平和安全法制に関するKOZUKA先生とSUNAHARA先生の対話

そういうことで。
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Yosuke SUNAHARA @sunaharay

神戸大学法学研究科教授(行政学) Kobe University Professor of Public Administration 専門は政治学、行政学、地方自治。近著に『領域を超えない民主主義-地方政治における競争と民意』(東京大学出版会)。

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Yosuke SUNAHARA @sunaharay

細谷雄一先生のコメント / 平和安全法制関連法案が合憲である理由 blog.livedoor.jp/hosoyayuichi/a…

2015-06-16 12:39:00
Masahiro Kozuka @Masahiro_Kozuka

PhD/LLD in Tax Law, Young Top Researcher. 非匿名でのご連絡はDMへ、匿名での質問は peing.net/ja/masa_koz?ev… へお願いします。

Masahiro Kozuka @Masahiro_Kozuka

しかし、ここまで明確に擁護できるのだとすれば、それを法制局が(昨年の閣議決定時に)取らなかったのが解せないのですが。なんか無理やりがあるのではないかと。素人発想ではありますけども。 twitter.com/sunaharay/stat…

2015-06-16 22:18:42
Yosuke SUNAHARA @sunaharay

@masa_koz 細谷先生のコメントを読む限りだと、少なくとも81年解釈とは齟齬があるからじゃないですか?「集団的自衛権が幅を持った概念である」という理解が直近の法制局の理解と違うなら、それほど明確に擁護しなくても不思議じゃないように思いますが。長官も代わった直後ですし。

2015-06-16 23:02:01
Masahiro Kozuka @Masahiro_Kozuka

@sunaharay なるほど,81年解釈は論理的な間違いであると正面から批判はできないので,安全保障環境の変化という理由にした,と。説得的かは,昭和35年答弁の「色々な」に今般の閣議決定で認めたものを想定していたかどうか,に係る感じですかね。私には判断つきませんが…

2015-06-16 23:32:02
Yosuke SUNAHARA @sunaharay

@masa_koz いや環境変化は必要条件でしょう。そのうえで、採るべきとする行動の範囲がこれまでの「個別的自衛権」の枠内にうまく収まらなくなったってことではないですか?(あんま自信ないですが) はみ出たところが法制局的な「集団的自衛権」とも微妙に違って、解釈変更が必要になると。

2015-06-16 23:44:47
Yosuke SUNAHARA @sunaharay

@masa_koz 細谷先生のコメントや安保法制懇などの議論だと、「個別的自衛権」を超えたものが全て法制局の考える「集団的自衛権」というわけではなくて、その隙間を埋めるために(9条の解釈というより)集団的自衛権を定義しなおす必要が出てきたということかという感じで理解してます。

2015-06-16 23:52:07
Yosuke SUNAHARA @sunaharay

@masa_koz ややこしくなってるのは、現政権が憲法改正の方から入ろうとしたからじゃないですかね。方針転換して漸進的な感じになったのに、「集団的自衛権」という言葉は残ってしまったと。あと60年答弁との関係はわかりません。これは環境が違う、という話になるんじゃないでしょうか。

2015-06-16 23:55:29
Masahiro Kozuka @Masahiro_Kozuka

@sunaharay なるほど。9条が禁止している「集団的自衛権」の範囲を変えるという最低限の解釈変更を,安全保障環境の激変という必要性があって行ったもの,それは憲法の番人である法制局の役割として適切なもの,という主張なわけですね。

2015-06-16 23:57:34
Masahiro Kozuka @Masahiro_Kozuka

@sunaharay 確かに,自衛権という言葉で通せばそれで済んだのではないか,という気はしますね。「集団的自衛権」=「外国まで出て行って戦争をする」という定義を維持して,そうでない「個別的自衛権」の範囲に含めるかたちで今回の「集団的自衛権」に入るようにしておけば済んだはず,と。

2015-06-17 00:00:09
Yosuke SUNAHARA @sunaharay

@masa_koz いや、法制局が定義してきた「集団的自衛権」とは別の/幅広い<集団的自衛権>があって、それは9条が禁止していない、ということじゃないですかね。正確なところは自信ないですが。

2015-06-17 00:01:29
Yosuke SUNAHARA @sunaharay

@masa_koz まあそういう印象は持ちますが、やっぱり複数の国が絡むようになるとそういうわけにもいかないんじゃないですかね。その手のオペレーションが複雑化してる、ってのも60年ころとの環境の違いだと思います。

2015-06-17 00:03:03
Masahiro Kozuka @Masahiro_Kozuka

@sunaharay 細谷先生のブログだけをみると,81年解釈も実は「外国まで行って武力を行使する」という意味で集団的自衛権という言葉を使ってきました,という解釈を閣議決定すればよかったようにも思えますが,それ以降の答弁に個別的自衛権以外の,という定義的なものがあるのですかね?

2015-06-17 00:09:20
Masahiro Kozuka @Masahiro_Kozuka

@sunaharay まぁ,外国に集団的自衛権を行使する(した)と説明しつつ,国内法上は行使していません,というのが極めてアレなのはご指摘の通りかと思いますが。

2015-06-17 00:10:41
Yosuke SUNAHARA @sunaharay

@masa_koz 「中核である「外国まで行って武力を行使する」ことについて、それを中核ではなく、それが唯一の集団的自衛権の行使であると断定してしまった」とあるので、少なくともそれを前提にすると、他国と連携して(集団で)動くのは難しくなるんじゃないですかね。

2015-06-17 00:14:47
Masahiro Kozuka @Masahiro_Kozuka

@sunaharay 81年解釈は実は従前と解釈を変えておらず,というか,「外国まで行って武力を行使する」を集団的自衛権と言い変えた,その結果,それ以外の部分に国際法上の集団的自衛権が入ることになった,という解釈を新たに示す途はなかったのかなぁ,と。

2015-06-17 00:23:21
Yosuke SUNAHARA @sunaharay

@masa_koz 個別的自衛権でも集団的自衛権でもないなにか新しい概念を発明する、ってことですかねえ…。

2015-06-17 00:28:53
Masahiro Kozuka @Masahiro_Kozuka

@sunaharay まぁ,どう頑張っても筋が悪いのは間違いないので,行われなかった仮のことを考えても仕方ないですね(^_^;) ←税法の条文解釈でこういう屁理屈をよく考える悪い奴ですw

2015-06-17 00:34:04