早大・水島朝穂教授「立憲主義と平和主義の崩壊を阻止せよ!専守防衛ラインに引き戻せ!」2015/07/12

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岩上安身 @iwakamiyasumi

【Ch1】ただ今、Ch1では「維新案を『違憲』と断じた早稲田大学教授水島朝穂氏インタビュー『立憲主義と平和主義の崩壊を阻止せよ!専守防衛ラインに引き戻せ!』」を中継中です。Ch1→( #iwakamiyasumi live at bit.ly/1biXzMu )

2015-07-12 11:26:06
IWJ インディペンデント・ウェブ・ジャーナル @iwakami_staff

【Ch1】ただ今、Ch1では「維新案を『違憲』と断じた早稲田大学教授水島朝穂氏インタビュー『立憲主義と平和主義の崩壊を阻止せよ!専守防衛ラインに引き戻せ!』」を中継中です。Ch1→( #iwakamiyasumi live at bit.ly/1biXzMu )

2015-07-12 11:25:43
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1.7月12日(日)、岩上安身による早稲田大学教授水島朝穂氏インタビュー「立憲主義と平和主義の崩壊を阻止せよ!専守防衛ラインに引き戻せ!」の模様を実況ツイートします。 #iwakamiyasumi @iwakamiyasumi

2015-07-12 11:10:36
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2.岩上安身「維新案に対して最も早く批判の論評を出された水島教授。他方で小林節氏は合憲のお墨付き。維新案をめぐる早慶戦の様相を呈しています」。水島朝穂氏「今回の問題を社会現象として見た時、世界史の転換点でこういう事が起きる。安保闘争がそうでした」 @iwakamiyasumi

2015-07-12 11:30:34
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3.水島氏「あの時も強行採決だった。何十万人もの人々が国会を取り囲み、その外側では『戦争に巻き込まれる』などと学者や知識人、俳優までもが声を上げてていた。安倍総理の祖父・岸信介は『甲子園では野球を見ている人がいる』と言ったがまったくの間違い」 @iwakamiyasumi

2015-07-12 11:33:01
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4.岩上「維新案について聞きますが、そもそも政府案の問題、根本となる『7.1閣議決定』の問題についてうかがいます。そもそもこの閣議決定(集団的自衛権の行使容認)は『第3次アーミテージレポート』で要請されていたことです」@iwakamiyasumi

2015-07-12 11:35:38
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5.水島「私は『トモダチ作戦』は米軍の上陸演習だ、という毎日新聞が外務省官僚の声として伝えた言葉を紹介したら非難囂々だった。日米ガイドラインに盛り込まれた『調整メカニズム』で番匠幸一郎陸将が横田基地に行って、その後指揮に加わったのが『トモダチ作戦』」@iwakamiyasumi

2015-07-12 11:39:44
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6.岩上「『新三要件』は『日本と密接な関係にある他国が武力攻撃され』た場合とあります」。水島氏「要は仲の良い国、つまり同盟国。ヤクザの『出入り』と同じ。仲が良いから助けるが、仲は良くないから助けない、という主観が入る。国際法上のバランスが失われる」 @iwakamiyasumi

2015-07-12 11:43:48
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7.水島氏「国連憲章51条、米国とイギリスが『集団的(コレクティブ)』という言葉を入れて曖昧にした。しかし国連安保理が動いたら止めなければならない。それは個別的自衛権の濫用を防ぐため。この51条をみな拡大解釈しています」 @iwakamiyasumi

2015-07-12 11:50:56
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8.水島氏「自衛権とは『わが国が武力攻撃された時』。これは外形的事実。誰が見ても客観的に武力攻撃だと認められる。しかし『存立危機事態』は抽象的。同様にかつて山本五十六がパリ条約で認められた自衛権に『在留邦人の保護』を入れ、戦争ではなく事変とした」 @iwakamiyasumi

2015-07-12 11:54:00
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9.水島氏「太平洋戦争の時も『日本の存立危機だ』『わが国の自存自衛の戦い』とした。歴史に学ぶと国が自衛権を緩めた時は、必ず外に出て行くことにつながるのです」 @iwakamiyasumi

2015-07-12 11:56:23
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10.水島氏「安保法制懇の報告書では『切れ目ない(シームレス)』という言葉が何度も出てくる。これは米軍の用語。政治部門が決定すればすぐに軍隊が動けるようにする。6月成立した防衛省設置法改正案で制服組(自衛官)の判断が切れ目なく決定に反映されるように」@iwakamiyasumi

2015-07-12 11:59:06
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11.水島氏「戦前は力を持った軍部が議員に『だまれ!』と乱暴な恫喝。これまでの自民党だったら専門的に研究している憲法学者が違憲と言ったら『重く受け止めます』と言って守らない(笑)。しかし安倍総理や高村総裁は『憲法学者ではなく最高裁が判断』などと発言」@iwakamiyasumi

