セルビア人監督が活躍するのは歴史的に俯瞰すると必然な気がしてくる

UG & The Revolution @soccerugfilez

先日、某ライター達との歓談ででた「日本人はセルビア人の凄さと恐ろしさを理解していない。彼らは歴史的な戦闘民族。ポポビッチやピクシーなどなど優秀な監督が排出されるのは歴史的に見ると必然。」って話を文章化しておく

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セルビアの戦闘での異次元のエピソードは枚挙に暇がないが、有名どころだけでも、ヨーロッパが200年近く負け続けたオスマン・トルコの皇帝の叩き殺したのはセルビア人のみ。チムールですら殺さなかった。しかしその報復にセルビア貴族が皆殺しに遭うという漫画のような展開。

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モンゴルが来て嵐のように虐殺して廻ったり、トルコがキリスト教徒の子供誘拐して洗脳して兵士化＆捕虜を先頭に非道な戦闘仕掛けてきたり、リヴォルヴァ帯剣騎士団が残り３００人とかのまでリーブ人を根こそぎ殺戮したり、ドラキュラのモデルの串刺し大好き領主が居たり殺伐し過ぎ！東欧マジ恐っかねー

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2000万人の死者・行方不明者が出た第一次世界大戦の口火を切ったのはセルビア人。

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日本の教科書ではセルビア人に皇太子を殺されたオーストリアが報復に出て世界大戦が始まったように記述されているが単純にそうも言い切れない。大国のオーストリアは小国のセルビアにかなりの譲歩案を出している。セルビアは「うるせーかかってこいボケぇー」と妥協案を蹴っ飛ばした。

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この時のオーストリアはハンガリーと二重帝国を組んでいて国土はセルビアの15倍、人口は13倍。どう考えてもセルビアのボロ負けが予想されるが狂気の戦争を闘い抜き、セルビアは第一次世界大戦の勝組となり、ヨーロッパの名門ハプスブルグ家を歴史の表舞台から引き摺り下ろした。

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しかもこの狂気の戦争をセルビアは鉄道＝オーストリアのタダ乗り。武器＝ロシアからのレンタルで乗り切っている。本当に漫画のような話だが事実のようだ。

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オーストリア・ハンガリー二重帝国との戦争でセルビアは人口の約４０％が死んでる。青年男性の死傷率は80%近かったと言われる。ちなみに第二次世界大戦で街中焼かれて原爆まで落とされた日本の死亡率は５％程度。

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またこの狂気の戦争において、セルビアは町民的な国内の反戦派や与謝野晶子のような反戦マスコミなどの厭戦運動は国内で皆殺しにして戦争に突き進んだという、言葉は悪いが、つまり今のセルビアにヘタレの子孫は存在しない。

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アメリカや中国など大国は戦争が連続の歴史であるのは珍しくないが小国でここまで戦乱のド真ん中にいつも居る国も珍しい。

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国どころか民族ごと消える例もある東欧の歴史を生き抜き、現代でも騒乱の真ん中に居る他にあまり類を見ない戦闘民族、セルビア人の戦闘と勝利へのメンタリティーは平和な歴史を生きてきた日本人とはたぶん相当に違うはず。軍事歴史愛好家からするとセルビア人監督が優秀な事にはそれなりの必然を感じる