- karitoshi2011
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1【討議の欠如】4/5森口 @y_morigucci 研究室で話し合った際のもう一つの話題。放射線健康影響問題では自由な発言はできにくい。他方、権威をもった医学者は強い権限をもって政治力を行使する。権威ある専門家とそうでない研究者に極端な隔たりがあり、意見を言えない空気。
2013-04-07 10:24:252【討議の欠如】3.11以後、多くの医学者・医師と話し合った。県民健康管理調査に疑問をもっている医師は少なくない。それなりに情報提供に貢献して下さる方も多く、力になっている。だが医学者参加の討議の場でそれを正面から問題にしている?これは文系のあり方とはだいぶ異なる。
2013-04-07 10:24:463【討議の欠如】たとえば放射線影響で甲状腺がんが出るのかどうか疑われるとき、その状況にどう対処すべきか、ツイッター上ではかなり突っ込んだ議論がなされてる。だが異なる医学者・医師が公共の場で異なる意見を戦わせる機会は、未だにもたれていない。科学への不信の大きな要因だ。
2013-04-07 10:25:114【討議の欠如】ツイッター上でもフラストレーションが募る。どうしてこうなるのか。考えられる理由。1)原発事故の健康被害ではこれまでも情報隠ぺいが続き閉鎖的な専門家集団が形作られてきた。これについては、拙著『つくられた放射線「安全」論』で論じた。原爆被害の隠ぺい以来の歴史がある。
2013-04-07 10:25:355【討議の欠如】2)医学界の権威主義。ツイッター上では医師・医学者はなかなか本名で出てこない。これは理系の中でも医学界ではなはだしいのでは?誰か分かると本人はつらい立場に置かれることが予想される?特定領域の専門家が強い権威をもっていると外からはから口は出せないという「空気」。
2013-04-07 10:25:536【討議の欠如】3)医療や研究の倫理や社会的意義について、人文社会系からのアプローチの弱さ。放射線の健康影響問題について、哲学者・倫理学者や社会学者がどれほどの有効な発言をしてきたか?私自身、科学技術社会論の研究者との交流により助けられたが、その輪は狭いと感じている。
2013-04-07 10:26:147【討議の欠如】これは科学者、研究者が改善に努めなくてはいけない事。3.11以後、いくつもの試みが開始されている。多発的にさまざまな試みが進められていくことで、やがて制度的な変革にもつなげられる?ツイッター上での討議もそうした改善に貢献しうると思うし、事実そうなっているかと。
2013-04-07 10:27:248【討議の欠如】県民健康管理調査では、a)検討委員会が設けられ、討議の場とされる形は作られた。公共的な討議が必要だという考えは無視できないのだ。しかし、これはまったく適切に機能しなかった。「秘密会」問題で知られるとおり。http://t.co/ltKvrJUFfm
2013-04-07 10:38:18【問い直される福島県県民健康管理調査⑫】
9【討議の欠如】b)検討委員会が信頼失墜したのを受けて、「東京電力福島第一原子力発電所事故による住民の健康管理のあり方に関する検討チーム」が設けられたがこれもひどい失望を招くものだった。http://t.co/EMOXSa1JKI 権限を与えられ者(科学者、官僚、政治家)の無自覚
2013-04-07 10:38:59【問い直される県民健康管理調査⑰】
10【討議の欠如】日本学術会議第1部「福島原発災害後の科学と社会のあり方を問う分科会」ではこの問題を討議してきている。http://t.co/qpdaumulzf 2014年秋をめどに何とか制度変革につながる提言に至りたい。
2013-04-07 10:41:48平成24年5月25日現在
「第一部 福島原発災害後の科学と社会のあり方を問う分科会 」名簿