マッドマックス

三一十四四二三氏、CDB氏、伊藤聡氏を中心にした感想集
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三一十 四四二三 @31104423

(続き)「タメになる映画」とはどんな映画だろう?その先輩の言い方からすると「マッドマックス」のような活劇は「タメにならない映画」である。文化映画や一部の記録映画はタメになりそうだが、劇映画ならどんな作品に「タメ」が含まれているのか? 「八甲田山」にはタメがありそうだな…

2015-06-30 09:30:05
三一十 四四二三 @31104423

映画を見ることに、単純な娯楽以上の、教養みたいなものを求める人は昔からいて、淀川長治も映画を「お勉強する」という言い方をしていたと思うが、映画に必要以上な(科学的な)正確さや、倫理観を求め、それを作品の評価基準にしている人も同類だろう。映画に何かしらの「タメ」を期待しているのだ。

2015-06-30 09:19:50
三一十 四四二三 @31104423

昨夜、先輩に「最近なんか、いい映画ある?」と訊かれたので「マッドマックスが面白いですよ」とこたえると、一拍おいて「…そういうのではなくて、もっとタメになりそうな映画はないの?」と言われた。映画に「タメ」を期待している人もいるのだ。 しかし「タメ」とは何だろう?

2015-06-30 09:05:07
三一十 四四二三 @31104423

「マッドマックス怒り~」の戦意高揚を目的とした(?)太鼓とギターでガンガンBGMを鳴らす戦闘員。これは角川映画「天と地と」の諏訪神軍(巫女さんが太鼓を叩きながら敵陣に乗り込んでいき、何もせずに撃たれて死ぬ)に似ているな。諏訪神軍は角川春樹の妄想が生んだオカルト部隊。原作にはない。

2015-06-28 18:12:56
三一十 四四二三 @31104423

観点から本作を評価するのは、ずいぶん大袈裟に感じる。活劇の完成されたフォルムだけでも本作は「傑作」と呼んでいいはずだ。

2015-06-27 23:29:03
三一十 四四二三 @31104423

あるジャンルの完成系であり、完成されているがために批判を寄せつけない強靭さがある。しかし褒め言葉のインフレで作品本来の価値が目減りしているような気がする。 私はフォルムの完成度には絶賛を惜しまないが、内容とテーマ性に関してはフォルムを支える以上のものは感じなかった。フェミニズムの

2015-06-27 23:25:22
三一十 四四二三 @31104423

マッドマックスの一週間が過ぎた。右を向いても左を見ても絶賛の嵐。まあ、私も褒めたが、こうなると「なんだつまんねえな」と思っている人(こういう映画を受けつけない人は一定数存在する。多くは見に行かないが)は、怖くて発言できないだろう。結果、絶賛に埋め尽くされた世紀の傑作みたいになる。

2015-06-27 23:01:31
三一十 四四二三 @31104423

「マッドマックス怒〜」は完全に活劇が基調になっているため、非常に短時間挿入される平穏なシーンが際立って感じられる。砂漠の星空の静謐な美しさは一瞬後に喧騒にかき消されるが、他のどのアクションシーンよりも印象に残る。凝縮された短いアクションを際立った見せ場に仕立てた黒澤の逆パターン。

2015-06-27 10:24:56
三一十 四四二三 @31104423

アンビバレントな意味を持つ「バカ映画」を言いたがるのではないか?簡単に「含みある賞賛」を示すことができる「バカ映画」は、負けず嫌いな似非インテリ御用達の便利な言葉というところか…。と煽ってみる。

2015-06-26 11:53:11
三一十 四四二三 @31104423

褒め言葉として「バカ映画」を使うのは、やはり言葉通りの「バカ」のニュアンスがベースにあって、評者の作品に対する絶対的な優位性が感じられ不快だ。エンターテインメントを褒める言葉は、ほとんどが「面白かった」という単純な言い方に収束されるのだが、そんな単純な意見を吐きたくない評者が、

2015-06-26 11:49:26
三一十 四四二三 @31104423

が、そうした人は他人の書いた「バカ映画」の意味を誤解して混乱することがあるかもしれない。 あるいは「バカ映画」は、多様な意味を含む点に価値があるのではないか?つまり断言を避けて、自身の評価に対する批判を遮断する防護策としての言葉なのではないか?「〜みたいな」と同じだな。

2015-06-26 09:53:22
三一十 四四二三 @31104423

バカ映画という言い方には、文字通り「馬鹿らしい(程度の低い)映画」という意味と、「馬鹿げているけれど面白い」「馬鹿らしいほど過激な」といった賞賛の意味があり、程度は低いが愛すべき作品といった微妙なニュアンスも含めて、その意味は統一されてない。統一していると思っている人もいるようだ

