牧野修『月世界小説』の感想をまとめてみた
- bombyxmori98
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【月世界小説 (ハヤカワ文庫 JA マ 5-7)/牧野 修】歴史改変、言語改変、妄想で作られる仮想の世界、神との対決。てんこ盛りなのに読む手が止まらなかった。 →bookmeter.com/cmt/48693253 #bookmeter
2015-07-11 15:48:47『月世界小説』読了。片想いの相手(同性)とゲイパレードを見に行った主人公がヨハネの黙示録的災厄に巻き込まれ、日頃耽溺している妄想に浸って安らかなまま死のうとすると、その妄想世界がリアルな存在感を持って立ち現れるーーというオープニングが30ページ足らずというスピード感よ。
2015-07-15 23:34:52牧野修 月世界小説読了。ゲイパレードを見に来ていた菱屋修介は晴天の空に音楽が鳴り、天使が舞い降りるのを見た。次の瞬間、世界は終わりを告げ、菱屋は惨劇の中に投げ出された。多数の言語が無数の妄想世界を生み出し、宇宙を正しく統一しようとする神の策謀と人間は言語の力を武器に長い戦いを描く
2015-07-16 01:12:21言語アクションに「ニホン語」の謎
『月世界小説』 カナと漢字がじんわりじんわりと作品世界に接続されていく様が心地よすぎる。このまま読んでたら今日何も手つかなくなりそうだから少し我慢しよう……
2015-07-12 13:14:38月世界小説、という本を読みだしたけどこれいきなり目次からして 菱屋修介 世界n 2014 菱屋修介異本(バリアント)01 1975 世界n+1 とか書いてあってやばいし菱屋修介 世界n 2014の中身も起承転結とかをブチ抜いていきなり頭を鉄パイプで殴りつけるようで非常に期待できる
2015-07-30 17:02:45月世界小説続き。 擬テキスト装甲だとか脚注弾とか、かっこいいなあ。「ネ申」と「示申」の概念の違いがまだよく消化し切れていない感じ。一般的な神と物語世界の神、というのじゃちょっと薄っぺらいなあ。
2015-07-12 21:54:16月世界小説 >> (菱屋修介03 世界n-1)アナグラム弾で、『あたま』を『あまた』に置き換えるって発想が好き。しかし、どれもこれも妄想の世界の出来事というのなら、その落ち着く先は元の現実という →bookmeter.com/post/13/125837… #bookmeter
2015-07-12 21:57:14月世界小説 >> (菱屋修介元型 世界n+1)脚注弾、落丁爆弾と、物語、小説世界という設定を使ったあれこれがおもしろい。先ほどアナグラム弾と同様も、こちらはちょっと遊び心があるような。 →bookmeter.com/post/13/125837… #bookmeter
2015-07-12 21:59:07え、擬テキスト装甲に脚注弾ですか!? 「黎明コンビニ血祭り実話SP」の世界観、すげー好きだったので楽しみ!<「月世界小説」 twitter.com/Bookhon13/stat…
2015-07-12 22:20:41一番好きなのは戦闘描写。三十五ミリアナライズ弾とか、擬テキスト装甲とか、脚注弾とか、落丁爆弾とか。センスしか感じない笑 なにより、紙面そのものが戦闘しているように感じさせた本はこれがはじめて。 とっても新鮮だった。
2015-07-13 19:07:27牧野修の最新作。 『言語』をテーマにしたバトルSF。現実に『戦う』方向で表現するのがSFっぽいところ。...『月世界小説 (ハヤカワ文庫JA)』牧野 修 bit.ly/1OyXdWz #booklog #読書 #本
2015-07-23 16:38:02月世界小説 本筋とはあまり関係ないんだけど「ひっくりかえっちゃったでござる」 に困惑。パニックになると周りのものをひっくりかえす忍者(という設定を敵に追加されたキャラ)が、自分の体をひっくりかえしちゃって内臓ドバーってなったときのセリフ。
2015-07-18 19:41:13牧野修『月世界小説』、こりゃすげえ。「平行多義言語[ポリフォニー]」のアイディアもいいし、その使い方の描写もたまらない。魔法とはこういうもんだべ。
2015-07-20 23:14:35