ニンジャスレイヤー二次創作【クイーンビー・ダイビング・トゥ・ペイルファイア】後編 (原文のみ)

(これまでのあらすじ:メジャーアントと別れ、アカネとともにコケシマートへ向かったキサキ。そこへ謎めいたニンジャ、メドゥーサとマッドハニーが襲撃をかけてきたのだ!) こちらは原文のみです。実況付きはこちら→ http://togetter.com/li/838113
1
前へ 1 2 ・・ 5 次へ
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「「イヤーッ!」」フェネクスの放ったフェザー・スリケンとメドゥーサのクナイ・ダートが衝突、相殺!「チィーッ」カトン・ウィングを羽ばたかせ、フェネクスは舌打ちする。フーリンカザンはこちらにあるものの、決定打が与えられぬ!「そんなんじゃダーメ!カラテしましょうよ」23 #4215tk

2015-06-22 22:12:10
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

くねくねとした奇妙な動きで挑発するメドゥーサ。しかしフェネクスがそれに乗ることはない。先ほど交わしたカラテでわかる。ワン・インチ距離の攻防では、明らかに向こうに分がある。「イヤーッ!」再びフェザー・スリケン投擲!「またそれェ?イヤーッ!」メドゥーサが側転回避!24 #4215tk

2015-06-22 22:15:09
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

メドゥーサはそのまま連続側転し「イヤーッ!」壁を蹴りトライアングル・リープ!中途半端に拳を握った奇妙なカラテで掴みかかる!「イヤーッ!」フェネクスは飛翔し回避「ンアーッ!?」否!その脚に激痛が走る!「アーハハ!ひっかかった!」髪を逆立てたメドゥーサが哄笑!25 #4215tk

2015-06-22 22:18:12
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

渦を巻いた彼女の髪はフェネクスの足首に巻きつき、その先端が……おお、ナムアミダブツ!鋭い牙で噛みついている!いつの間にかメドゥーサの髪は蛇へと変じていたのだ!コワイ!「イヤーッ!」「ンアーッ!」メドゥーサは頭を振ると、フェネクスを真下へと投げつける!26 #4215tk

2015-06-22 22:21:04
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

フェネクスはかろうじて空中で姿勢制御し、ウケミを取らんとした。落ちてくるメドゥーサと目が合う。蛇めいた虹彩をした瞳と。「カナシバリ・ジツ!イヤーッ!」その瞳が鈍い光を放つ!「ンアーッ!?」ニューロンに衝撃。フェネクスが墜落する。彼女はもがき、逃れようとした。27 #4215tk

2015-06-22 22:24:04
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

しかし足が動かぬ。「これは……!」フェネクスは驚愕した。あの蛇に噛まれた傷を中心に、皮膚が石めいて硬化しつつある。「なかなか味わう機会がないでしょ?その感覚」間近に降り立ったメドゥーサがザンシンし、笑いかけた。その髪は神話存在めいて蛇の群れと化している。28 #4215tk

2015-06-22 22:27:10
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「い、イヤーッ!」フェネクスは無理に身を捻り、自由な片足でケリを繰り出す!しかしメドゥーサはこれをわずかな動きで回避。逆に蛇にヘンゲした髪を絡みつかせ「カメ!」「ンアーッ!」再び毒牙!「あなたみたいな負けん気の強い子、好きよ」肩を竦め、顔を覗き込む。29 #4215tk

2015-06-22 22:30:14
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

その瞳が妖しく輝く!ナムサン、カナシバリ・ジツ!「ンアーッ!」フェネクスは悲鳴をあげた。また足が石化、もはや身動きがとれぬ!「アハッ」うっとりと笑ったメドゥーサが、髪蛇でフェネクスの腕を縛り上げ、立ち上がらせる。「アー、イイ。こうすると、遥かにいいの」30 #4215tk

2015-06-22 22:33:09
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

悔しげに睨むフェネクスを、メドゥーサが覗き込む。「別に抵抗してもいいのよ?そうしたら腕も石に変えてあげる。もちろん抵抗しなくてもいいわ。そうしたら……ゆっくり楽しめるものね?」笑いかけたその手がフェネクスの豊満なバストに伸び、寸前で止まった。「イヤーッ!?」31 #4215tk

2015-06-22 22:36:34
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

メドゥーサはフェネクスを解放し咄嗟に後方へ飛び退く!それと入れ違いに、床から飛び出す影が一つ!「アー……悪いね、メドゥーサ。邪魔しちゃってさ」片腕でクイーンビーを抱えたマッドハニーが、困ったように笑う。「少し落ち着いて話そうってさ、この子が」32 #4215tk

