メガネ屋店長の老眼対応策

あきらめろ!
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ハンサム @Handsome450

女性は大体コンタクト遠近から入りたがる。「アタシ眼鏡似合わないから」「眼鏡をかけた自分に違和感が」…あなたたちはコンタクトの自分の姿にそんなに自信があったの?貴方はみんなに注目されてる存在なの?ま、化粧崩れも出るしメガネが嫌なのはわかるけど。 #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:27:23
ハンサム @Handsome450

メガネ萌え属性の人間には全く理解できない話だ。さてメガネの老眼対策に戻りましょうか。さっき出てた遠近両用メガネの画像は最近のもので昔はこの画像の様にドラえもんのポケットのような老眼鏡付メガネが主流だった。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/RSulfrCSwr

2015-06-26 00:28:21
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ハンサム @Handsome450

見た目が「ザ・遠近両用!」なので敬遠されがちだったんだけどこれはこれでちゃんとメリットがある。この小窓付きのモノを「二重焦点レンズ」、最近の遠近、境目無しのモノを「累進レンズ」と言う。累進レンズは境目がない分、レンズのどこで見ればいいのか分かりにくい。 #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:28:39
ハンサム @Handsome450

「二重焦点」はここから下は老眼鏡!ってはっきり分かるので初めての人でも一発で慣れられる。でも「累進」の方は度数が徐々に変わっていくため遠方でも近方でもない中間距離が見える部分が発生し、今のパソコン世代には慣れにくいけど圧倒的に向いている。 #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:29:08
ハンサム @Handsome450

先程言った通りメガネの遠近両用で長い読書はアウト。おでこのメガでネデコデコデコリ~ン!とメガネは自動で上がらないので目線を下に向ける必要がある。眼球を下に引っ張る筋肉をずっと使う必要が。筋肉は使えば疲れる。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/MX7hWHWIeg

2015-06-26 00:31:35
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ハンサム @Handsome450

遠近両用を始めるには年齢制限がある。考え方は人それぞれだが俺は55歳までと考えている。老化に伴い筋肉はどこもかしこも衰えていく。目も例外ではない。衰えた筋肉では目線を最大限まで下方に動かせない。つまり遠近両用を遠近両用として使えなくなってしまう。 #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:33:52
ハンサム @Handsome450

若いうちに慣れておけばまだ融通がきくからのいいんだけど。特に60歳超えたあたりから「遠近始めてみたいんだけど」なんて言われても正直無理。慣れられることの方が少ない。目の筋肉イキイキしてりゃ別だけどそうじゃないから老眼が出てんだもの。 #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:34:14
ハンサム @Handsome450

でもそんな手遅れの方にも朗報です!日本には「中近レンズ」というものが!今まで「遠近」と言ってたものは神経質に細かく言うと「遠中近レンズ」。その「遠」を取り除いたものが「中近レンズ」だ!(ばばーん!)この二つを比較しながら累進レンズの構造を話しましょ。 #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:34:57
ハンサム @Handsome450

先程ちらりと説明したけど遠近レンズの見えかたはこんな感じ。目線を縦に動かす分には明瞭な視力が出る。度数変化設計のためグレー部分で表現された「歪みゾーン」が発生。斜め下方向は見にくい。油断せずに行こう。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/DVneM9DYc2

2015-06-26 00:37:21
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ハンサム @Handsome450

例えば遠近両用の処方箋の数字。両目同じ度数。裸眼で掛けるもの。近視(Sph):-4.50、乱視(Cyl):-0.50、乱視角度(Ax):90°、加入度数(Add):+1.50。遠方視力(Bv):1.0、近方視力:(Bv):0.7.これを例に解説するよ! #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:38:44
ハンサム @Handsome450

この人裸眼状態で+4.50という度数の眼球。近視は-4.50の数字を乗せ±0にすれば、視力が1.0見に。加入同数+1.50を入れると手元は0.7視力。レンズの上半分はー4.50。レンズの一番下は-3.00。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/YpM03hFK0v

2015-06-26 00:41:44
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ハンサム @Handsome450

加入度数は上方部(遠方度数)と下方部(近方度数)の差の絶対値。加入度数=老眼度数でもあるけど、この加入度数が大きい人程、老眼が強い人程さっきの歪みゾーンが増えて慣れにくくなる。これも年齢制限の一つの要因。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/YAtktJffuy

2015-06-26 00:43:14
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ハンサム @Handsome450

