【劇場版ネタバレ注意】ラブライブと大乗仏教の関係性について

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ラブライブでいつからかは覚えてないんだけど穂乃果が犬を飼い始めたよね。あの犬を通して花田は山川草木悉皆成仏(人間以外のあらゆる存在も仏性を持っているということ)を示したかったんじゃないか

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原始仏教における釈尊の考え方もどちらかというと最初は大乗的というか皆が慈悲と知慧を獲得するという考え方だったんだけど、教えが広まり出家僧が増えるにつれて悟りを開けないものや戒律を犯す者が現れ始め、仕方なく戒律が厳格化されたという歴史がある

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@Espyzfof アイカツが一貫して善意の世界を描いているのは、そのような原始仏教と同じ鉄を踏まないという意識の現れなのかもしれない。善意によって戒律の厳格化や小乗化を回避しているといえる

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@Espyzfof この戒律の厳格化っていう動きを釈尊の死後に色濃く受け継いだのが上座部仏教(部派仏教)

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アイカツで描かれるアイドルはラブライブのそれよりもどこか特権的な印象が強いとは前々から思ってたんだけど、要するにそういうことだったのか

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無上の知慧=空=「昨日まであったものが今日、明日もある」という有に囚われた考えを打ち破る。 その後に偏空(=空の考え方に囚われること)を断ち切る それによって真空妙有の立場に至る

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これ、ラブライブに擦り合わせて都合よく解釈してるだろって思われるかもしれないけど、仏教の部分はそのまま書いてます

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般若経=「空」「中」の考え方 法華経=釈尊の背後にある「永遠の仏」 無量寿経=無限と有限二つの側面を持つ「阿弥陀仏」

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未来の穂乃果が未来視できるような描写も阿弥陀仏の無限性の片鱗だった？

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大日経の胎蔵曼荼羅は胎蔵(=母のお腹の中)にあらゆる物が内包されており、それが大日如来の慈悲の世界であるという風に例えている。ママライブっていうフレーズを態々取り上げたことに関係しているかもしれない pic.twitter.com/Yc5hUnuBhS

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ほのかな予感から始まり胎蔵曼荼羅に至った

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ラブライブを説明するための最低限の仏教知識は仕入れられたかな。有意義だった

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アイカツは戒律の厳格化を避けてるとは言ったけどやっぱ根幹は上座部なんだよね。各地にアイドル学校という限定的な施設があってそこでアイドル候補生達が鍛錬して育っていくっていうのは、僧院の中で釈迦の説法を深く読み込み論蔵を組み上げることで正道に至らんとする上座部の考え方に近い

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大乗仏教は出家僧と在家僧の中間的立ち位置の人達が釈尊の仏舎利を奉る仏舎利塔に根付いて仏の偉大さを伝えていた事が発端となったと言われていて、これはメディアで活躍するアイドル達とそれを茶の間で楽しむ一般の人たちの中間に位置するスクールアイドルと非常に似通っている

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というわけでその内上座部の勉強もしないとなーと思ってる。だって崖を登らないとアイドルじゃないとまで言ってるんだぜ？ 上座部だろ

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そういや大乗仏教では三諦と呼ばれる3つの真理、縁起により一定の有ということはなく無常であるという「空」と、そういった物の表層的、一時的な有り方を捉える「仮」を踏まえて、あらゆる物に偏らない在り方「中」という物があるんだけど、これは「変化し続ける」という形でラブライブで扱われてる

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劇中で凛が「この町は秋葉に似てる」と言ったのが最たるもので、秋葉もNYも地名だけどそれは町並みや人々またはそれらの営みであったり「空」の観点に立つことで無常な捉え方ができる。そしてあの時μ'sが見た夜景、これは「仮」。これら2つを踏まえての「中」からの結論だったと言えるのでは