《原発事故発生で失墜した「権威」の代わりは、知識と教養をコストにして、各々が作る》

自己ツイートをまとめました。 最後のツイートで書いたデタラメを語ったのは、山下俊一氏です。まだ、大学の教員を続けてるらしいですね。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

原発事故発生から、4年3ヶ月以上経過。 現在、日本の多くの人々が、何か健康被害が発生していないのかどうか、 真剣に知りたくなっている。 おそらく、求められているのは「正しい事実」とか「本当のこと」なのだと思うが。 事実や真実であることを保証する権威が、この国には、現在存在しない。

2015-06-21 21:12:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

真実や事実であることを保証して、なおかつ、国民の圧倒的多数がその保証を信頼できるような権威が、現在の日本には存在しない。 となれば、国民が頼るべきは、国民自身が身につけてきた知識や判断力なのだろうが。 知識や判断を、全面的に権威に任せて責任逃れしてきた人には、その能力がない。

2015-06-21 21:15:14
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「誰か、本当のことを教えてくれ」という、権威任せの姿勢自体が、 私の感覚では、非民主主義的なのだけれど。 判断を権威任せにして、いわゆる「日常生活」だけで「手一杯だ」と言ってきた日本国民の多数にとっては、 任せるべき権威をカネで外部に確保してきたのが、「戦後民主主義」だった。

2015-06-21 21:18:14
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

カネで確保してきた外部の権威は、 当然、もっと多額のカネを約束してくれる他の存在があれば、 多額のカネを約束する存在に有利な判断をするようになる。 別に、悪意や恣意は必要ない。 権威を、いつの間にか、カネをくれる人のいう事に逆らえない構造の中に引きずり込んでしまえば良いのだ。

2015-06-21 21:20:55
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

頻繁に言われることだが、カネに色はついていない。 カネには名前も書かれていない。 直接カネを渡してくれる組織に対して、 カネを出す人が変わっていても、 カネを出す人が偏っていても、 権威となるべき人や組織が変化に気づくのは、 相当時間が経過し、相当の金額を受け取った後だ。

2015-06-21 21:29:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

何度かの経済変動や周期が過ぎた後では、 これまで散々カネを受け取った「権威」は、 出資者の意に反する主張を続けることは出来なくなっていた。 科学者も、地上波テレビ局も、全国新聞社も、原発立地地元の地方新聞社も。 (私の認識では、東京新聞や北海道新聞は中間規模の「ブロック紙」だ)

2015-06-21 21:35:40
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

東京電力の原発が複数機、過酷事故を同時に起こしたことの意味を、 「権威」になるべき「専門家」も、「専門家」を起用したテレビ局や新聞社も、 適切に説明できなかった。 今起きていることを説明できないだけでなく、説明が近い将来間違いであると判明した時も、適応できなかった。

2015-06-21 21:42:08
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

テレビや新聞に出てきて原発事故を説明する「科学者」が、 東電原発事故の今後に対して、 「見通し」を語ってその「見通し」がはずれ、 「困難な未来」を語って、その未来が「困難」どころか「不可能」である事が判明するに至って、 「科学者」とそれを起用したメディアの権威は失墜した。

2015-06-21 21:45:45
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

権威を作り上げるには、 メディアに頻繁に登場させ、その発言を持ち上げれば良いので、 カネでも何とかなる。 しかし、予想や予測を行った「権威」は、 その予想や予測が外れると失墜する。 分かり安すぎる例を出すと、建屋の爆発を「爆破弁」と表現した人だ。

2015-06-21 21:52:10
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今や、東電が起こした原発事故の影響が5年で終わらないことは誰の目にも明らかだし、 10年でも終わらないだろうとは、東日本に住んでいる人たちは、肌で感じているだろう。 2020年までに、原発事故の影響を完全に封印できるなどとは、誰も思えない。 しかし、新聞社もテレビ局も報道できない

2015-06-21 21:54:48
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

一旦失墜した権威を頼ることは、 いかに他人任せが好きな人であっても、 簡単に出来ることではない。 代わりに別な存在を権威として持ち出そうとしても、 失墜した権威と同じことしか語れないとすれば、依頼心を得ることは出来ない。 困ったことに、出資者が語ってほしいのは、同じことなのに。

2015-06-21 21:58:25
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今、日本の一般国民が頼る事が可能なのは、 敗戦後の日本が、占領軍の誘導もあって全国民に制度として課した 基礎的な、一般教養だ。 もうちょっと分かりやすく言うと、義務教育の学習内容だ。 それが邪魔だから、安倍晋三氏らは、ずっと教育内容に介入してきたのだが。

2015-06-21 22:03:59
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

国民各自が、義務教育で身に着けた内容を駆使し、各自で考え、メディアが作り上げた権威に頼らずに、判断する。 それが、民主主義社会を維持するために、社会の構成員が支払うべきコストだ。 納税して終わり、選挙で投票して終わり、ではない。 必要なことは、各自が調べて判断するのだ。

2015-06-21 22:19:29
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

判断して出した答えは、立場や状況で異なるだろう。 だけど、その答えを出すための手間や労苦は、権威任せにした場合とは異なる責任感と参加意識を、構成者にもたらすはずだ。 「1ミリシーベルトの被曝で、遺伝子が1本壊れる」などというデタラメを「権威」に語らせて放置しては、いけない。

2015-06-21 22:23:41