講演「放射能汚染地域住民の子孫における臨床・細胞・分子遺伝学調査」
医薬基盤・健康・栄養研究所―ロシア連邦ピロゴフ名称国立研究医科大学 小児臨床科学研究所国際共同研究交流協定・第1回会議、および、日露二国間交流事業共同研究(JSPS-RFBR)第1回会議 2015年6月12日:13:00~17:00、医薬基盤研究所大会議室 から
2015-06-12 13:02:59#医薬基盤日露 病気がでるかどうか,影響があるかどうか,という議論ではなく,何がおこっているのか,病気が増えないようにするにはどうすればよいのか,そういう目的意識での実践(治療,介入,調査,研究すべてを含む)が進められているわけだ。
2015-06-12 16:00:14#医薬基盤日露 目の前で生じている影響,病気にたいして,「統計的に有意ではない」から「ない」とか「みえない」とか「問題ない」といった議論には全然なってない。
2015-06-12 16:02:33#医薬基盤日露 統計的に有意ではないくらいのたいしたことない影響とは考えず,統計的に有意になっちゃ困るというか,現実の変化をみて影響を少しでも小さくしようとしているのが,ロシアの取り組みなんだ。 そこには「健康影響」も「遺伝的影響」も「ある」と考える大前提があるわけだ。
2015-06-12 16:07:45#医薬基盤日露 放射線被曝(小児期や親世代でも)に対して,人体は反応する。アポトーシスを準備したりもする。が,適応能力に限界があると,病気が顕在化する。で,そうならないようにしようと努力しているわけだ。
2015-06-12 16:19:02坂東さん質問: 細胞外DNAの増加は,修復機能を増加させることを意味するのでしょうか? 答え(Alla Sipyagina):放射線被曝の初期について,修復能は活性化するが,継続する慢性的な被曝のもとでは修復能は下がる。また上がる。第2世代は通常レベルに近い。 #医薬基盤日露
2015-06-12 16:21:52坂東さん:第2世代は,必要がなくなったので修復能がもとに戻ったと考えてよいのか?(でよいのかな?) 答え:修復能力は身体を回復させるすべての要因ではない。第2世代はアポトーシスは高いレベルにある。 #医薬基盤日露
2015-06-12 16:23:59