@c_yu_n ハイジ】「・・・、」瞬きをしてからゆっくり顔を上げる。「・・・」コチコチと響く時計の音を聞きながらその言葉の意味を飲み込み長考する。「死んだら・・・、」眉が下がる。「どうするって、…どうすりゃいいんだよ」
2015-06-30 16:18:18ハイジ】この相手が死んだら・・・。感情として、悲しいや悔しいで済むのかもわからない。それを知った時自分がどう思って何をするかなんて具体的に思いつかない。
2015-06-30 16:22:26@HaKo_723 狭間】「生きてく?」わりとおだやかな気持ちで静かに笑んで、困ったような当惑するようなその顔を見る。そのまま、その後も、この相手は生きていくのかなと。…あたりまえのように、そう答えるような気もしながら。
2015-06-30 16:23:13@c_yu_n ハイジ】その真意を測りかねてゆっくり振り返る。相手と視線を合わせようとして見上げる。「生きてく」死んだ方が、相手の望みだとも思えず、自ら死ぬ感情も出てこない。自分は生きていくと思うからそう答える。
2015-06-30 16:30:32@HaKo_723 狭間】「そっか、」目を合わせる。嬉しそうでも悲しそうでもないように気をつけて、かるく、笑ってみせる。それから、「…そうだなあ。おまえはさ、……、…、」おまえの知り合いが誰か死んだら…と言いかけて、それは安易に彼女を連想させるだろうか、と思って途中で口をつぐむ。
2015-06-30 16:34:19@c_yu_n ハイジ】嫌なハナシだな、と思う。ライアンがすごい、という話も尾を引いて心がざわざわとしてしまう。「なんかあった?シュン、」口を噤む彼の表情をじっと見る。
2015-06-30 16:38:15@HaKo_723 狭間】「…んー…、」曖昧に濁す。曖昧に笑う。それは、なにかあった、というのを、きっと伝えてしまうだろう。けれど、ないよ、とも言えないし、言ったとしても不安と心配だけをきっと残す。…それでも、まだ彼女の死を、伝えるかどうかを、決めかねる。
2015-06-30 16:40:36@HaKo_723 狭間】そっと、髪から手を離す。撫でる、という動作、髪を梳くというしぐさが、彼の中で、不安やごまかしにむすびつく動作になったら、いやだ、と思って。…他人に髪を梳かれるのは、幸せなものであってほしい。自分がこのあいだ、感じたように。もらったように。
2015-06-30 16:43:01@c_yu_n ハイジ】座ったまま、上体だけを捻って振り返り彼の顔を見上げる。振り返りズボンを片手が緩く掴む。何かを察したという様子が相手にもわかるだろう。「…俺に、言えねえコト?…なんか、あった?」再度訊ねる。
2015-06-30 16:47:44@HaKo_723 狭間】「…ああ、ごめん。俺の身の安全がどうこうとかのハナシじゃねぇよ」この先にある件に関しては、もし何かあっても、それをこの相手に伝える気はないし、そうなったときにはこの相手の中に自分はいないはずなのであっさりと嘘をつく。「さっきのはただ、気になっただけでさ」
2015-06-30 16:56:25@HaKo_723 狭間】「………、」困ってしまって、眉を下げる。自分が黙っても困っても、相手も困ってしまうだけだ、とは分かる。分かるけど言えることはなくて…、…さっきの笑顔を、消しちゃったなあ、とふと気付く。睨まれている。…それなら、言えるだろうか。黙って相手をじっと見る。
2015-06-30 17:04:45@c_yu_n ハイジ】「笑っててえよ」当たり前にそう思う。「ケド、…知らないで笑ってんのも、…なんかヤだ」相手がなにを抱えているのか知りたいと思ってわずかに背をのばす。
2015-06-30 17:19:55@HaKo_723 狭間】「…知らないでいられることでも? …誰も、知ってほしい、ては、…言わないこと…もしかしたら、思わないことでも?」
2015-06-30 17:24:09@c_yu_n ハイジ】「・・・・、」口を中途半端に開けて言葉を返せない。代わりに視線を落として姿勢を戻す。足の間に収まったまま、背を向ける。「じゃあなんでお前迷ってんだよ」ふてくされた口調で返す。そういう事なら迷う必要もなく隠してしまいそうな相手だからこそそう思う。
2015-06-30 17:33:16@c_yu_n ハイジ】「ンだよそれ、」むすりと不機嫌な声だ。「そんなん、俺知りてえって言うに決まってんじゃん」そうこぼされたからと言って知りたくないという選択は自分は選べない。
2015-06-30 17:43:16