2015-06-22 22:39:16
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

悔しげに睨むフェネクスを、メドゥーサが覗き込む。「別に抵抗してもいいのよ?そうしたら腕も石に変えてあげる。もちろん抵抗しなくてもいいわ。そうしたら……ゆっくり楽しめるものね?」笑いかけたその手が、フェネクスの豊満なバストに伸び、寸前で止まった。「イヤーッ!?」31 #4215tk

2015-06-23 21:02:39
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

メドゥーサはフェネクスを解放し咄嗟に後方へ飛び退く!それと入れ違いに、床から飛び出す影が一つ!「アー……悪いね、メドゥーサ。邪魔しちゃってさ」片腕でクイーンビーを抱えたマッドハニーが、困ったように笑う。「少し落ち着いて話そうってさ、この子が」32 #4215tk

2015-06-23 21:04:12
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「アーッ、モーッ!」メドゥーサが地団駄を踏む。「いくら姉さんでも今のはヒドイすぎる!ナンデ!?いいとこだったのに!」「わかる。わかる。やめどきをつけさせにくかったからねぇー」のらりくらりとマッドハニー。その腕の中に抱かれたクイーンビーが、眉間にしわを寄せた。33 #4215tk

2015-06-23 21:06:17
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「もしかして、コトが始まるまで潜ってるつもりだったの」「エ?アー、イヤ、まさか。そんなことはない」マッドハニーが慌てたように答える。その視線はバイオ金魚めいで泳いでいた。「でも姉としては妹のファックを邪魔するのも憚られるし……」「フーン」キサキの目は冷たい。34 #4215tk

2015-06-23 21:09:17
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「と、とにかく!お友達はまだ爆発四散してないみたいだ!よかったね」「見る限り、ちっともよくは見えないよ!……あと、そろそろ離してくれる?」「アッハイ」マッドハニーが力を緩めた。抜け出したクイーンビーは倒れるフェネクスの元へと急ぐ!「アカネ=サン!大丈夫!?」35 #4215tk

2015-06-23 21:12:30
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「……キサキ=サン。無事でよかった」アカネが笑みを浮かべる。無理やり痛みを隠すかのように。「カッコ悪いとこ見せちゃったな」「そんなこと言ってる場合じゃない!」叱責し、キサキは石めいて硬化したアカネの足におそるおそる手を当てる。「ど、どうすればいいの、これ?」36 #4215tk

2015-06-23 21:15:14
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「さあ。あいつらならわかるかもだけど」アカネがキサキの肩越しにニンジャの姉妹たちを見やる。「姉さんってば、らしくないわ。どうしたのよ?あんな小娘にイかれちゃったわけ?」「バカ、近くで見てみろって!スゴイから!」彼女らは何やら言い争いを始めたようだ。37 #4215tk

2015-06-23 21:18:35
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「……キサキ=サン、どうやってあいつを、なんだ、手懐けたの?」「ウェー……」キサキは口ごもる。なんと説明すればいいものか。背後では焦れったそうにマッドハニーが力説している。「とにかく、一緒にネンゴロすれば魅力がわかるって。さっきそういう話に決まったんだ!」38 #4215tk

2015-06-23 21:21:07
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「アイエッ!?」思わぬ発言にキサキが咽せる!(違う!そんなこと言ってない!)驚愕で極限まで目を見開いてこちらを凝視するアカネに勢いよく首を横に振ってみせてから「イヤーッ!」「グワーッ!?」振り向きざまにマッドハニーへハイキックを叩き込んだ!39 #4215tk

2015-06-23 21:24:33
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

「ちょっと!人の姉に何してくれてんのさ小娘!」メドゥーサが柳眉を逆立てる!「アー……びっくりした。どうしたの、クイーンビー=サン」対するマッドハニーは暢気なものだ。軽く側頭部をさすっている。クイーンビーのカラテでは、所詮その程度の痛みでしかないらしい。40 #4215tk

2015-06-23 21:27:26
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

マッドハニーを一睨みしてから、クイーンビーはその横を素通りしてメドゥーサへ歩み寄る。「な、なにさ。やるっての?」ソウル由来のコブラ・カラテを構えたメドゥーサを前にしても、クイーンビーの歩みは止まらない。彼女はカラテを構えすらしない。必要がないからだ。41 #4215tk

2015-06-23 21:30:26
鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

対するメドゥーサは不可解なプレッシャーを感じていた。あのニンジャは弱い。はっきりとそう断言できる。しかし何故?何故ああも無防備にこちらに歩み寄れる?カラテ・パンチの一発でも食らわせてやればそれで終わりだ。何故手が出せない。何故……自分は相手から目を離せない?42 #4215tk

2015-06-23 21:34:20
前へ 1 2 ・・ 5 次へ