2015-06-26 09:46:20
三一十 四四二三 @31104423

「バカ映画」という言葉が嫌いだ。と書いたら「バカ映画は褒め言葉だ!」と怒られた。しかし褒め言葉として使っている人と、言葉通りの意味に使っている人が混在しており、お互いが都合のいいように誤解しあっているのではないか?と思う。

2015-06-26 08:48:24
三一十 四四二三 @31104423

「マッドマックス2」には地面スレスレのカメラが走るトレーラーの腹の下に滑り込んで、その位置から並走する車両を撮影した場面がある。こういう死と隣り合わせの狂気は新作にはない。 実際に同じ方法で決死の撮影に挑んでいたとしても、観客の想像力の先にある言葉が「CG」なのだから報われない。

2015-06-24 09:39:25
三一十 四四二三 @31104423

「無縁の連帯」みたいな感じが映画館で映画を見る醍醐味だとしたら、特に本作のようなイベント性の高い映画を閑散とした劇場で観るのは残念だ。日曜なら立ち見が当たり前の時代は、それはそれで鬱陶しかったが、人気のない映画館で寂しさを噛み締めるよりはマシだろう。

2015-06-24 08:46:22
三一十 四四二三 @31104423

「マッドマックス怒りの〜」は日曜日の昼に見たが、客席は三割しか埋まっていなかった。昨日の午後見に行った友達は「映画が始まる直前まで、自分一人だった。凄く怖かった」と言っていた。都市部では客が入っているのかな?映画がヒットしようがしまいが私には関係ないが、多くの観客と映画を共有する

2015-06-24 08:41:37
三一十 四四二三 @31104423

たことは仕方ない部分もある。

2015-06-23 18:06:42
三一十 四四二三 @31104423

「ウエストサイド物語」を見て飛び出しナイフを買う奴、カンフー映画を見て人を殴る奴、若大将でエレキに目覚める奴、こういうのがいっぱいいたのだから、子供を映画から遠ざけようとする大人の気持ちもわかる。だから、まあ、人格が変化して残忍になったりするかどうかは別として、特別な区分けが出来

2015-06-23 18:02:21
三一十 四四二三 @31104423

子供が残酷な映像や暴力的な描写に感化されて残忍な人間に育つというのは本当だろうか?太陽族映画を見て不良に憧れ、実際に不良になってしまう子供はいたし、健さんの映画を見てヤクザになる奴がいっぱいいたことは、よく知られている。だから映画に「悪」を植え付ける機能があるのは事実なのだろう。

2015-06-23 17:57:17
三一十 四四二三 @31104423

昔は一般映画と成人映画という区分けしかなかった。成人映画とはポルノのことだったから、わかりやすい区分けだった。「一般映画制限付きR」が出来たのは偽殺人ドキュメントの「スナッフ」からだったはずだ。(「スナッフ」はR指定を売り物にしてヒットしたのだから、興行師もしたたかだった)

2015-06-23 17:47:55
三一十 四四二三 @31104423

「マッドマックス怒〜」はR15だから本来の主要客層が見に行けない。もし子供でも見られる一般映画設定であれば、興行収益は3倍になるだろう。子供が見たいのはこういう映画だからな。私が子供の頃ブルースリーの映画を見に行くと同級生がいっぱいいたが、今ならあんな暴力礼賛映画はR15だろう。

2015-06-23 17:31:50
三一十 四四二三 @31104423

風邪ひいたなあ。「マッドマックス怒りの〜」で興奮し過ぎたため体調が狂ったと思い込んでいたが、いや、これはただの風邪であったのだな。映画後半ぼんやりして何を見ているのかわからぬ状態になったのも風邪のおかげか。と大人っぽく恥ずかしい興奮状態を否定しておこう。実際はどうか?言わね〜よ。

2015-06-23 10:48:31
三一十 四四二三 @31104423

出来ない映画もあるが、それらは大概退屈な作品であり、大人にしか理解出来ない、という特権を振り回しているにすぎないのだ。 腹の底から見栄っ張りのないベスト10をひねり出してみれば、そこに並ぶのは10代、20代に見た映画ばかりのはず。私なんか恥ずかしくてベスト10を人に言えないな。

2015-06-23 10:33:20
三一十 四四二三 @31104423

(続き)今振り返ると、映画を見て心から感動できる年齢は、やはり20代までで、ピークは10代。以後は、その頃の感激を求めて挫折することの繰り返しだ。まれに歳をとってからも感激する作品に出会うけれど、それは多分10代に接していれば、もっと深く感動したに違いないのである。大人にしか理解

2015-06-23 10:27:53
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