real-valuedとoperator-valuedやvector-valuedはなんか違うよね。後者2つは一般的な対象で、前者は具体的な対象だ。
2015-08-05 00:53:27operator-valuedやvector-valuedは、本来は具体的なもの(例えば、L(X)とか、R^nとか)が想定されているけれど、定理や論文のタイトルとかにまとめようとすると一般化して書く必要があって、それで先の表記になる。real-valuedは知らん。
2015-08-05 00:56:33@t_uda そういうことですね。(operator-valuedは$\mathcal{L}(X)$-valuedより書きやすいので殆どの場合にoperator-valuedで使われている感ありますが。)
2015-08-05 00:59:36@ke_math あー TeX での面倒度合いまでは考えていなかった…… [適当に短いマクロ定義すりゃええやんとか若干思ってしまった]
2015-08-05 01:00:47@t_uda vector-valued と言ったときの vector は、個人的には point ではなくアファイン空間としての vector、つまり矢印ベクトル(接ベクトル)なので、$R^n$-valued では言い換えられないですね。
2015-08-05 00:27:41@J_Nishiguchi そう言うとおもいました.私もそのニュアンスの違いは確実にあると思います.ただ vector-valued だと何次元の,係数が何のベクトルなのか分かりづらいので後者が好みです.そこをボカしていいときは前者もアリかと思います.
2015-08-05 00:39:53@t_uda 私は real-valued ですね.ただ,どういう使い方をするかは考える余地があると思います.まず,対象が function なのか mapping なのか(同じと思われるかもしれませんが).行き先の元を言いたいのか,行き先(余域)について言いたいのか.
2015-08-05 00:58:21使われ始めた年代の大雑把な調査
@t_uda こちらの教科書では、上棒が付くときは \overline{R}-valued と言ってるのに付かない時は real-valued と言ってる徹底ぶり。謎い。 books.google.co.jp/books?id=44io8…
2015-08-04 23:32:36twitter.com/jun0inoue/stat… にヒントを得て,Google の Books 検索で R-valued が使われ始めた年代を調べてみた.1960 年代以降になって一気に増えた模様. google.co.jp/search?q=%22%E…
2015-08-05 00:37:24@jun0inoue はっ!? R^n は除外して大雑把に数えてましたが,ring や relation までは除外できていないですね……
2015-08-05 00:41:50R’-valued とか R’’-valued になってるのはたいてい R^n をうまく読み取れてなくて R’ や R’’ になってるやつなので,除外していい.ring や relation は本文読まないとパッとは分からないなぁ……
2015-08-05 00:43:00continuous R-valued function という記述は検索できる範囲ではたぶん 1960 年代が最初で,R^n とか ring とか relation とかを除外すると 1980 年代以降にゆっくり数が増えている気がする.
2015-08-05 00:51:15追記:なんとなく考えがまとまった.まだうまく言語化できていない."X-valued" の表記のほうが厳密に感じるということ.
さっきの、一応自分の中で一つの結論というか納得のいく差別化ができて、それは答えではないのだけれど、限りなく現状を言い得ているように思う。何かと言うと、1/x^2 は real-valued function だけど R-valued function ではないように思う。
2015-08-05 02:53:38現代の数学者全員がそう考えているとは思わないけれど、歴史的背景を考えるとこれはとても合点がいく。real-valued の方が曖昧性をいくらか残しているんだ。
2015-08-05 02:55:46