第十九回文学フリマで【植物×建築アンソロジー『今夜はコトノハ植物園で』】を頒布します! (ブース番号: C-21) くわしくはWebカタログでチェック! c.bunfree.net/p/bunfree19/24… #bunfree
2014-11-18 01:42:59『アナレンマの黄金樹』 藤あさや(ゲスト)
天へ届く樹木の実在する世界。“世界樹”はニュートン物理の反証となっていた。あまりにも巨大な樹木はどう考えても自らの重さを支えきれないのだ。だが1920年代、一人の青年研究者が世界樹の謎を解いた。ケプラーの法則から導くシンプルな物理モデルによって。青年の語る世界樹の物理をガイドに旅するちょっぴり古風なハードSF。ポール・バーチの軌道リング、宇宙エレベーターに続く新たな宇宙への架け橋を示します。
【文フリ告知】 新刊 『今夜はコトノハ植物園で』 の書影です。 会場では、キリコさん(@saji_nai)が手掛けてくださったこの美しい装画を目印に、ブースにお越しいただけたらと願っております。是非っ! #bunfree pic.twitter.com/zZHdytFq8S
2014-11-19 09:02:49【文フリ告知】 新刊 『今夜はコトノハ植物園で』 収録作品一覧です。 『アナレンマの黄金樹』 藤あさや(ゲスト様) 『世界の終わり、きみとのぼる朝陽を見た』 神尾アルミ 『花食む月』 若本衣織 『樹想夢記』 空木春宵 『いばらゆき』 七木香枝 #bunfree
2014-11-19 09:58:06【文フリ告知】 新刊 『今夜はコトノハ植物園で』 のお試し読み用PDFです。男気溢れる直リンク。収録作五編の冒頭数ページをお読みいただけますので、是非、DLの上、ご覧ください。 soubundou.net/kotonohasample… #bunfree
2014-11-20 14:55:42#文フリ 19にて頒布のソウブンドウ様の『今夜はコトノハ植物園で』 c.bunfree.net/p/bunfree19/24… に拙作「アナレンマの黄金樹」を載せていただきました。宇宙に届く樹木の登場するハードSFです。軌道リングや宇宙エレベータに並ぶアイデアを語ります。 #bunfree
2014-11-21 12:59:16『今夜はコトノハ植物園で』掲載の「アナレンマの黄金樹」はこんな感じのお話です。#文フリ #bun free pic.twitter.com/1JFAWKpegR
2014-11-21 13:03:30ポール・バーチの軌道リングも宇宙エレベータも地上と宇宙の間はケーブルの昇降となりますが「アナレンマの黄金樹」に登場させた樹木、世界樹は地表と軌道上を直接、連続で結びます。物理学的に無理のない構造で、CNTのような強力な素材を使わずに。“樹”なのです。 #文フリ #bunfree
2014-11-21 13:17:42「アナレンマの黄金樹」はハードSFと紹介しましたが固い雰囲気の話ではなく、1920年代が舞台の懐かしい感じのSFです。宇宙へ届く“世界樹”上に鉄道が建設され、最初の営業区間の開通式シーンから始まります。#文フリ #bunfree pic.twitter.com/QiEJUFfNG0
2014-11-22 20:23:46SFに限らないですが現実に対し影響を与えようとする物語がありますよね。一部の人が知るだけの可能性だけの技術、科学をSF小説で活躍させたり。あるいは自作のアイデアを世に問いかけてみたり。
2014-11-22 20:37:05今回書いたお話は後者の試みです。英語と日本語で調べた範囲ではたぶん未出だろうアイデアで勝負してみました。ドラえもん的なできたらいいな、ではなく考え方のレベルでは物理的に成立するはずのアイデアを主軸に宇宙まで届く巨大な樹木を登場させました。
2014-11-22 20:44:28宇宙エレベータ(軌道エレベータ)は解説本も複数出ているし仕組みも想像しやすいけれど、バーチの軌道リングは少し誤解されてそうな気はする。石原藤夫・金子隆一の『軌道エレベーター: 宇宙へ架ける橋』にはちゃんと解説されてるんだけど直接読んでいないと誤解しやすいというか。
2014-11-23 07:40:37バーチの軌道リングは軌道速度の流体を低めの高度でぐるぐる回して、地表に同期する皮を被せたものっという印象じゃないかと思うのだけど(これ自体は間違っていない)、真円のリングにぐるぐる流体を流しただけだと負荷(荷物を載せた時)で離心率の増大+近点の東への移動が起こります。
2014-11-23 07:47:24荷物を載せただけリングが歪んで近点の移動が生じてしまうため、バーチの軌道リングはあらかじめ少し楕円にしてあります。楕円軌道はそのままだと地球の自転に取り残され近点が(地上から見て)西へ取り残されますが、先の「負荷をかけると東へ近点移動」を使って楕円軌道を自転に追従させる。
2014-11-23 07:55:03この負荷は地表との間に張ったケーブルで与えます。同時に負荷で進路の変わった流体は遠点に向かわず再度近点に向かう。バーチの軌道リングが楕円の近点側半分を二つくっつけたアーモンド型をしているのはそのため。アーモンドの尖った部分から地表に向けて張力を与え、近点を自転に追従させている。
2014-11-23 08:02:12地表との荷物の往還による負荷を張力に含めさせ、張力を調整で自転に追従させる制御も兼ねている。強引だけどすごく良くできてるのがバーチの軌道リング。
2014-11-23 08:07:38宇宙エレベータでは地表との接点で荷物の上昇下降の際に生じるコリオリの力を吸収させます。バーチの軌道リングではそもそも構造自体で地表に係留を必要とする。
2014-11-23 08:13:50構造物としてシンプルで美しく実現可能性が高いのは宇宙エレベータですが、テクノロジーとして問題解決の手法が織り込まれた面白さは軌道リングに分がある気がします。
2014-11-23 08:20:32wikipediaの軌道エレベータの項目にある派生アイデア欄の軌道リングの説明だと真円・無負荷の状態しか想像できず、バーチが負荷に対処するために凝らしたアイデアの面白さに届いていない気がします。
2014-11-23 08:31:23【文学フリマ告知】 新刊 『今夜はコトノハ植物園で』 のカタログ情報を更新しました。収録各作の紹介文とお試し読みPDFへのリンクを追加しました。 (ブース番号: C-21) くわしくはWebカタログでチェック! c.bunfree.net/p/bunfree19/24… #bunfree
2014-11-23 11:45:33【文学フリマ告知】 soubundou.net/2014/11/23/86 新刊 『今夜はコトノハ植物園で』 の特集記事をブログにアップしました! 収録作のあらすじやお試し読み用のファイルなどもあるので、是非、ご覧ください。 #bunfree
2014-11-23 23:42:39とりあえず「アナレンマの黄金樹」「世界の終わり、きみとのぼる朝陽を見た」「花食む月」「いばらゆき」を読み終える。残り一つを後に回しているのはいつものように気合が必要そうだから。
2014-11-24 20:41:16モチーフがそれを連想させるのか、不思議と今回はどれも相似形の終幕のような。仕立てとしては、鉄道/世界/科学/オカルト、足せばそこにロマンしかないであろう、という要素で固めた「アナレンマの黄金樹」が一番好き、かな。
2014-11-24 20:46:59「アナレンマの黄金樹」に登場させた世界樹の物理の解説記事を用意してあるのだけどいつ出せば良いのか迷う。ミステリでいうならピタゴラスイッチになってるトリックの仕組解説みたいな。っても物理の部分はなくてもお話成立するし未読の人に小難しい話という先入観与えるのもためらわれ。
2014-11-30 23:49:29