- Keiryo_tan
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中央標準時って?
「グリニッジ標準時(GMT)」で有名なグリニッジ天文台は、現在は博物館になっていて、もう標準時の決定はしていませんのよ。 rmg.co.uk/languages/niho…
2015-12-11 16:09:39@astrophys_tan そういえば、日本の「中央標準時」は、すでに法律通りの時刻決定がされてなくて、NICTで決めてる「日本の標準時」を実用上流用しているということだそうで。
2015-12-11 16:11:54@ElekiTan 明28勅令は標準時の名称を中央標準時と定めていますけれど、標準時の根拠法令である明19勅令で「本邦一般ノ標準時」とされる「東経135度ノ子午線ノ時」の決定方法が特に規定されていませんので、その意味では「法律通りの時刻決定」が過去行われたことはないと思いますわ。
2015-12-11 23:16:37.@astrophys_tan 国立大学法人法施行規則(平15 文科57)別表第一「大学共同利用機関法人自然科学研究機構ー国立天文台:天文学及びこれに関連する分野の研究、天象観測並びに暦書編製、中央標準時の決定及び現示並びに時計の検定に関する事務」法的にはこちら。N
2015-12-11 23:27:50@ElekiTan 同施行規則は存じ上げておりますけれど、同規定は中央標準時の決定及び現示は国立天文台さんの所掌事務の1つである旨述べるものの、決定方法について何ら指定するところがないと思いますのよ。それと施行規則を「法律」とおっしゃるのはどうかしら。ご指摘のように旧文部省系(国
2015-12-11 23:54:58@ElekiTan 立天文台さん)の中央標準時と旧郵政省系(NISTさん)の標準時が一種の並列関係にあることは歴史的事実ですけれど、どちらを「法律通り」と言うかという問いの立て方に疑問が残りますわ。国立天文台さんは決定方法についての法の欠缺を解釈で補充していた、NISTさんはそれ
2015-12-11 23:56:04@ElekiTan とは別に実務に通用していた、それ以上の言及が必要ない気がしますわ。新美先生の天文月報の記事 asj.or.jp/geppou/archive… が詳しいのですけれど、末尾の「現在では一国、一天文台の観測や時計データで日常使う時間が決まることはありません。広く国際協
2015-12-11 23:57:09@ElekiTan 力の下で時の管理が行われています」がよく言い表していますわ。一天文台の時計が指した時間のみをもって標準時を決定すべし、という原理で勅令上の決定方法の欠缺を埋めようとするほうがむしろ現代では不合理な法解釈と言わなければなりませんわ。
2015-12-11 23:58:28@astrophys_tan ご高説、同感です。以前、NICT標準時Gにこれについて照会したところ、「中央標準時の決定」は国立天文台の所掌事務、「標準時の現示」が総務省→NICTの所掌事務、NICTは「日本の標準時」をUTCを明19勅51に従って換算しているとの事でした。
2015-12-12 00:05:22@astrophys_tan 結局、「中央標準時」を本当に決める仕事はだれもやっていないというのが正解ではあります。先の大学共同利用機関の省令は、実際には業務方法書にも中期目標にも反映されていないのですが、これは厳密には違法です(準用される独法通則法)。[了]
2015-12-12 00:15:42中央標準時の名前は、明治28年勅令第167号「標準時ニ関スル件」より。 暦Wiki/標準時 eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/C9…
2015-12-12 07:53:27西部標準時(先島諸島、台湾など)が作られて、それまでの標準時は中央標準時に名前が変わる。その後、西部標準時はなくなってまた一つの標準時に戻ったけど、中央標準時の呼び方は残ったんだね。
2015-12-12 07:56:10@keiryo_tan 国立大学法人法施行規則別表第1にありますように、今でも「中央標準時の決定及び現示」は国立天文台さんの所掌事務と決まっていますので、国立天文台水沢の天文保時室さん miz.nao.ac.jp/content/facili… が発表している時刻が「中央標準時」ですわ。
2015-12-13 11:43:28本当だ!国立研究開発法人情報通信研究機構法の中に、「中央標準時」って言葉は出てこない。(業務の範囲に「標準時を通報すること」がある)
2015-12-14 07:52:48