アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、元祖天才バカボン34話B演出コンテ+出崎統さん脚本の異色回

まきもgpfb @makimogpfb

昨日まとめた高屋敷氏演出の元祖天才バカボン32A togetter.com/li/840119 この箱の中に生き物、ウナギ犬を贈り物として迎える、家に顔、という表現で、物や自然、更に家や建物までキャラとして捉えている作家性が出たが、カイジも箱に入れられて鉄骨会場行ってたw

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高屋敷氏のテーマの建物=キャラ、一刻館が主人公とも言える、めぞん一刻(後期シリ構)だけでなく、カイジも工事現場を通りかかり、暑さを避けるため入った喫茶店で、カジノ全体を使った沼攻略法を閃く。これも太陽、工事現場、喫茶店、カジノを重要キャラ化してる。喫茶店もカイジを呼ぶような描写

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高屋敷氏のテーマ、建物もキャラ、という事でめぞん一刻同氏脚本(後期シリ構)ちょい見返したら、OPがまた同氏テーマに沿ってた怪。歌詞は夢破れ泣く独り暮らしの青年の部屋に光が射し込み、「マリア様」、どうして独りだと夜は長いのか教えて、あの人が好き…という意。また、ぼっち救済・太陽=神

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高屋敷氏シリ構のめぞん一刻後期OP、歌詞のマリア様→響子が映るけど、歌詞のマリア様は太陽。OP冒頭は夜明け前の一刻館。一刻館の面々と惣一郎(犬)の後押しで響子と五代の距離が縮まる構成。太陽が五代の願いを聞き届け一刻館がアシストしたとも取れる。吉永監督に相当意向が通じてるのか

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ちょっと高屋敷氏シリ構カイジ破戒録OPも見直したら、めぞん一刻op歌詞と同じく朝陽の光や早朝が冒頭出てる・建物や街。めぞん一刻op歌詞と同じく夢破れた青年(カイジ)がパチ屋開店待ちw孤独なクズ博打w→仲間やライバルと出会い光(希望の鳥)を夜明けの中に追いかける。何このシンクロ…

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エースをねらえ！の制作進行、安濃高志さんてどっかで聞いた名前と思ったら めぞん一刻中期チーフDかつ、ヨコハマ買い出し紀行監督。おまけにめぞん一刻途中参加作監にエースをねらえ！2のチーフD古瀬登氏。あと、高屋敷氏らんま脚本の楽屋ネタ「松下先生」のらんま松下P、めぞん一刻もP

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めぞん一刻が隠し出崎演出まみれになってる(しかも哲さん系が多い)のも怪だったが、ここまで出崎系統だらけになっていたのか… ただ吉田尚之チーフDは、うる星やつらモリモリ演出してきて初チーフDなんだよなあ… ただ、脚本陣金子裕氏、演出陣大賀氏、棚橋氏がど根性ガエルとジョー2スタッフ

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棚橋一徳氏がめぞんコンテにいるということは、らんま高屋敷氏脚本楽屋ネタ最後の不明者「リコ」=マジで前推察した、棚橋一徳氏？ この方も、ど根性ガエル演出で数々の出崎哲氏コンテとともに神回を連発し、後も出崎哲氏と活動する哲さん大好き組。 または高橋留美子アニメ多数P多賀英典氏かも

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34B1 脚本が出崎統氏で、いつもと立場を逆にした異色回。ただでさえ出崎統作品での竹内啓雄・高屋敷氏同居演出回(エースをねらえ！等)がカオス2重人格なのに、もはや出崎統氏脚本・高屋敷氏演出だと凄いカオスになってる。可愛い・カッケーが合体

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34B2 ただベースとしては演出の高屋敷氏の好みを出崎統氏が脚本で最大限に生かすという、立場が逆でもいつもと同じ事が発生。やっぱり物や自然=キャラという高屋敷氏の意向に、出崎統氏の好きな飛行機・戦車・海・太陽(本家と高屋敷式同居)を加えた感じ

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34B3 高屋敷氏特徴の開幕静物アップ(てるてる坊主)。梅雨が明けないと、てるてる坊主に八つ当たりするパパ可愛い(特徴)。そこへ可愛いおっさんがやってきて、飛行機でサハラ砂漠に連れて行ってくれる。砂遊びするパパ、バカボン、おっさん幼い(特徴)

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34B4 バカボン達が砂遊び中、旧日本兵がおっさんの飛行機を発見し帰国してしまう(特徴:お年寄りに救い)。砂漠に取り残されたパパ達は、想像したものが現実に出てくる能力が発現。バカボンは正しく水を想像し水にありつけるが、パパやおっさんは中々できない

