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高断熱住宅技術セミナー「燃費半分で快適に暮らせるQ1.0(キューワン)住宅の設計手法」/講師 室蘭工業大学名誉教授 鎌田紀彦氏
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高断熱住宅技術セミナー「燃費半分で快適に暮らせるQ1.0住宅の設計手法」に参加してる。講師は新住協 鎌田紀彦先生。 pic.twitter.com/Lr6EXrP0yD
2015-08-05 10:44:31![](https://pbs.twimg.com/media/CLm-v1hUkAA1Bmv.jpg:medium)
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よく「高気密高断熱」という言い方を聞くがあれは間違い。正しくは「高断熱高気密」。名付けた自分が言うんだから間違いない(笑
2015-08-05 10:51:25![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
日本は高温多湿で夏も暑いが使うエネルギーは冷房エネルギーよりも暖房エネルギーが圧倒的。やはり暖房メイン。
2015-08-05 10:57:18![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
夏は日射遮蔽を適切に。断熱を増すと熱がこもって冷房負荷が掛かると言う人もいるが誤り。この辺は後で詳しく解説。
2015-08-05 10:58:59![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
高断熱高気密住宅は平成元年辺りからやり始めている。今までの住宅は部分間欠暖房。国の次世代省エネ基準で建てても全館暖房すると従来よりも燃費が約1.5倍になり省エネではない。あれは省エネでなく、上エネ住宅だ(笑
2015-08-05 11:04:48![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
日本は旧来土壁。土壁は土台から桁まで小舞と土で壁があり真壁なので壁に空洞がなかった。それが戦後大壁工法となり壁の中には50mm程度のGW。これでは壁体内に気流が流れてダメな原因。
2015-08-05 11:11:45![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
当時GWの施工も間違っていた。アメリカではきちんとGWを室内側に防湿面と共に密着。これが正しい。しかし日本の大工は当時50mm程度のGWを外壁側に押し込み、間柱の内側で断熱材の耳をタッカー留めしていた。
2015-08-05 11:14:42![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
暖房費1/2で、1年中快適に過ごせるQ1.0住宅をつくる。2020年次世代省エネ基準義務化でこれが最低基準。Q1は次世代基準の半分以下の燃費。
2015-08-05 11:50:03![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
太陽熱(日射)が冬場の暖房負荷の足しになるが、日本海側の新潟は冬の日射時間が少ないので太平洋側から比べると不利。
2015-08-05 11:52:43![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
暖房エネルギーを小さくするには総熱損失を小さくする。太陽熱を増やすには南側の窓を大きくする。南側の窓を増やすと外壁面積が減り熱損失が増える。どちらが得かはプログラム(QPEX)でシミュレーションする。
2015-08-05 12:07:48![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
条件を変えながら建物の燃費をデモ。壁や天井の断熱材を増しても思ったよりも燃費が下がらない。熱交換換気を使うと一気に下がるが熱交換は隙間相当面積C値が関係し、C値1では200L程度下がるがC値5では熱交換なしと同等にしかならない。
2015-08-05 12:29:41![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
開口部もサッシを変えると一気に下がる。開口部は国が決めた仕様値と実験などから求めた性能値の2つから選べる。
2015-08-05 12:30:47![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
Q1住宅は熱交換換気でうまく減らす。開口部の熱損失低減。方位に対する開口部の最適化、南は太陽熱取得を優先。躯体の熱損失を減らす。
2015-08-05 12:34:23![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
サッシの性能が上がるとガラスよりも枠の方が低温になる。従来はガラスで結露でするがサッシの性能が上がると枠で結露する。
2015-08-05 14:11:54![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
ハニカムサーモブラインドは断熱レールの使用を推奨。ハニカムサーモはブラインドなのだ両サイドに5mm程度の稼働上の隙間がありそこから冷気が室内に入り、窓側に温かい熱が入り窓の結露を促進させてしまう。
2015-08-05 14:15:02![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
断熱工法の話。壁の断熱材の厚さと室内表面温度の関係。断熱材100mmまでは一気に上がり100mmで19℃。100から300mm断熱までは緩やか。300mmで20℃。
2015-08-05 14:17:58![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
床下暖房は基礎断熱だが暖房が止まると温度が下がる。これは地面に熱が奪われているから。Q1住宅クラスでは土間下全面断熱としている。
2015-08-05 14:31:23