第四回班会議（前編）

銃と鋏と改悪王政！コピペbot @ju_hasa

佐乃「でも中には女の子がいたんだよね？」 黒那「……あっ」 佐乃「さらに葵ちゃんがいる時はついてた電気が、女の子を残して帰る時にはまた同じように消えてたってことは…？」 黒那「えっ…えええ！？ちょっまっ…！」 時雨「やっとわかったか」 ゆうな「へええーっ怖いですね！」 空太「…」

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ゆうな「はいっ！次私がいいですっ」 黒那「あまり怖くないのにしてね…っ」 私はつい最近の話です。部屋に掃除をしてたら、ずっと前に飼ってた犬のペロの首輪が出てきたんです。死んじゃった時はすごく悲しくてワンワン泣いてたんですが、もういいかなと思って首輪を捨てることにしたんです。

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そしたらその日の夜、何年かぶりに金縛りにあったんです！動けなくて、うっすらと開いた目に黒いなにかが見えて「もしかして幽霊！？」と怯えてたら、チリーン…と懐かしいペロの首輪の鈴の音がしたんです。その瞬間金縛りが解けてゆっくりと起き上がったら捨てたはずの首輪を握りしめてました。

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ゆうな「きっと、ペロが私を守ってくれたんです…もちろん首輪は今でも家に飾ってあります！」 瑠璃可「へえっ、ちょっと怖いけどいい話じゃん」 黒那「そ、そうね…これくらいなら…」 佐乃「あ、金縛りネタなら俺もあるよ」 時雨「それ普通最初に言っちゃう？」

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佐乃「マジな体験談だし全然怖くないかもしんないけど」 中学に行ってた頃なんだが、すごい嫌われてる奴がいてさ。デブで清潔感なくて、そのうえ偉そうなのに運動も勉強も出来ないっていう。みんなイジメはしないけど基本無視しててさ、可哀想に思って俺はそういうの気にしないし話したりしたんだ。

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でも話せば話すほど確かにうざくて、めっちゃ上から目線なんだよ。俺もついに愛想尽かして遊びに誘われても断るようになったんだ。何回目かに断ると家にくるとか言うんだ。でも結局家に押しかけて来たことはなかったんだ。学校で怒鳴られたりはしたけど。

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そんなことも何回か続いて、また家に押しかけるぞ！と脅されてハイドーゾ。って思って昼寝。そしたら金縛りにあったんだ。横向いて寝てたから背中の方見えなくて、でもなにかがこっち見てる気配だけして、「もしかしてあいつがきたのか？それとも幽霊かなにか？」と思ってたら声が聞こえたんだ。

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「用事やっぱりねえじゃねえか！」って。マジできたのか、と思いつつ幽霊じゃなくてよかったと思ってホッとしたらそのまま寝ちまったんだよ、普通考えらんねえよなw起きたら朝で、やばいと思って学校行ったらそいつの机に花瓶が置いてあんだよ。 葵「それって…」 佐乃「そ。家に来る途中で車に」

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黒那「えええええ普通に怖いよおお！！！」 瑠璃可「ちょっとぞくっとしたわね…」

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時雨「ちょっと休憩するか？結構長々話してるしね」 伊織「そだねー、じゃあ夜にもう一回やるか！その方が雰囲気でるし！」 黒那「ううう嬉しくないい…！」

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葵「と、いうことでちょっと休憩しよう！」 時雨「また夜にやるから、お楽しみにってことで」

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時雨「予想以上に真夜中になっちまったのと明日中の人のバンドが朝集まるらしいから明日にして欲しいとの提案が」 葵「なんともメタい、わかりやすい理由」 佐乃「まあそれは仕方ないのかなー」 伊織「だね。黒那もぐーすか寝てることだし今日はお開きかな」