2015-07-12 12:04:26
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12.岩上「山本五十六は昔の人で、当時の日本は好き勝手できたイメージがあるが、当時も自衛権行使のためには要件に縛られ、国際社会の目を気にする必要があったんですね。だから違法である『戦争』を『事変』と言い換えた」。水島氏「当時は『事変』で今は『事態』」@iwakamiyasumi

2015-07-12 12:07:33
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13.岩上「自民党が根拠としてすがる砂川判決」。水島氏「当時の基地は結構いい加減でフェンスがぺたっと倒れた。やったぞとばかりに数m敷地内に入ってわーっとやって戻った、というだけの事件。それで懲役1年は重いと地裁は無罪にし、そのために基地は違憲とした」@iwakamiyasumi

2015-07-12 12:11:12
IWJ 実況ch1 @IWJ_ch1

14.水島氏「高裁でしっかり調べれば罰金数千円くらいで済んだだろう。しかしマッカーサーが大慌てで当時の外務大臣(岸内閣)や最高裁判事と会って最高裁に跳躍上告させた。『米軍駐留は違憲』という言葉をとにかく排除したかった」@iwakamiyasumi

2015-07-12 12:14:07
IWJ 実況ch1 @IWJ_ch1

15.水島氏「それで最高裁は『自国の存立を全うするために必要な自衛の措置をとりうるのは当然。日本を守る駐留米軍は違憲ではない』、つまり個別的自衛権でカバーしきれない所を米軍が補う、というロジックで違憲ではない、とした。自衛隊が外に出ていく集団的自衛権が合憲とは言っていない」

2015-07-12 12:16:07
IWJ 実況ch1 @IWJ_ch1

16.水島氏「高村副総裁は『集団的自衛権行使は認められない、とは言っていない』などと発言。これでは、日本国憲法に『徴兵制は認められない』とは書いてないから徴兵制は可能、と言っているのと同じ論理」@iwakamiyasumi

2015-07-12 12:18:42
IWJ 実況ch1 @IWJ_ch1

17.岩上「昭和47年見解の欺瞞について」。水島氏「そもそもこれは自衛隊が合憲である、という論を補強するために使われてきた極めて完成度の高い文章。それは『自衛隊は集団的自衛権を行使しないから合憲なんだ』という理屈として、耐久性が高かった」@iwakamiyasumi

2015-07-12 12:25:43
IWJ 実況ch1 @IWJ_ch1

18.水島氏「だから長谷部恭男氏などは『自衛隊の合憲解釈の法的安定性を欠く』と言っている。この意味は、今回の法案で自衛隊を『他衛隊』にしてしまうことで、この昭和47年見解で補強された合憲解釈が無効になってしまう、自衛隊が違憲になってしまう、ということ」@iwakamiyasumi

2015-07-12 12:28:07
IWJ 実況ch1 @IWJ_ch1

19.水島氏「麻生太郎氏の『ナチスの手口を学んだらどうか』発言。冤罪・自作自演で全権受任法を通した。麻生氏は手法ではなく手口と。つまり悪いことだと認識。新幹線爆破など非常事態が起こった時に、軍隊はククーデターができると言っているというようなもの。」@iwakamiyasumi

2015-07-12 12:51:37
IWJ 実況ch1 @IWJ_ch1

20.岩上「そして今日の本題である『7.1閣議決定』は『憲法介錯だ』という問題。憲法学者・木村草太氏などは【限定して集団的自衛権を認めたもので、個別的自衛権で対処できるものを、あえて集団的自衛権と呼んでいるだけだからさほど心配しなくても良い】と主張」@iwakamiyasumi

2015-07-12 12:54:53
IWJ 実況ch1 @IWJ_ch1

21.岩上「さらに【在日米軍基地への攻撃に対する自衛隊の反撃について。米軍への攻撃だから集団的自衛権行使とも説明できる】【閣議決定は、日本の防衛以外に軍事活動はしないという憲法の枠組みを超えてはいない】と主張。水島氏はこれは誤りだ、と断じていますね」@iwakamiyasumi

2015-07-12 12:56:19
IWJ 実況ch1 @IWJ_ch1

22.水島氏「国連憲章は自国の憲法に従うべしとしている。日本は国連憲章に加盟しているが集団的自衛権は憲法で認めていない。他国防衛のために自衛隊を使えないという歯止めをわが国の政府はずっととってきました。つまり個別的と集団的は重ならない。二者択一です」@iwakamiyasumi

2015-07-12 12:59:03
IWJ 実況ch1 @IWJ_ch1

23.水島氏「わが国が合憲としているのは自国への武力攻撃。閣議決定は他国への武力攻撃。つまり重ならない。これまで質問主意書などで『重なるのか?』という問いに対して、重ならないという姿勢を貫いてきた」@iwakamiyasumi

2015-07-12 13:03:32