日本のアマチュアミステリ作家が中国のミステリ雑誌で先行デビュー
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「青少年文学 推理世界」11月号が発売されてたので買ってきて。表紙を見てなんだか見覚えがある作家名の作品名があるなあ(中国人作家のものでなく)、と思っていたら、これか!と。 amazon.co.jp/%E8%90%BD%E6%B… (つづく)
2014-10-14 21:13:57(つづき)短編終わった次のページに「推理新星」コーナーがあり、そこに自己紹介及び写真、略歴があってどういう経緯で投稿に至ったのか、が書かれておりました。最近中国ミステリ紹介に活躍しているいなむらさんの暗躍が発端で投稿に至った、ということで。経緯はうすうす聞いていたのでああ、と。
2014-10-14 21:25:51情報出していいものか解らなかったのですが、名無しのオプさんのツイートで当該雑誌が発売されているようなのでちょっとした自慢を。 7月に刊行した短編「落涙と怪物」が、中国の推理小説誌「推理世界」に掲載されました!
2014-10-14 22:25:08「推理世界」誌には、初採用の投稿者の自己紹介ページがあり、そこでも書かせてもらったのですが、サークルの先輩である稲村文吾さんから水天一色先生の「おれみたいな奴が」の私訳版を読ませていただいたのが、現代中国のミステリを知るきっかけでした。
2014-10-14 22:41:40正直、それまでは「日本以外の国では最近は、警察小説やサスペンスは良いのあってもミステリっぽいミステリってあんま書かれてないんでしょ」みたいな認識だったので、「こんな端正でクラシカルなミステリ短編を書いている人と読んで楽しんでる人がいるのか中国!」とすごく興奮したわけです。
2014-10-14 22:44:00「中国にはきっと私の好きなミステリを気に入ってくれる人がいる!」という勝手な思い込みから目指した投稿。ご協力くださった阿井幸作先生と翻訳を快諾してくださった張舟先生、そして中国ミステリを教えてもらった稲村先輩に感謝です! 向こうのミステリファンの人たちに喜んでもらえると良いなぁ…
2014-10-14 23:05:31そうだ、私たち日本の読者にはあまり馴染みがないかもなので、「推理世界」誌の紹介を。 同誌は、2006年に創刊されたミステリ誌「歳月推理」の若い読者向けの姉妹誌(当初のメフィストとファウストの関係に近いのかな?)で、海外ミステリの紹介や作品公募もあり、かなり元気な雑誌のようです!
2014-10-14 22:57:56ところで、『落涙と怪物』の被害者は人気者で学祭の「ミスター古湊高校」にも選ばれた…って設定なんですが、こういう「ミスター」みたいなのを決めるイベントは中国にはないそうですね。 でも、私たち日本のミステリファンもそういうリア充の愉快な感じとは縁遠い人生を送ってるから大丈夫だよね!!
2014-10-14 23:16:01白樺さんの作品が翻訳掲載された『推理世界A』2014年11月号 pic.twitter.com/egyt9IvVl5
2015-06-13 08:41:42白樺さんが現代中国ミステリを知るきっかけとなった作品として挙げている短編「おれみたいな奴が」は『現代華文推理系列 第一集』(2014年10月、稲村文吾[ @inmrbng ]訳)に収録。(単品でも購入可能)
[【随時更新】翻訳ミステリー最新インフォメーション]中国語短篇ミステリが電子書籍で出版!(執筆者・稲村文吾) d.hatena.ne.jp/honyakumystery…
2014-10-01 09:00:52- こちらのページ(中国語ミステリ邦訳・電子書籍化計画「現代華文推理系列」)から冒頭のサンプルなどが読めます。
続いて2015年3月、関原遼平さんの短編が『歳月・推理』誌に翻訳掲載される
というわけで、ぱずるさん @ashitahaame の作品(邦題『白い僧院は改装されない』)が「歳月・推理」誌に掲載されました! 私が載せていただいたのは姉妹誌の「推理世界」の方なので、「推理」誌にとっては初の日本人寄稿者になったはずです!
2015-03-28 10:44:05- 正確な邦題は「白い僧院は改『築』されない」。2015年6月現在、日本語版を読む方法はないが、なんらかの形(同人誌などへの掲載)で公開するかもしれないとのこと。
@ashitahaame @kasumishirakaba 自分のサイトにお二人の紹介文を掲載しました。(douban.com/note/491077097/)中国ミステリファン向けのため、中国語になっていますが、自己紹介の日本語原文を後ろに付けています。次作の掲載を期待しております!
2015-03-28 12:15:36- 張舟(ちょうしゅう)氏( @zhtfan )は麻耶雄嵩『翼ある闇』『隻眼の少女』、三津田信三『首無の如き祟るもの』『水魑の如き沈むもの』などの中国語訳者で、白樺さんの作品を翻訳した。関原さんの作品は綾辻行人『Another エピソードS』などの中国語訳者である王瑋(おうい)氏が翻訳し、張舟氏は「監訳」のような役割を務めた。(作品タイトルをクリックすると、中国amazonの書籍紹介ページが開きます)
白樺香澄さんと関原遼平さんが中心となった同人誌『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドブック』(2014年12月末発売)
『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドブック』風狂殺人倶楽部・編 ワセダミステリクラブ有志による現代中国語圏ミステリガイド誌! 華文ミステリ徹底レビューと、早稲田大学で開かれた「現代中国・台湾ミステリを知ろう!」座談会の模様を収録。 pic.twitter.com/EnhhYs9DCN
2014-12-16 00:11:15ってわけで現在製作中の『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドブック』の内容をご紹介! 特集企画は「現代中国・台湾ミステリを知ろう!」座談会。初邦訳四短編収録の作品集『現代華文推理系列』urx2.nu/ffAp を課題本に大いに語ります!
2014-12-16 00:11:43『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドブック』紹介その2! ぱずるさん@ashitahaameによる、邦訳が入手可能な長短編ほぼ全ての華文ミステリを網羅したブックレビューと、白樺香澄による中国ミステリトリビュート『御手洗熊猫流殺人事件』も収録予定!※怒られたら載りません
2014-12-16 00:12:342015年5月4日の文学フリマ(東京)では紙版の『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドブック』が頒布された(目次リンク)
【宣伝9】続いて、これもKindleで好評を博しております『現代中国・台湾ミステリビギナーズガイドブック』amazon.co.jp/dp/B00RIYFI30/ 印刷版の紹介です。ボーナストラックとして、早世した伝説の華文ミステリ作家・羅修の「Wの喜劇」を特別収録! #bunfree
2015-04-19 18:32:55羅修(らしゅう、ルオシュウ)は一時ネットを中心に盛り上がった「80後」世代のミステリ創作を先導した一人。「国名シリーズ」を書く程のエラリー・クイーンフリークでもありました。紙幅の都合もあり今回翻訳した「Wの喜劇」はパロディ調の軽い作品ですが、彼の実力は十分に伺えるものと思います。
2015-04-19 22:58:39