中近に戻ります。イラストの通り、これが遠近と中近の違い。遠を捨てたぶん歪みゾーンは激減し慣れやすさが一気に向上。ただし、中間距離度数が目の正面に来るため遠方は見づらい。定食屋の天井付けのテレビがギリギリ。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/EDrgz24tPJ

2015-06-26 00:45:15
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ハンサム @Handsome450

中近使う頃には車の運転も少なくなり、遠方を削っても支障はない、って人が多い。60超えて運転しない人は中近オススメ。遠近、中近の度数推移は絵の通り。ちょい上、まっすぐ、ちょい下、けっこう下度数は変わっていく。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/mfcZbHHZlD

2015-06-26 00:49:18
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ハンサム @Handsome450

あ、そうだ言い忘れてた。対象物か自分が動けば遠近はピントが合うから楽に慣れるって言ったけどそれも間違いで。腕や肩で雑誌を上下して見たり、首を上下させて会議書類とプロジェクターを見たり。首や肩が疲れるメガネになっちゃう。これは楽じゃない。 #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:49:39
ハンサム @Handsome450

一番筋肉量の少ない目線を上下に動かす筋肉でピント合わせをしてください。今までそんなピント合わせやってないからここが一番慣れにくい。基本姿勢は背筋をぴんと伸ばしてパッと見姿勢の美しい状態。書類やスマホはアゴを下げずにアゴやヘソに近づけるイメージ。 #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:49:59
ハンサム @Handsome450

目線をちょい下に下げるとパソコンくらいの視力になるのでデスクワーク多めの人は同じく姿勢は正したまま、デスクのイスを今までより少し高めに設定する等、ディスプレイの位置を目線より下に持っていくと簡単にピントが合う。コレはマジで重要。 #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:50:13
ハンサム @Handsome450

「遠近両用は大きいメガネじゃないと作れない」と聞いたことがあるかも。最近は細いメガネでも遠近両用作れるように。ただ、細いメガネで作るとやっぱり慣れにくくなる。特に中間度数が狭く感じピントが合わせが難しい。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/QNECylrSlM

2015-06-26 00:51:55
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ハンサム @Handsome450

逆に中近の方がフレームの制約があり、縦幅が大きいフレーム(天地35mm以上推奨)でないと作れない。細くしてしまうとせっかく広くした中間と近方がまた狭くなったり歪みの出方が遠近と似た様になってしまい中近の意味がなくなる。 #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:52:18
ハンサム @Handsome450

強度近視の人は、横幅は狭くしレンズの厚みを抑えたい!でも縦幅も小さくすると遠近使いにくい!どうしたらいいの!確かに縦長長方形のメガネなんて無い。なんとそれを解決してくれる遠近に理想の形がある。そう丸メガネ。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/cATfpkxWgF

2015-06-26 00:53:59
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ハンサム @Handsome450

縦幅はそのままに横幅は狭く。斜め下の歪みゾーンも大幅カットしてくれる!今まさに、丸メガネがそこそこ流行ってる間に、遠近世代はぜひチャレンジしてみることをオススメ!職場で笑われても責任はとれませんが。 #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:55:31
ハンサム @Handsome450

ただ、あえて細く作る場合もある。いずれ年を重ね目線を下に持っていきにくくなったとき。70歳越えたあたりからは目線をちょい下げればすぐに老眼最高度数が出るように作る。中間度数が無くなってもその頃にはPCとかあまりいじらないでしょ? #メガネ屋店長の老眼対応策

2015-06-26 00:56:09
ハンサム @Handsome450

縦幅以外にもフレーム選びで気にしたい点が二つ。一つが鼻パッドの有無。この鼻パッドパーツの有無は遠近の見え方を大きく左右する。掛け位置が変化すると見え方が大きく変わる遠近には高さ調節のパーツは必須と言える。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/oTtJBtXmkN

2015-06-26 00:58:15
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ハンサム @Handsome450

イラストの通り、左図はメガネが下すぎて遠くはすごくスッキリ見えるが近くを見るのに目線をものすごく下げなければいけないため、疲れやすい。右図は老眼鏡のような見え方になり見づらいし、そもそもかっこ悪い。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/ngRGuwdIo9

2015-06-26 00:58:50
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ハンサム @Handsome450

もうひとつが「ナイロール」というフレーム。写真の通り上にだけフチがあって下にフチの無いもの。デザインとしても頬骨が出っ張っている日本人の顔になじみやすく、だれが掛けても似合いやすい。もちろん機能性もいい。 #メガネ屋店長の老眼対応策 pic.twitter.com/Xbr7vONOg1

2015-06-26 00:59:25
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