死ぬのがこわくなくなる話 その1~10まとめ
ところでその死体をおぞましいと思っているのは誰か。あなただ。その想像の中で死体を見ているのはあなたなのだ。つまり、そこで死んでなどいないということになる。
2011-08-14 03:07:45苦しいとか汚いというのは、死んでいないからこそ、生きているからこそ、感じ取れることだから。知覚は、あなたの神経そして脳細胞の科学的電子的な活動によって生み出されているのだから。
2011-08-14 03:08:59死んでしまったら、感覚自体が存在しなくなる。どんなに体が崩れようが腐ろうがそこには苦痛も感慨も何もないはずだ。あなたはそこに、存在しないのだ。
2011-08-14 03:09:35「存在しない」……思考はそこでまた立ち止まる。自分が存在しないというのは、この自分自身が影も形もなくなるというのは、どういうことなのだろう。
2011-08-14 03:11:03古今東西、同じように思い悩んだ人はとても多い。そして、むりやり考えを先に進めるためにでっちあげられたのが、死後の世界、天国や地獄だ。いわく、死んだ人達はあの世で楽しく過ごしている。いわく、一部の悪い人は地獄へ落ち苦しむ。あるいは幽霊になってさまよう。
2011-08-14 03:11:55天国住民も地獄住民も幽霊も、生きているイメージから脱していない。つまり、このでっちあげは、「死んだ後」という前提をそもそも無視した世界観である。
2011-08-14 03:12:10ここではっきりさせておきたい。それらは嘘だ。天国地獄霊魂来世、 全 て 、 嘘 だ 。というか、あえて言うまでもなく、実は信じてなんかないのでしょう? 本当にそんなことを信じているとしたら、馬鹿だ。
2011-08-14 03:13:54意識も感情も記憶も、全ては物質世界の分子や原子のふるまいによる物理的現象だ。物質としての人間が死に、その全ての細胞が腐りもしくは焼かれ完全に崩壊したら、そこには意識も感情も記憶も、あるはずはない。
2011-08-14 03:14:29死後の世界など、ない。天国も地獄も存在しない。幽霊などいない。死後なお何かを考えている人はいない。死後さらに何かを見続けている人はいない。死後、別の人間にコンタクトをとれる人がいるはずもない。
2011-08-14 03:14:53@kozysan そもそも人間が安心してして死ねるように作られたのが天国やら地獄という死後も人間には居場所があるという物語で、今や十全に機能しているとは言えない。死後の物語を信じられない人々も安心して生きられる、あるいは死ねる物語を開発したのですか?
2011-08-13 05:04:42天国とか地獄とか神様という設定が機能していた時代は幸福だったと思います。それがどうしても難しくなってきたのはごく最近なのですね。 RT @kakkon10: @kozysan そもそも人間が安心してして死ねるように作られたのが天国やら地獄という死後も人間には居場所があるという物語
2011-08-14 03:33:42天国や地獄といった物語が機能しなくなってからも、人間はこのことをきちんと議論したことがなかったわけです。世界が社会があまりにも強く依存していた物語だったので、崩壊していることを見て見ぬふりしているしかなかった。けれど、それも、もう限界です。
2011-08-14 03:36:42連載について、ご要望やご質問や、皆さんの考えておられることを取り込みつつ、けれど自分の考えを必死で形にしつつ、そして勉強しつつ進めています。やはり、書きだめに意味なかった。そういう企画でした。
2011-08-14 03:42:21@kozysan 端的に言って人の恐れる「死」とは、他者との関係性の途絶なのだと思います。ですから死(への直面)と同じ恐怖を味わうには物理的に完全に外界から隔離された密室の中で死ぬまで誰とも接点を結ぶことができない、というような状況に陥ってみるだけでよいのではないかと思います。
2011-08-13 06:07:29社会から距離をとって自分一人の時間を長く過ごすと、孤独の先に死を冷静に考えることができるような気がしています。そういう人が今とても多いのではと。 RT @sunay_n: @kozysan 端的に言って人の恐れる「死」とは、他者との関係性の途絶なのだと思います。ですから死(への直
2011-08-14 03:45:44たとえば、「死」という文字があふれるツイート列を見てフォローを外された方がたくさんおられるようです。そういう方々が抱えているタブーは、社会から受け取ったものでしょうか。それだけではないですよね。
2011-08-14 03:59:39@kozysan @ittii_ 江戸時代の自分の先祖は何をしていたのだろう、戦国時代は、鎌倉時代は・・・ふと思ったが、自分の子孫もいつの日か平成のご先祖は何者だったかなんて考えるのだろうか。同じこと考えるなんて、先祖も子孫も意識そのものは同じなんではないかと思えてくる。
2011-08-13 09:27:43血脈にアイデンティティーを置く設定は、先祖子孫が(例えば親子が)同じ時空に存在している状況がありえることがどうしても邪魔しますよね。 RT @prewim: @kozysan @ittii_ 江戸時代の自分の先祖は何をしていたのだろう、戦国時代は、鎌倉時代は・・・ふと思ったが、自
2011-08-14 04:10:24@kozysan やっぱり死ぬのがこわいというよりも、死ぬまでがこわいような気がしてきました。老化とか病気とか肉体的、精神的に弱ってくるとそう思うようになって来たように思います。
2011-08-13 12:47:28老化とか病気が克服できたら(ないしは薬物などでごまかすことができたら) どうなるのかと、シミュレーションしてみたりも。RT @ittii_: @kozysan やっぱり死ぬのがこわいというよりも、死ぬまでがこわいような気がしてきました。老化とか病気とか肉体的、精神的に弱ってくると
2011-08-14 04:12:39無神論者の日本人なら理解済み。欧米人にツッコんでくれ RT @kozysan あなたが正気ならば、1分間でいい。冷静に考えてほしい。天国とか地獄とか死後の世界とか、あるはずがないではないか。どんなに偉い人に教えられたにせよ、どんなに小さい頃から信じ込んでいたにせよ、それは嘘だ。
2011-08-13 14:03:11ものすごく合理的科学的な思考回路とライフスタイルを持っているのに信仰において荒唐無稽な物語を維持している人は欧米人に多く見ました。ただ直接の議論は、語学力と人間関係の点から難しかったのです。もっと勉強しなくてはいけませんね。 RT @nao_tgw: 無神論者の日本人なら理解済み
2011-08-14 04:18:05