ご飯(1)外国にいるときには、一週間でも二週間でもパンで平気だが、日本だとどうしても朝はご飯と味噌汁がよい。パン食とは、満足感が違うのである。
2010-11-06 07:53:35ご飯(2)白菜のおしんこがあったら、それでご飯をまいて、白菜巻きにして食べるととてもおいしい。昔風に、醤油に味の素をふりかけてもレトロでなつかしい。
2010-11-06 07:55:24ご飯(3)何もないときには、ご飯を大きめの器に盛って、味噌汁をかけ、卵を一つ落としただけですばらしい「ねこまんま」になる。今なら、電子レンジで簡単に半熟にすることができる。
2010-11-06 07:56:16ご飯(4)いくらがあると、ご飯をいくらでも食べられる。イギリスにいるときセンスベリーで鮭の卵の瓶詰めを売っていた。一つ10ポンドもしたが、最高に贅沢な気分だった。いくら一つとご飯一粒で、ミニ寿司というのも楽しい。
2010-11-06 07:57:27ご飯(5)本当に何もおかずがないときには、ご飯をゆっくりと噛んでいると、次第にでんぷんが分解されてきて甘くなる。口の中で、ご飯が変化していくのだ。
2010-11-06 07:58:10ご飯(6)内田百閒は、何もつまみがないときには楊枝の先にご飯粒を刺して、それをあぶって醤油をつけ、口に放り込んでから酒を呑んでいたという。ご飯粒は偉大である。
2010-11-06 07:59:06ご飯(7)子どもの頃、食事のときに母親が席を立ったすきに、母の茶碗のご飯の中におかずを埋めるいたずらをやった。戻ってきて、母がご飯をたべはじめて、「あらっ」と見つける。「またやったわね。」くすぐったいような気持ちがした。
2010-11-06 08:00:14ご飯(8)本格カレー屋ではナンを頼むのだと思っていた。ところが、ロンドンに行ってカレーを食べると、みんなライスで食べている。やっぱりそっちの方がおいしい。以来、どのカレー屋でもライスである。長粒米の方が、むしろ美味である。
2010-11-06 08:02:07ご飯(9)ちらし寿司は、わさびを醤油で溶いてそれを全体にかけてしまう。本当はさしみをいちいちわさび醤油につけるのが正しいのだろうが、面倒くさい。いまだにちらし寿司の最適の食べ方がわからない。
2010-11-06 08:03:31