- niwatorisan39
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ネオサイタマ郊外・名も無き峠の茶屋 「へい、おまち!」茶屋の主人がスシをもって出てくる。大きなバックパックを背負った、サイバーサングラスを掛けたヤクザ風の男は無言でスシを受け取る。そして、マグロをつまみ口に入れようとした瞬間
2015-07-12 13:57:59目の前の藪から、くぅーん…傷ついたシバめいた盲導犬が出てくる。しかし、店に近づく様子はなくその場を動かず、じっとヤクザを見ている。「なんだ、薄汚い犬が、あっちいけ」店主が追い払おうとする
2015-07-12 13:58:26盲導犬は少しの間は動かずにいたがやがてヤクザの足元へ。そして、頭を下げるような素振りをした後にスシを食べ始める。「お客サン。動物に好かれるんですね!」店主はのんきに言うと店の奥へと引っ込む
2015-07-12 13:58:40「イヤッー!」「グワーッ!」深い竹林に二つの影。一人はメンポを身につける…ニンジャである。もう一人は…「ザッケンナコラー」BLAM!BLAM!BLAM!ヤクザスーツに身を包み影はチャカガンを斉射!
2015-07-12 13:59:17ニンジャは回避!月明かりがもう一つの影を照らす。真っ赤な天狗のオーメン!そう、ヤクザ天狗である!状況はヤクザ天狗に圧倒的に不利!アイサツからのアンブッシュに失敗、竹林というジェットパックが使えない状況に追い込まれている
2015-07-12 13:59:31これは決して彼が油断していたわけではない。不運が積み重なり今の状況になったのだ。「イヤッー!」「グワーッ!」ニンジャは竹林を抜け重い一撃。ヤクザ天狗はバイオバンブーに叩きつけられる
2015-07-12 13:59:39「モータルのクズが…死ね!」ニンジャがヤクザの天狗の前で大きく腕を振り上げる!おお、もはやこれまで、ヤクザ天狗にはもう動く力も残ってはいない。しかし、その時
2015-07-12 13:59:51竹林を駆け抜ける影!ヒュン…「サヨナラ!」ニンジャの首は飛びハイクを読むまもなく爆発四散。ヤクザ天狗は目を凝らす。そこには恐ろしい姿をしたボロボロの布切れを首に巻いた…犬。彼はニンジャドック・ストライダーである。
2015-07-12 14:00:01ストライダーは頭を下げる。ヤクザ天狗にはストライだーの言葉はわからない。しかし、ニンジャであることは長い戦の経験から瞬時に理解し、頭を下げ返す。なぜ、ストライダ-はここへ来たのか?「ワンプレートランチをみんなで食べたら実際友達」ミヤモト・マサシの言葉である
2015-07-12 14:00:11彼は犬であるからこそ、自分の食事を、命を分けてくれたヤクザ天狗に対して命で答えようとしたのである。ストライダーは近づこうとしたが、立ち止まり、後ろを向く。彼もヤクザ天狗のことは知っている。孤高のニンジャハンターだ
2015-07-12 14:00:20ニンジャに必要以上に助けられることを望むまい。ストライダーはそのまま竹林の奥に消えていった。場には静寂。ヤクザ天狗はなんとか立ち上がり、彼もまた竹林の奥へ消えていったのである
2015-07-12 14:00:30