【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第55話「蛟竜」の回です。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」01】 第55話です。蛟竜(こうりゅう)の回。前後挟まれスタコラサッサと逃げ出した劉備のその後のお話。回によってページ数にムラがあることでお馴染みの横山光輝「三国志」ですが、今回は特にページ数が少ないです。

2015-05-26 12:31:38
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」02】 前回、恩賞目当てで出兵した呂布軍。しかし、戦をすることなく劉備が逃げてしまったので、呂布軍の方も引き揚げています。その後、袁術から届いた手紙を詠んだ呂布は、激おこぷんぷん丸です。ぬぬぬと言って丸めて握りつぶしてしまいました。

2015-05-26 12:37:10
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」03】 部下たちが何事かと尋ねたら、この袁術からの手紙を読んでみよと投げ捨てます。部下は拾ってから再び広げなくてはいけません。破かなくてよかったですね。袁術が言うのには、玄徳の首をあげたら贈り物を与えるよんということです。

2015-05-26 12:38:58
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」04】 呂布にしてみたら、袁術軍を勝利に導けばミッションクリアなはずなのに、袁術は狡猾にもクリア条件をすり替えてきたのです。これに怒った呂布は、それなら袁術の高慢な面をたたきのめしてやると、出陣の準備を命じます。

2015-05-26 12:41:57
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」05】 これに慌てた部下たちは、今の呂布軍には南陽と戦うには備えがないと反対し始めます。さらに、袁術には袁紹という後ろ盾がいることを忘れるなとも言います。実際には袁紹と袁術の仲は悪いので、そこまで心配することはなかったと思いますが…

2015-05-26 12:45:55
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」06】 ここは何卒がまんしてくださいという部下に対して、むむっとうなる呂布。さらに参謀役が、それより玄徳をここに迎え入れたほうが得策だと言い始めます。これにはびっくりの呂布。だって、つい最近まで裏切って攻撃をしかけた相手ですから。

2015-05-26 12:48:06
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」07】 参謀いわく、南陽軍10万を相手に一歩も引けを取らずに戦った玄徳はただ者ではないと。玄徳を味方に引き入れ、時を待ち、袁術を破り、袁紹を滅ぼせば天下の半分は呂布の手に入るという算段です。

2015-05-26 12:50:01
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」08】 ここまで天下大計を語れる参謀というのは、呂布にとって過ぎたる家臣だったか…。

2015-05-26 12:51:03
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」09】 玄徳を受け入れるにあたって、問題となるのが、呂布が玄徳の留守を狙ってこの徐州を手に入れたということです。そんな簡単に帰ってくるものだろうか、と呂布が疑問を持ちますが、参謀は、流軍となった辛さを味わっている玄徳なら帰ってくると読みました。

2015-05-26 12:53:13
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」10】 呂布は参謀役にその工作を実行するように命じました。 一方、玄徳は広陵の小さな廃寺に身を潜めていました。ずいぶん初期にも廃寺にいたことがありましたな。芙蓉姫元気かなあ。っとそれました。3万の兵が今では40人に満たない人数となった玄徳軍。

2015-05-26 12:55:55
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」11】 まさに落ちぶれた苦しみを味わっている玄徳ですが、もともと貧乏暮らしだったので、意外と打たれ強かったりします。 そんな玄徳のもとに呂布からの使者が来ました。呂布の手紙には、玄徳の母と妻も無事であることが書かれていました。

2015-05-26 12:57:45
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」12】 呂布からの使者と聞いて、張飛が斬りかかろうとしますが、玄徳が止めます。関羽が、呂布がなんと言ってきたのかと聞くと、「自分は決して徐州を奪うつもりはない、城内に派閥争いがあり、このままでは自滅するから未然に防ぎ徐州を守っている」と。

2015-05-26 12:59:31
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」13】 だったら、なぜ玄徳追悼の兵を出したのか、という答えはないので、張飛はそんなの信じられるかと言います。しかし、玄徳としても、このままココにいたら安全かというと、そうは言えません。玄徳は、母や妻とも会ってみたい言い、戻ることを決めました。

2015-05-26 13:01:30
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」14】 竜が沼の淵に潜むのはなんのため、時機を待ち、天に昇らんがためであろう、時には恥を忍ぶこともあろう、と張飛、関羽を説得する玄徳なのでありました。

2015-05-26 13:03:03
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」15】 こうして玄徳は徐州城へ戻ります。城門には、呂布軍が待機していました。警戒する張飛でしたが、馬車がやってきて、玄徳の母と妻が出てきました。玄徳と妻のセリフは「殿」の一言だけ。再会をよろこぶ三人のもとへ、呂布がやってきます。

2015-05-26 13:05:25
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」16】 にこやかに出迎える呂布。この国を玄徳に返しますぞ、という呂布に対し、玄徳は、私のような若輩より、人生経験の豊富な呂布殿の方が国を治めるには相応しいと言います。呂布は自分が治めることに不満がないのか、と訪ねますが、玄徳はないと答えます。

2015-05-26 13:07:11
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」17】 それなら、とあっさり呂布は自分が治めることにします。そして、若いのによくできたお方じゃ、と呂布を褒め、祝宴を開くことを宣言します。張飛はギギギと悔しがりますが、関羽は冷静に、玄徳には玄徳の考えがあってのことだ、とたしなめるのです。

2015-05-26 13:09:09
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」18】 ここで、呂布は玄徳のことを若造扱いしてますが、実際の年齢差はどのくらいのもんでしょうか。「三国志」大百科によると、玄徳は(161〜223年)、呂布は(?〜198年)となっていて出生年不明です。この回は、196年の時なので、玄徳は35歳。

2015-05-26 13:15:10
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」19】 相手を若造扱いするからには、少なくても10歳くらいは年がはなれていても良さそうですね。呂布が初登場したのは189年に丁原暗殺前後ですが、この時に玄徳は28歳。呂布を38歳と仮定しますか…。となると生まれは151年頃と。

2015-05-26 13:22:37
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」20】 まあ、呂布の生まれた年が不明なので勝手な推測ですけどね。 ともかく、曹操が恐れた呂布と玄徳は、二虎競食の計や、駆虎呑狼の計を経て、奇妙な形でまたくっついたわけです。

2015-05-26 13:24:50
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【横山光輝「三国志」講座55「蛟竜」21】 徐州については、一旦はここで落着いたします。 この後は、しばらく孫策サイドの話になります。 今回はここまで。

2015-05-26 13:26:03