創作の中の自衛隊イメージ/「戦国自衛隊」の画期性/「軍靴の足音」という用語はいつから?

タイトルに入れたとおりです ・70年代、創作物の中の自衛隊のイメージは結構ヤバかったね ・「戦国自衛隊」は後に多くの影響を与えた画期的作品だった ・「軍靴の足音(響き)」という用語は、いつごろから使われ始めたんだろう? 続きを読む
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芦辺 拓 @ashibetaku

@kazuyo_fuku なるほど。パイロットというプロフェッショナルと空を飛ぶ快感を描くことに焦点を当てたとき、自衛隊がバイアス抜きの存在として描かれるのは当然かもしれませんね。ちなみに「トップガン」の真似し映画「ベストガイ」が作られたのは1990年……。

2013-07-08 17:00:09
芦辺 拓 @ashibetaku

噂には聞いてましたが、そこまでとは。RT@gigant2003:@kazuyo_fukuビデオ持ってました。織田雄二がもろにトムクルーズをトレースしていて、尚且つ隊員同士の対立やラブシーンもトップガンそのまま。中盤のスホーイSU27、TU95との戦闘がビデオ合成悲しいくらいに安っ

2013-07-09 06:09:50
城元太 @gigant2003

@ashibetaku @masyuuki ガメラは最初から自衛隊協力で始まったシリーズで、F15の墜落等を描かないようにとの前提でした。少し前のvsキングギドラでは、派手にF15が叩き落されていたのが印象的です。自衛隊礼賛(悪意はありません)の極みは、自作ガメラ2で完遂したと。

2013-07-09 06:01:03
芦辺 拓 @ashibetaku

@gigant2003 貴重なご指摘ありがとうございます。実は昨日、ある人と話していて「vsキングギドラ」の名が挙がったのですが、そういう温度差があったのですね。自衛隊に対する見方が一気に変わったのは阪神大震災だと思いますが、平成ガメラはその直前に完成していたのでしたね。

2013-07-09 06:08:18
芦辺 拓 @ashibetaku

ガルパンだけで満腹してたら、そうはいかないと!? RT @kikuchi_765: @ashibetaku 空のストパン・陸のガルパン・海の艦これあるいはヤマト2199… これらはすべて角川グループによる陰謀なんだよっ! な、なん(ry

2013-07-09 06:14:15
くーFH @ku_fh

@ashibetaku 「自衛隊」というよりも日本人のイメージにある「軍隊」全般がそうだったようにも思えます。部隊が日本でない「銀河漂流バイファム」(1983年)で「民間人を守ることを第一とした軍」が描写されたこと自体がアニメ誌で特筆されていたことが思い出されます。

2013-07-09 08:18:49
芦辺 拓 @ashibetaku

手塚治虫の『0マン』だったと思うが、「防衛庁」の看板を掲げた超高層ビルの前で主人公が「いやな感じの建物だ」とつぶやく齣があった。手塚はサヨク、と言いたい人は言えばいいが、フィクションの世界で平成初期まで続いた自衛隊嫌悪は、今の手のひら返しと併せて時代の空気を表わしてると思う。

2013-07-09 00:11:05
山咲 龍兒 @tenkararyu

@ashibetaku @yuuraku そもそも左翼を問題視するのが問題かと 民主主義において思想は問題ではなく方法や手段が問題ではないかと

2013-07-09 02:01:33
芦辺 拓 @ashibetaku

@tenkararyu おっしゃる通りで、ただここでは、どうかすると戦前の「アカ」や「主義者」よりひどい決めつけとして使われている「サヨク」をとりあげたものです。

2013-07-09 06:12:32
芦辺 拓 @ashibetaku

フィクションにおける自衛隊像の変化について皆さんとのやりとりから:日本人は軍隊が自分たちを守る存在との建前にずっと懐疑的で、自衛隊も保守政権の私兵のようなものという認識。それが改まったのは災害救援などの実践を通じてだが、アニメで描かれた理想像がフィードバックされた点もあったかも?