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34B5 バカボンの想像したウエイトレスが持つジュースを、バカボンはパパやおっさんに分けようとする(博愛)。だがパパは自分だけ飲みおっさんの分も飲む。こうなった責任はおっさんにあるからとパパは責める。バカボンとおっさんの喧嘩が幼い(特徴)

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34B6 おっさんは金関係の想像しかできず、中々飲み物が出ない。可哀想に思ったバカボンは代わりに水関連を想像してあげようとするが、パパは妨害。二人の対決の結果、ジャンボ機が出現。機内でやっとおっさんは水を想像できたが、そのせいで飛行機が墜落

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34B7 飛行機墜落後、一行は日本の梅雨が開けるまで、ゆっくりイカダで帰国する。 あまりに色々奇想天外な出崎統氏の発想と、高屋敷氏の対極な作風が同居してなんというカオス状態。迫真の飛行機や戦車が出崎統式・子供の純粋さが最強という高屋敷式が同居

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34まとめa 流石長年の仲で、高屋敷氏の作家性がさらに浮き彫りに。想像した物が実際に現れるという能力は、正に「物=キャラ、人間性を表す」という高屋敷氏テーマ。それを出崎統氏側から壮絶なメカ描写でアシスト。そして純粋な心が最強というテーマも現れる

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34まとめb ジョーでの葉子に対する、金持ちへの激しい敵意がこの話にも出ていて、脚本の出崎統氏は金持ちが大嫌い？そんな金持ちすら可愛くしちゃってバカボンが助けようとするのが高屋敷氏らしい。金持ちに厳しいパパ=出崎統氏、優しいバカボン=高屋敷氏かも

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34まとめc この話でも極限状態の中、バカボンの純粋な心が命を救う。カイジもアカギも極限状態の中、子供のような純粋な心を持つことで奇想天外な発想をし勝ちを掴む。同氏シリ構カイジ利根川戦の「疑ってくれてありがとう」「俺は信頼したんだ」はその好例

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34まとめd 金持ちおっさんが極限状態でも金しか想像できず窮地に陥るのも、カイジ原作自体のテーマ、「金対命」に通じる。カイジ鉄骨の「金なんかいらない。ただ生きたい。こんな単純な事にここまで追い詰められなきゃ気付かないなんて」がまさにこの話にもある

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34まとめe 出崎統氏脚本・高屋敷氏演出コンテという普通と逆の組み合わせは、逆に互いの補完関係も浮き彫りに。出崎統氏の脚本はやりたいこと(戦車とか飛行機)が超先行する。高屋敷氏脚本・出崎統監督だと脚本が出崎統氏の見せ場を理論立てて組み上げる形

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34まとめf ここらから、少しずつ高屋敷氏が脚本側にもシフトする。この後、家なき子で出崎統監督下で竹内氏とモリモリ演出し再び2重人格を引き起こすが、だからこそ家なき子が面白いと言える。そして今回で出崎統式・高屋敷式太陽の人格の違いがわかった

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34B画像1 脚本出崎統氏、演出高屋敷氏という、普段とあべこべの立場でなんというカオス状態に。上2段が高屋敷氏の可愛く幼い義理人情要素、下二段が出崎統氏のメカ、アクション、西部劇などのカッケー要素 pic.twitter.com/8jnaPQ29P4

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34B画像2 高屋敷氏テーマ、物＝キャラ、人格を表す、が明白に。バカボンがおっさんを救うためのビール、パパが戦車を想像するの、高屋敷氏と出崎統氏の違いかもwあと高屋敷太陽が見守り型、出崎太陽は緊張型 pic.twitter.com/ijoEy3A1ct

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高屋敷氏演出コンテ元祖天才バカボン34B画像3 物は人を表し、金よりも命、そして愛、は約30年後にも再現。高屋敷氏シリ構カイジでも物が人格を表し、バカボンが金持ちおっさんを「かわいそうだよ」と言うの同じくカイジは金持ち利根川に涙する pic.twitter.com/DMLLqEaU5f

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高屋敷氏の演出の仕事において動作指定がなんであんなに幼く可愛いのかのメカニズムは、おそらく足の動きをジタジタさせたり、クルクル円を描いて走りまわるなどの幼い動作、手足が短くピョンピョンする、笑顔が可愛く描けているか徹底チェックしてる？などが挙げられる…脚本でも同じ事してんのが怖い