日本の歴史・文化

後でブログに使いたい素材集みたいなくくりで。
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吉田 喜貴 @y_yoshitaka

古今和歌集942「世の中は 夢かうつつか うつつとも 夢とも知らず ありてなければ」。夢うつつの語源かな?夢とうつつ(現)の境界から、何かが「うつろい」出てくる。そこには「おもかげ」や「なごり」が「なんとなく」存在する。日本ってこんな感じ。

2011-06-03 23:15:53
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

和歌の歌枕とGoogle。歌枕にたくさん使われた地名、とくに歌仙と呼ばれる歌人が読んだ地は注目を集め、訪れる人が増えることで名所となっていく。ここがGoogleのPageRankと似てるかなと。日本的な感覚からすれば、ウェブは詠っているのだ。

2011-05-09 20:46:30
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

Twitterはどこか和歌。少ない文字で想いを表す。そしてRTが連なっていく感じは連歌。GoogleのPageRankも和歌の歌枕で説明ができる。それなのに、GoogleやTwitterが日本で生まれなかったのは、私たちが日本の歴史や文化を大事にしてこなかったからかな。

2011-05-09 20:13:26
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

和歌って面白い。昔の人も今と同じようなことで、悩んだり、悲しんだり、喜んだり…。人は寿命が伸びただけで、中身はちっとも変わっていない。そこが微笑ましいような、安心させられるような。不思議な感じ。

2011-05-02 22:35:35
原研哉 @haraken_tokyo

本家取りとは、和歌や連歌などで意識的に先人の用語や語句などを取り入れて用いること。創造性の大半が未来や新しさから来るのではなく、巨大な過去の文化の堆積から何かを引っ張りだし、心に入れて共鳴させることで行われていた時代があったのだ。

2011-04-23 02:26:53
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

鴨長明「方丈記」は災害の歴史史料。平家滅亡から3ヶ月後(1185年)、京都を襲った大地震。「山崩れて、川を埋み、海はかたぶきて、陸地をひたせり。土さけて、水湧き出で、巖割れて、谷にまろび入る。」余震が3ヶ月続いたらしい。

2011-04-12 19:22:10
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

咲きほこる桜はやがて散り、満ちた月は欠けるもの。花鳥風月とは、自らの人生に投影することではじめて、理解できるものなのだろうか。

2011-04-09 10:49:32
山中俊治 Shunji Yamanaka @Yam_eye

日本の文化史の中では、ふんだんに材料を使えない事が、しばしば深い美意識を育んできた。今こそ明かりに対する繊細な美意識を取り戻そう。

2011-04-06 09:40:02
原研哉 @haraken_tokyo

桜を見るといろいろなことを思う。花というものがないと人間の生き死には難しいというようなことを「茶の本」の最後に岡倉天心が書いていた記憶がある。花は「伴侶」なのだそうだ。

2011-04-02 07:59:15
原研哉 @haraken_tokyo

東京という街は、ある意味ではこれからだ。江戸時代から世界最大級の人口を擁し、緻密な鉄道網の発達で1300万人が徒歩で暮らせる街。豪華ではないが堅実なビルが林立し、航空機から見る夜景は世界で一番美しいと僕は思う。東京の夜景ほど信頼感ある光の集積はない。これは主観も含めてだが。

2011-03-04 10:03:21
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

「間」が難しい。「間抜け」って、もともとはあるべき「間」がないことをとがめる言葉だもんね。

2010-12-25 23:01:03
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

万葉集「魂合へば 相寝るものを 小山田の 鹿猪田守るごと 母し守らすも」(十二巻・第3000首)。「魂合う(たまあう)」で、「互いに想い合う心が一致する」って意味なんだって。 #love

2010-12-25 19:19:27
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

原研哉「デザインのデザイン」 http://ow.ly/3u5sq に出てくる無印良品のコンセプトを思い出す。「『これがいい』ではなく『これでいい』という程度の満足感をユーザーに与えること。」。「が」じゃなくて「で」。小さくあきらめて一歩引く。

2010-12-24 21:44:36
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

将棋盤:日本最古、出雲で出土…室町時代中期~後期 - 毎日jp(毎日新聞) http://t.co/zZIfenL via @mainichijpnews 将棋って藤原定家の「明月記」にも出てくるのか。約1,000年の歴史?

2010-12-23 14:14:11
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

本屋で買うとき恥ずかしかったけど、女性にスポットを当てた日本史、おもしろい。→「恋する日本史 やまとなでしこ物語」 http://amzn.to/f4VLqR

2010-12-05 22:50:05
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

他者の振る舞いと合わさって、思ってもみないことが起こり、その巡り合わせを楽しいと思った。本来の日本人が感じる「しあわせ」というのは、そういうことだったのではないでしょうか。---玄侑宗久「しあわせる力」 http://ow.ly/396Tw #life

2010-11-13 09:35:57
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

月は心を写す鏡。だから月を詠った和歌がたくさんあるのかな。

2010-10-30 23:04:20
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

世間で批判される、日本人の「なんとなく」って曖昧な表現は、ホントは素晴らしいんだよね。としみじみ思ったり。 RT @TSK_saori: 理屈では説明出来ない感情があるように…感じたことを純粋に受け入れることで、目の前の世界は、大きく広がりをみせていく。

2010-10-18 19:53:24
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

おもかげ、なごり、なつかしさ…。美の残像を感じさせる美しい表現。言われてみれば、なーるほど。☆佐々木健一「日本的感性」 http://ow.ly/2UFCo

2010-10-17 14:29:59
原研哉 @haraken_tokyo

太陽と月を、地球で進化してきた生物である人間が見ているという構図は途方もなくダイナミック。昨日は雨で残念だったが「満月」は、やはり特別に感じ入るべき宇宙の事象だと思う。空気が澄む秋にそれを堪能する「お月見」という儀式も感慨深い。「中秋」という言葉がしみる。

2010-09-24 06:50:30
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

日本のONSENを世界のブランド へ「温泉は異文化のかたまり」 http://bit.ly/c7fy8Z

2010-09-22 11:31:44
原研哉 @haraken_tokyo

香川でうどんが発達したのは、米の収穫が不安定で、それを補う意味で小麦を植え、小麦粉として保存食を準備したことに始まるらしい。讃岐うどんはよくも悪くも、「ぶっかけ」のように素に近い食べ方がよりうまい。凝りすぎてリッチにすると色あせるところが面白い。

2010-09-20 05:39:15
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

「日本はすばらしかったです。人々は絵のように美しい国に暮らしています。上品なマナー、芸術的感性、誠実さ、良識。どれをとっても最高でした。」1922年に来日したアインシュタイン語る。

2010-09-08 15:56:34
吉田 喜貴 @y_yoshitaka

【メモ】織部焼の主要な文様…橋・車輪・籠・網干・籬・吊し・門木・傘・千鳥 ←平安時代以来、風流を演出するモチーフ。結界を表すものでもある=邪気を払い、幸運をもたらす

2010-09-06 22:30:29
原研哉 @haraken_tokyo

「庭に石を置く」という造形の周囲にはどんな技術や知恵の集積があるのだろうか、と以前から考えていたが、興味深い話を耳にした。石の露出は埋まっている部分の半分くらいがいいとか。数字は定かではないが埋まっている方が多いことが重要なのだそうだ。なるほど、示唆的だ。

2010-09-04 23:10:57