第111回日本精神神経学会学術総会実況　アンチスティグマ委員会シンポジウム　内的スティグマの諸課題－気付き方、伝え方、学び方－

aikider @sayoarashi

内的スティグマの諸問題―気づき方、伝え方、学び方―　福祉ジャーナリスト　町永俊雄

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市民フォーラム・・・認知症、がん、発達障害、統合失調症、双極性障害、うつなどを開催

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なかでも認知症が最多。

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今までのメディアは正義の立場から糾弾する姿勢だったが、認知症は誰もがなりうるという視点から、内なるスティグマにも目を向けなければならない。

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２０２５年には７００万人に達するとされる。メディアにおいては衝撃として捉えられる。望ましくないものとして恫喝的な論調になりがち。それを所与のものとして考えるように方向転換しつつある。国の国家戦略としても、誰もが認知症とともにある社会を目指している。

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生活者の視点から、内的なスティグマを見つめる多様な視点が必要

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ある夫婦の対話：何でも語り合って過ごしてきた夫婦、離れて座るソファ、その対話に潜むものとは

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若年性認知症の女性「診断されていよいよ訳がわからなくなった」

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診断自体が自己の喪失、アイデンティティの危機。

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夫「やっぱり支援は必要」本人「支援される立場にはなりたくない。そうなったら死ねばいい」 コミュニケーションの障害

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コミュニケーションが相互に発信されるものであれば、支援される側だけでなく、支援する側にも、適切な言葉をかけるというコミュニケーションの障害が発生しているのではないか

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これもスティグマといってよいのではないか

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認知症の見当識障害は時間、空間、人間の中に生まれる。スティグマもその「間」に生まれる

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差異：何もできない、何もわからない→スティグマ 共通：できることはある、感情は生きている→人である

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スティグマを気づく、伝える、学ぶ。そのためには当事者、当事者性が必要。

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幻聴との対話：幻聴は否定するべきものなのか。共存することも可能

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人生にはスティグマに満ちている

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人生という放物線：落ちたパフォーマンスを無理やり引き上げようとするのではなく、それに寄り添うこと

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現代の価値観では若くて元気で効率性の高いものこそよいという価値観であるが、老人と子どもはそこから排除されてしまう。子どもも若い人も老人も生きやすいスティグマのない社会を。

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内的スティグマ　患者は症状を主観的に感じる―私達は客観的に評価する？　松沢病院斉藤先生

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82歳の女性でIQ130ある女性、だが健忘や実行機能障害が出現していた。日記の記載も少なくなり語彙が減少していた。普通なら気付かれないが、AD発症していた。

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人が立っていられるのは、離れているところに家族や友人がいるからだが・・・アルツハイマーによって直近の記憶、数年前の記憶が失われ、家族の記憶もなくなり孤独になる・・・いずれは昔の記憶だけになって死んだはずの両親を探し始める

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認知症とは、「私」を失い、他者を失う病である

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今のことを覚えていられない、妻のことを思い出せないということはどういうことなのか、我々健常人にはわかっていない。家族にもわかってない。

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認知症の神話と真実：その人らしさは最後まで残る→人格を変え、精神活動を貧困化させる