってぐらいのJD-800感が出ていますが、2つ目の手間を仕込んで完成させます。最初に説明しましたが、JD-800のTKピアノは3つのPianoAtkのレイヤーで成り立っています。
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JD-800(JD-990も含む)のMULTIモードで、パッチレイヤーのTONE A、TONE C、TONE Dをオンにすることで、あのTKピアノになります。先ほど作ったJDピアノのパッチ(nki)を複数組み合わせてこれも再現します。 pic.twitter.com/Wkwx18k0sX
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TONE A、TONE C、TONE Dの内訳ですが、メインがTONE A。TONE Dはそのオクターブ上(トランスポーズ+12)です。TONE Cはリリース部分のフィルターをさらに強くしたモーンというような音で、オフっても特に音に影響がない感じだったので再現を省略します。
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作成したJDピアノのnkiをKontaktに2つ読み込み、片方のnkiをトランスポーズ+12に設定してボリュームをほんの少し下げてください。2つのnkiの受信MIDIとオーディオ出力先は同一に。マルチを保存すればTKピアノの完成です。 pic.twitter.com/BoasZoQFn7
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JD-800ピアノの話題に追加。何か物足りない、と思ってDepa某を聴き返した所、低音域ほど左に、高音域ほど右に、という音域でステレオ定位が変わる設定がされていました。というわけで、それを模倣したパッチも別途作成しました。 soundcloud.com/dee909/jd-800-…
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音域でステレオ定位を変える設定はとても簡単。Key PositonとPanを連携させるだけです。真ん中のスライダーで、音域とステレオの広がり方の具合を設定できますが、100%だと広がりすぎるので30%ぐらいが程良いと思います。 pic.twitter.com/8mbY3J4HiT
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コメント

俺++@ボカロ新曲制作中 @Includeore 2015年6月11日
ステレオ化の方法も追加しました。
しげぱんP @lushlife_1973 2017年5月6日
またアホなこと(褒め言葉)をwww
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