「ロボットや人工知能は人間の仕事を奪うのか」雑感

まあSFみたいにはならないからヘーキヘーキ(慢心)
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あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

「ロボット、人工知能に職業を奪われうるか」という問題は、どの立場から変化を推測するかによって大きく変わってくる。 言ってしまえば、オーナー(雇用者)視点か、ワーカー(被雇用者)視点かである。

2015-07-22 16:59:57
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

オーナーの立場から考えれば、今後進化していく人工知能はさして脅威にならない。 また、ロボットによる作業の自動化も、彼の立場を脅かすことには繋がらない。 なぜなら、オーナーは常に労働を指示する側だからである。

2015-07-22 17:00:11
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

ごく当たり前のことを述べたわけだが、これは非常に重要なポイントである。 オーナーにとって、新鋭の技術はあくまでツールとして機能する。 いかに高度化しようと、事業戦略上の決定は彼によって行われることに変わりはないのである。

2015-07-22 17:00:29
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

もちろん、判断以前の情報収集や分析といったタスクは代替されるだろうが、決定権を自ら手放さない限り、機械は彼の支配下に置かれ続ける。 むしろ、作業や情報伝達の効率化・省力化が進むことで、多大な運用コストや人員を必要としない業務環境が整っていく。

2015-07-22 17:00:46
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

人工知能の普及が進めば、より少ない投資で、より効果的に収益を得られるようになるだろう。

2015-07-22 17:00:59
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

一方、職業の簒奪に怯えることになるのはワーカーの立場だろう。 なぜなら、戦略立案や事業方針の決定権がなく、基本的に上の指示に従って業務をこなしているからである。 管理職なら業務上の工程管理や指示を担当していることもあるだろうが、社の方針を左右しているわけではない。

2015-07-22 17:01:14
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

同時に、彼らの業務は機械による代替がある程度利く。 たしかに導入コストは高いかもしれないが、複数名のワーカーの業務を1台の機械で代替できるとなれば、結果的に安上がりである。

2015-07-22 17:01:36
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

また、工程管理や指示についても、人工知能の発達によってスケジューリングの柔軟化が実現すれば、管理業務の代替が起こるだろう。

2015-07-22 17:01:54
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

実作業をロボットが、管理業務を人工知能が担うようになれば、単純作業をこなすために雇っていたワーカーは必要なくなる。 ロボットや人工知能の保守運用を担当する人員、設計業務や検査業務を担うワーカーはまだしばらく居るかもしれない。

2015-07-22 17:02:15
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

だが、複雑作業への対応や、知能としての柔軟性が高まれば、いずれ置き換わる業務も出てくることだろう。

2015-07-22 17:02:29
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

現在の人間の職業が将来的に奪われるかどうかという点で言えば、奪われる領域はあると言えるだろう。 ただし、これまでの産業発達の中でも職業の興廃は起こってきたことを踏まえれば、取り立てて異常な現象ではないとも捉えられる。

2015-07-22 17:02:46
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

この問題を考える上でもっとも重要なのは、「どう奪われない職業を興していくか」である。 前述のとおり、ワーカーがこなしてきた下流工程は、今後ますます自動化が進むと考えられる。 こういった分野にわざわざ雇われる立場で入ることは、明らかに賢い選択とは言えないだろう。

2015-07-22 17:03:02
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

逆に、オーナーとして仕事に携わるという選択は、より採りやすくなっていくと捉えられる。 機械を扱うための知識があり、一定の投資が可能であれば、事業者をやっていくことは難しくない。

2015-07-22 17:03:18
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

規模の大きな事業を想定してしまうと難しいが、1人ないし少人数での運営なら、率先して業務を請け負うことで収入を得ることはできる。 今後、アウトソーシング分野が拡大していくことを鑑みても、魅力ある選択のひとつと捉えてかまわないだろう。

2015-07-22 17:03:35
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

3DプリンタやNC工作機械など、廉価な生産設備を持つことで、専門性を強調していくことも可能である。

2015-07-22 17:03:53
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

機械による業務代替を前提にするなら、ニッチな供給を支える小規模なオーナー多数と、市場への大量供給を担う中堅以上の企業が複数という体制こそ理想である。 価値が多様化するといっても、誰もが必要な商品は存在する。

2015-07-22 17:04:15
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

各種インフラ基盤、生活必需品、食料……そういったものを流通させるには、やはりある程度大きな資本基盤が必要となる。

2015-07-22 17:04:21
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

誰か少数がほしがるものを安く少数作る仕事に就くか、世界規模で必要とされるものを企業の一員となって提供するか。 将来の人類には、この二択が迫られることになるだろう。

2015-07-22 17:04:37
あっきぃ。@いろいろつぶやくやつ @akkiy_ya

いずれにせよ、我々は機械のオーナーであることを前提に動くべきである。 さもなくば、本当に仕事を奪われることになるだろう。

2015-07-22 17:04:49