きっかけは「屋根の上の鴨」と「崖の上のポ◯ョ」
そして唐突に始まるイカ兄貴の物語 (最終章)
お好み焼きの上のぼくら
──最終章 イカ兄貴との別れ──
「俺がちゃんとしていれば、あの時イカ兄貴を一人で行かせなかったら!」 「オマエのせいじゃねえアオノリ。誰にもオマエのせいとは言わせねぇ。イカの野郎が、アイツが全部悪いんだ。」 「でも、イカ兄貴は!イカ兄貴は!」
2015-06-21 02:33:29「あーあーテステス。これ入ってるのかな?えーこの度ヤキソバ君と俺の妹みたいな存在である豚コマが一緒になるって事で正直アニキ的存在の俺としては嬉しい反面淋しいつーか、 あー、ダメだな結婚式って?こういうシミったれた事言っちゃいけねぇよなイカンイカン。イカだけになーんつってな」
2015-06-21 02:35:50「マジメにやらねえとなー。俺にとって豚コマはどれだけ大事だったかってのをヤキソバ君に言っておかなきゃイケネェ。 いまこうやってヤマイモさん達の仕事仲間つーか、一緒にお好み焼き生地に乗っていられるのは 他でもネェ、豚コマのおかげなんだ。」
2015-06-21 02:37:24「俺も昔はさ、ヤンチャしたっていうか、好き放題の人生を送ってきた。 もともとイカ玉っていう、お好み焼きの1ジャンルでありながら、 俺がお好み焼きの中に入っていたら、イカ焼きじゃねえのかってさw 腐ってた時期があったんだよ。」
2015-06-21 02:38:00「でな、お好み焼きなんて、団体競技みたいな料理に付き合ってられねえってさ こっそり抜け出そうとしたんだよ。このコナモン町から そん時な、コイツつーか、豚コマがさ、俺の事ギュって握って離さなかったんだよ。 こんな風に、ギューってよ。」
2015-06-21 02:38:49「んで、こういうんだよ。お兄ちゃんが居なくなったら、コナモン町のメニューのレパートリーが減っちゃうって。 お好み焼きがイカ焼きって間違われるのがイヤなら、ヤキソバと一緒にイカヤキソバになればみんなも文句言わないって…さ。」
2015-06-21 02:39:39「俺さ。あの時涙でちまったんだよね。 俺、こんな小さな子に心配させて、こんな小さな子に慰められて。 何やってるんだろう俺はって。」
2015-06-21 02:40:06「まあ、上手く言えねえが、こんな大事な子つーか、 血は繋がっちゃいないが、俺には一番大事な妹だ。 だから、できるだけでいいから、コイツを泣かしたり心配させないでやってくれ。 な、ヤキソバ君アンタが今日から…今日から…」
2015-06-21 02:41:40「かぁーうーん、くどいか?コレくどいかな?もうちょっと纏めないと無理だなー やっぱり結婚式の言葉ってのは難しいわ。やめやめ、今日はもうヤメだー。ピッ」 みたいな
2015-06-21 02:42:15➖完➖