TRPGデザイナー遠藤卓司が語る、TRPGシステムに依存しないGMテクニック

F.E.A.R.社のTRPGシステムを数多く手がけてきたデザイナー、遠藤卓司氏のつぶやきを中心に、 どのTRPGシステムでも汎用的に活用できる、 GMの為のマスタリングテクニックをまとめました。 12/28の主なテーマは「GMとPLとの間合いについて」 12/30の主なテーマは「自己紹介でPCをいじるテクニック」 続きを読む
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遠藤卓司@東京 @takujiendo

比較的どのTRPGでも有効なマスタリングテクニックその1。 自分の間合いを作る、とかになるな。体感すぎて文章で説明するのが大変w

2010-12-28 15:52:08
遠藤卓司@東京 @takujiendo

比較的どのTRPGでも有効なマスタリングテクニックその2。 頭の位置と角度を利用してNPCとPCの距離を測る。

2010-12-28 15:52:55
遠藤卓司@東京 @takujiendo

間合いは結構重要で、自分は身体が大きく、立ってGMをしている。こうすることで、自分にとってはさまざまな利点があるが、それによって失っているものもあるので、誰にも有効なテクニックとはいいません。この辺りはコンベンションなどでGMの姿勢を俯瞰して見てみると色々発見がありますよ。

2010-12-28 15:56:52
遠藤卓司@東京 @takujiendo

あ、しまった。この場合の間合いとはGMとプレイヤーの物理的な距離です。

2010-12-28 15:58:07
遠藤卓司@東京 @takujiendo

スタンディングスタイルの利点は、1:発言に説得力が増す。2:ボディランゲージの際にプレイヤーの頭の上という空間が使える。3:GMに注目してもらう際に、プレイヤー同士の視線が絡まない。4:サイコロを降るのが楽w

2010-12-28 16:10:07
遠藤卓司@東京 @takujiendo

スタンディングスタイルの欠点は、1:4~5時間は立ちっぱなしなので疲れる。2:発言が高圧的に取られやすい(可哀想で健気なタイプのNPCを演じる際に不利)。3:GMに対して発言する際に、常に見上げる形になるので、発言に要するエネルギーが多くなる。

2010-12-28 16:14:35
遠藤卓司@東京 @takujiendo

相手に話を聞いて欲しい時は、その人に覆い被さるようにして目を直接見ます。これで大概のプレイヤーさんは黙ります。ここまでくるとただの対人交渉テクニックに近いw

2010-12-28 16:17:53
遠藤卓司@東京 @takujiendo

結果として、スタンディングスタイルのGMの場合、GMに注目を集めて、GMの芸を見せるプレイスタイルに向いています。なので、スタンディングスタイルでプレイする場合はリアクションは常にオーバー気味でやった方がいいです。

2010-12-28 16:21:45
遠藤卓司@東京 @takujiendo

あ、そうかスタンディングスタイルの欠点のひとつにプレイヤーの表情を見逃しやすくなるってのがあります。プレイヤーが手元を見ている時の表情がGMに見えません(物理的に)。

2010-12-28 16:26:19
遠藤卓司@東京 @takujiendo

対人交渉テクニックのほとんどはGMテクニックとして活用可能です。逆はムリですがw

2010-12-28 16:23:44
遠藤卓司@東京 @takujiendo

じゃあ、続いて頭の位置とPCとの距離について、これはスタンディングスタイルの話とは異なります。

2010-12-28 16:24:36
遠藤卓司@東京 @takujiendo

頭の位置というのは、プレイヤーさんがGMに話しかける際にどの程度、首をひねり傾ける必要があるのか、という話です。この角度と距離で、有効な接し方が変わるわけです。

2010-12-28 16:28:40
遠藤卓司@東京 @takujiendo

大体の場合は、それほど角度をつける必要はないでしょう。相手がスタンディングスタイルなら顔を上げる必要がある。これは講義を聴く、学生の位置になります。スタンディングスタイルがGM主導のスタイルである由縁のひとつです。

2010-12-28 16:31:46
遠藤卓司@東京 @takujiendo

この時に、視線の位置を左右にずらすだけで済む場合は、もっと気安くなります。友達感覚ですね。プレイヤーの自発的な発言やアクションが欲しい時は、このような位置に移動させて、自分はキミの発言を聞こうとしている、という態度を示せます(話しかける時に視線を合わせるというアレです)。

2010-12-28 16:35:19
遠藤卓司@東京 @takujiendo

ウチのゲームでGMはテーブルの長辺の真ん中に座れと言う理由のひとつですね。短辺にGMが座ると長辺のGMから遠い方の席に着いたプレイヤーさんの視界にGMを入れる際に隣のプレイヤーさんが邪魔になる。

2010-12-28 16:54:29
遠藤卓司@東京 @takujiendo

上、真ん中とあれば下もあるわけで、プレイヤーさんに見おろされる形で、接するGMもいます。このテクニックを使いこなせるGMはかなり少ないし、自分にも使えないので解説は控えます。まったく、TRPGのシステムに関わらないGMテクニックでした。

2010-12-28 17:16:43
遠藤卓司@東京 @takujiendo

GMのアクションのすべてが視界に入ることもなくなりますので集中力もとぎれやすくなります。

2010-12-28 16:54:38
遠藤卓司@東京 @takujiendo

システムを問わないGMテクニック(プレイヤーとの距離とGMスタイルでした)。何かの参考になれば幸いです。

2010-12-28 17:37:50
baldhead @baldheadjp

@takujiendo 例えばシリアスめに誘導したい時は姿勢を正したりイスに座り直してから描写したりとかはします。そういうのはPLの意識誘導のためにやってますね。ただ、基本自分は座りっぱなしです。

2010-12-28 17:55:23
遠藤卓司@東京 @takujiendo

@baldheadjp そういう風にですね、これまでと違うぞ。集中しなきゃという雰囲気を作る際に、高度を取ると、やりやすいと思いますよ。クジャクが羽を広げたり、クマが立ったりして、自分を大きく見せようとする行為に近いです。

2010-12-28 17:59:04
遠藤卓司@東京 @takujiendo

@kodachiukyou ああ、前後移動の話はしていなかったなぁ。身を乗り出すとプレイヤーさんたちも身を乗り出してくるよね。それを利用して、みんなでひとつのことをしているって言う共有感を生み出す方法もあるよね。井上や大畑が得意なスタイルだと思う。

2010-12-28 18:01:43
遠藤卓司@東京 @takujiendo

@ShunsakuYano おすすめはセッションシートにシナリオ名&GM名、日付を書いて卓の真ん中におく。あと、ハンドアウトにもシナリオ名をいれる

2010-12-28 18:10:51
baldhead @baldheadjp

@takujiendo ハンドアウトに入ってるのはいいですね。プライベートで遊ぶ際、最近は今回予告+全枠のハンドアウトをA4一枚に入れて全員に配るようにしてます。意外に他人のハンドアウトも読み返すものなんで。

2010-12-28 18:16:54
Qさん @qsansp

@takujiendo  GMテク懐かしい-(@@ ゲームしたいが仕事が忙しくて周りのゲーム仲間と都合つくのが減ってるのがなんとも。 正月は長く休めますが周りが休みでないワナ(--; GMテクは自分も色々やりましたw  今は仕事でも役にたってたり(><b

2010-12-28 18:24:31
遠藤卓司@東京 @takujiendo

@qsansp 会議とかで、歴然とした差が出るよね。

2010-12-28 18:27:24