名無し整備兵氏が読む新防衛大綱 その2 戦場の霧
さて、動的防衛力である。昨日に続いて、今日は中期防の方から見ていこうと思うものの、ウリの視点は地べたである。多分いろいろ異論はあるだろう。とはいえ、自分としての見方として述べてみる。
2010-12-28 23:56:29陸は何と言っても「動的防衛力」のための編成替えと配置換えであろう。これ自体については反論できない。駐屯地に経済的に依存している地域からはいろいろありそうだが
2010-12-28 23:59:52やるべきことは情報収集・警戒監視、迅速な展開・対応能力の向上というのが、通常戦力に求められる事だろう。サイバー戦や特殊部隊も求められているが、それは基本的に「特別な部隊」に任されることになろう
2010-12-29 00:17:08それを実行力あるものとする上で、統合の強化、情報機能の強化、科学技術の発展への対応が出てくる。もちろん基盤整備も別仕立てで出すくらいの常識はある
2010-12-29 00:19:40もちろん、Performance Based Logisticsみたいな「知っている人には突っ込みどころ豊富」な部分はあるだろう。それは専門家に任せる。ねぇ、@marman_bandさん
2010-12-29 00:22:23では、目立ったところを見ていこう。情報収集態勢として、「目」は重視している。他国(某国)からの情報共有があるなら、それを全体として処理する機関についても力を入れるだろう。この辺は表に出そうに無い
2010-12-29 00:29:01何でやと言われるかもしれない。しかしSSMは敵とのドンパチが始まってから設置するような悠長な装備品ではない。我が安全に敵を照準できる時に山あいから発射するものである。このため、兆候を察してから長距離機動して発射位置に前進できるような余裕がある装備でもない
2010-12-29 00:37:32迅速な部隊展開とは何を指すか。ここまで考えるなら、「強化された情報機能により敵主攻を素早く判定し、そこに戦力を輸送して、迅速な撃滅を目指す」ことだろう
2010-12-29 00:41:17機動力については、ひょっとしたら誤解されていないのかもしれない。それはともかく、火力と連携して戦術的に有利な態勢を獲得する移動が機動である
2010-12-29 01:02:14もちろん、地上移動や重装備の海上輸送だけが「機動」だというつもりはない。ただし、中期防においてAH-64Dが言及されたのはゲリラ・特殊部隊対策だというのは象徴的かもしれない
2010-12-29 01:08:35