2013-07-09 14:36:45
芦辺 拓 @ashibetaku

@ku_fh そうですね。軍隊が民間人を守る存在であることに、日本人はすごく懐疑的だったと思います。多分、アメリカのような能天気な人たちを除く、ほとんどの国でそうだと思いますが。

2013-07-09 14:29:21
ぎんざめ @ginzame_x

@ashibetaku 年代が移るにつれ左翼思想の脚本家さんが減ったというのもあるかと。

2013-07-09 14:38:03
芦辺 拓 @ashibetaku

@ginzame_x 是非はともかく、確かに以前は思想的立場のはっきりした書き手がおられましたね。

2013-07-09 14:50:32
初回特典大ライス(50年遅れの昭和40年代小六男子) @kosakinium

@ashibetaku @gishigaku 単純比較できるかどうかはわかりませんが、芳文社劇画誌を色々読んでいて興味深い対照的な作品を見付けたことがあります。

2013-07-09 14:48:43
初回特典大ライス(50年遅れの昭和40年代小六男子) @kosakinium

@ashibetaku @gishigaku ひとつは1971年12月別冊週刊漫画Times掲載『まぼろしの赤衛軍』空自機とB52の空中衝突という未曽有の不祥事を隠蔽するために政府の特務機関が極左セクトを捏造して自衛隊員を殺害・更に陰謀を知った記者を殺害しようとするという作品。

2013-07-09 14:51:45
初回特典大ライス(50年遅れの昭和40年代小六男子) @kosakinium

@ashibetaku @gishigaku もう一つは1983年1月漫画パンチ誌に掲載された『悪魔の犬』東京都心で発見された原爆をめぐって現場警戒に当たる不発弾処理隊と、それを利用しようとする女テロリストの暗躍と核パニックに陥る政府と群衆を描く。

2013-07-09 14:54:09
初回特典大ライス(50年遅れの昭和40年代小六男子) @kosakinium

@ashibetaku @gishigaku 前者が自衛隊・政府が不祥事隠蔽のためならテロや殺人も辞さないという描かれ方なのに対して、後者では「3発目の原爆」の調査に米軍上層部が積極的に協力したり、自衛隊員が戦闘・発砲を行う描写が極力避けられるなどの違いがある。

2013-07-09 14:57:10
初回特典大ライス(50年遅れの昭和40年代小六男子) @kosakinium

@ashibetaku @gishigaku ネタ諸元『まぼろしの赤衛軍』(別冊週刊漫画Times1971年11/16号・原作加古川たかし:作画大槻喜重)『悪魔の犬』(漫画パンチ1983年1月号・原作橋本一郎:作画多田健一)

2013-07-09 15:07:25
芦辺 拓 @ashibetaku

ああ、芳文社の雑誌というところが、いかにもありそうで面白いですね。RT @kosakinium: @ashibetaku @gishigaku 単純比較できるかどうかはわかりませんが、芳文社劇画誌を色々読んでいて興味深い対照的な作品を見付けたことがあります。

2013-07-09 14:51:09
芦辺 拓 @ashibetaku

@ginzame_x 新興勢力で、名の知れたベテランの書き手たちからは軽視されていたジャンルですから(辻真先先生が、「あんたマンガなんかやってるの」と面と向かって言われたそうです)当時の体制からこぼれ落ちた人たちが流入したのでしょうね。

2013-07-09 14:55:22
芦辺 拓 @ashibetaku

ああ、ウルトラ警備隊となると軍隊なんですね。「警察予備隊」みたいなものですか。RT @officeshambleau: @ashibetaku 科特隊は国際警察機構の一部門でつまり警察、ウルトラ警備隊は地球防衛軍の一部なので軍隊ですね。

2015-04-06 00:47:03
芦辺 拓 @ashibetaku

これは面白い図式ですねぇ。RT@akagitsuyoshi:@ashibetaku @officeshambleau その点、『帰ってきたウルトラマン』のMATと地球防衛軍の関係は、あきらかに旧軍と自衛隊の関係で、面白いですね。地球防衛軍の長官や参謀は旧軍出身で、MATは自衛隊。

2015-04-06 00:58:15
野村弘明 @officeshambleau

@ashibetaku MAT(Monster Attack Team)は対怪獣戦や怪事件捜査を主任務とし、国際平和機構の地球防衛庁に属し、本部はニューヨークに置かれ、世界各国に支部があり、MAT日本支部は東京湾にという設定。

2015-04-06 01:23:04