【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第61話「呂布の機智」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」01】 第61話でございます。呂布、賢者モードの回。

2015-07-14 12:30:39
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」02】 孫策が江東・江南を平定していた頃、袁術は淮南(わいなん)を中心に勢力を伸ばしていました。そんな袁術に、孫策から玉璽を返してくれという連絡がきました。どうしたものかと袁術が部下たちに諮りますが、部下たちは一斉に反発。

2015-07-14 12:32:57
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」03】 今まで何の連絡もよこさなかったくせに、預けた品を返せとは恩知らずにもほどがあるというのです。孫策をこらしめるべきだと、威勢のいい意見も飛び出しますが、まともにぶつかるには、相手が勢いがありすぎると自重意見が出ます。

2015-07-14 12:37:32
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」04】 孫策を相手にする前に、北方の憂いを除くことが先決だという意見も出ます。北方の憂いというのは、徐州の呂布と、小沛の劉備玄徳の存在です。特に呂布の場合、うかつに留守にすると乗っ取られかねません。過去の例がそれを示しています。

2015-07-14 12:39:30
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」05】 まず、玄徳と呂布を仲違いさせ、玄徳を討ち、そのあと呂布を片付けるという戦略をたてることにしました。そのため、袁術は、呂布に以前の約束していた贈り物を送ることにします。

2015-07-14 12:41:19
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」06】 実際にばく大な贈り物が呂布のもとに届けられますが、呂布は袁術の意図を見抜きます。小沛の劉備を討たせては次に自分たちが狙われることは明白。そこで贈り物はどうしようかと考えますが、以前の約束を果たしたいうことでそのまま受け取ります。

2015-07-14 12:44:58
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」07】 一方、小沛にいる玄徳には、袁術軍10万が押し寄せてきました。袁術は呂布が贈り物を受け取ったとわかると、すぐさま行動を開始したわけです。小沛の劉備軍は5000の兵しかいません。劉備はすぐさま呂布に救援を求めます。

2015-07-14 12:46:57
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」08】 呂布は、玄徳に安心せよと伝えるように伝令に命じます。そして、ゆるゆると出発します。押し寄せてくる袁術軍の大将は紀霊です。紀霊は呂布の姿を見ると、呂布の行動を訝(いぶか)しみます。

2015-07-14 12:49:07
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」09】 とりあえず、迅速な行軍をしてきた袁術軍ですが、呂布が大軍を率いてきたので、これ以上進むわけにもいかず、陣を張ることにします。一方、玄徳のもとには呂布からの招待状が届きます。張飛は呂布を信用していませんが、玄徳は行くことに。

2015-07-14 12:50:49
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」10】 張飛は玄徳の護衛としてお供につきます。少しでも変な素振りを見せたら叩き斬る覚悟です。 にこやかに玄徳を迎える呂布。早速合わせたい人物がいるといって、幕舎に案内します。待っていたのは、袁術軍の総司令官、紀霊将軍です。

2015-07-14 12:52:30
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」11】 どういうことかと怒る紀霊と張飛。呂布は平然と、双方に和睦をしてもらいたいと言い出します。和睦とはどういう意味かと尋ねる綺麗に対し、呂布は和睦とは合戦をやめて仲良くすることだ、と答えます。和睦の意味、これでわかりましたね?

2015-07-14 12:54:03
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」12】 からかわれていると思った綺麗将軍は、百姓町人のケンカじゃあるまいし、そう簡単に兵をひきあげるわけにはいかないと言います。張飛も、その場で綺麗達を斬りかねないほど、場は一触即発の状態に。そこに呂布が、だまれ!と一喝。

2015-07-14 12:56:22
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」13】 槍をもってこさせ、和睦をしろというのは天の声だと言い始め、やりを地面に突き刺します。だいぶ離れたところから、弓を射て、矢が槍に命中したら和睦しろと言います。いつの間にか呂布がこの戦を仕切っていますね。

2015-07-14 12:58:18
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」14】 綺麗将軍は、いくらなんでもあの槍に命中するわけはないと思い、呂布が今まで仲間だった玄徳の手前、こうやって戦になってもいいように理由付けしてると考え、呂布の提案に乗ることにしました。玄徳ここまで一言もなし。

2015-07-14 12:59:49
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」15】 呂布は酒を持ってこさせます。酒に酔っ払って射ようというのかという張飛に対し、綺麗は、天の声ならどのように射ようとも命中するはずと返します。呂布はもういっぱいおかわりをして、人心地ついた上で弓矢を構えます。

2015-07-14 13:01:35
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」16】 呂が放った矢は、見事槍に命中しました。それはないぞと抗議する綺麗ですが、呂布は約束通り和睦だと迫ります。呂布と玄徳、綺麗の三者で和睦の乾杯をします。双方一人の兵の血も流さずに、無事に和睦がなったと喜ぶ呂布。

2015-07-14 13:04:20
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」17】 しかし、張飛は、こんなことで徐州城を乗っ取られた恨みはわすれないと、不穏な心中。綺麗は、呂布がただの猪武者ではなく、機智も謀才も持っていたのかと、侮りがたい感情を抱くのです。

2015-07-14 13:06:36
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」18】 伝国の玉璽がまわりまわって引き起こされた戦ですが、綺麗としては何の戦果もあげることなく帰還することになります。このあとどんな言い訳をしたのかわかりませんが、袁術が怒り狂っているだろうと予想されます。

2015-07-14 13:10:06
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【横山光輝「三国志」講座61「呂布の機智」19】 呂布がずっと賢者モードだったら名君になったかもしれませんね。 ひとまず戦いを避ける事はできましたが、張飛の心にわだかまりが残っています。それが次なる騒動を引き起こすのですが、そのお話はまた次回です。 今回はここまで。

2015-07-14 13:13:03