記憶がない燭台切光忠botボーナスステージ３

【極】記憶がない燭台切光忠bot @shositu_mitubot

くり「おれのとうもころしは……おれがせわする……」 光忠「大丈夫、ちゃんと倶利ちゃんのが分からなくならないように茹でてるからね」 くり「汗……。水をのめ、みつたりゃ」 光忠「ん？　ああ、ひたすら茹でてると暑いからね。ありがとう」 歌仙「君も麦茶を飲むんだよ」 くり「……わかった」

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陸奥「水鉄砲か！ わしの出番じゃのう！」 鶴丸「どこから奇襲を仕掛けてやろうかねえ」 くり「……」 光忠「まだ出て行っちゃだめだよ、倶利ちゃーー」 乱「見ぃつけた」 光忠「！」 乱「もーらい♡」 陸奥「そこか！」 鶴丸「後ろがガラ空きだぜ！！」 くり「みつたりゃ、さがれ！」

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くり「みつ、……みつたりゃぁ……ぐすっ」 光忠「庇ってくれてありがとう。かっこよかったよ、大倶利伽羅くん。……ちょっと身長が足りなかっただけだ。……うん、大丈夫。あの人たちがちょっと大人げなかっただけで」 鶴丸「髪や眼帯からも水が滴ってるぜ、光忠」 光忠「いい男だから」

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長谷「！？　大倶利伽羅が小さい……だと……？」 光忠「あ、長谷部くん。見て見て、麦わら帽子に水鉄砲。すごくよく似合ってるよね！」 長谷「（たしかに）……しかし汗を拭かないと風邪を引くぞ。こっちに来い」 くり「ん。……おてぎにぇに勝った」 長谷「水鉄砲でか？ それはよかったな」

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光忠「長谷部くん、昔は抱き方も座らせ方も分からなくて、小さい鶴丸さんのときに大慌てしてたのに。慣れたものだね」 長谷「幼児化は何人目だと」 山姥「燭台切、今日の出陣のことで主が話があるそうだ」 光忠「ありがとう、今行くね。それじゃあ倶利ちゃんをよろしく、長谷部くん」 長谷「！？」

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光忠「長谷部くん、この後の出陣だけど、鶴丸さんがお休みするかわりに君は京都じゃなくて僕たちと一緒の部隊だって。それについて主が呼んでるよ」 くり「はしべ行っちゃうのか……？」 長谷「後でまた遊んでやる」 光忠「僕もまだちょっと話があるから、部屋で待っててね、小倶利伽羅くん」

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くり「……。…………誰もいない。……おれもしゅつじんしたい……。…………主とやらにたのめばいいのか？ ……探しにいくか」

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光忠「ただいま、この後出陣だけど、……小倶利伽羅くん？」

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光忠「小倶利伽羅くん、いないなあ。あと探していないのは……庭と他の子の部屋と……鍛刀部屋なんかがある屋敷の奥の方か……」

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光忠「鍛刀部屋の方には用が無ければ入ってきちゃだめだよ。ほら、ちゃんと手を繋いで」 くり「ん」 光忠「この辺りは僕もあまり来ないから……えっと、表に出るにはあっちかな？」 長谷「おい、こんなところで何をしている」 光忠「あ、長谷部くんだ。小倶利伽羅くんが屋敷を探検してたみたいで」

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長谷「光忠、そろそろ出陣だから、」 獅子王「おー、いたいた。燭台切、長谷部、出陣の時間だぜーっ」 くり「！　おれもいく！」 長谷「おい、」 光忠「いいね、二人で出陣しようか！　きっと楽しいよ」 くり「おれはひとりでたたかう」 長谷「子どもは部屋でおとなしくしていろ！！」

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くり「……おれもたたかいたい」 光忠「残念だけど、戦場は危ないからね」 長谷「レベル１が何を言う」 光忠「あ、鶴さん来た来た。小さな倶利ちゃんは鶴さんとお留守番だよ」 くり「けがするな、みつたりゃ。はしべもな」 光忠「任せてよ。僕もやるときはやるからね」 長谷「そっこうで戻るぞ」

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光忠「いってくるね、倶利ちゃん。鶴さん後は頼んだよ！」 鶴丸「おー、くれぐれも気をつけてな！」 長谷「おい光忠、いつまでもへらへらしているな。気を引き締めろ。傷を負って帰るわけにはいかんぞ」 光忠「大丈夫だよ、長谷部くんは心配性だなあ。おとーさんみたい」 長谷「……覚えておけよ」

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くり「……つりゅみゃ、……つゆま、つるまるっ！！」 鶴丸「お、言えた言えた。俺の名前、子どもには言いづらいのかねえ。鶴でいいぜ」 くり「つるさん……？」 鶴丸「そこまで光忠の真似はしなくていい」 三日月「鶴や、その小さいのは……」 鶴丸「ん？ 孫だ」 三日月「あなや」

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くり「（そわそわ）」 三日月「手鞠には飽きたのか？」 光忠「ただいまー。今戻ったよ」 くり「！」 鶴丸「お？　早かったな。……戦った様子がないんだが」 光忠「おもに長谷部くんが投石で全部倒しちゃってね……口惜しいけど何もできなかったよ」 長谷「主命を果たすのは当然だ」

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くり「かっこいいな、はせべ」 長谷「死ぬ気でやればこれくらい当然だ」 光忠「長谷部くんの名前呼べたね」 鶴丸「待ってる間に練習したんだよな、小倶利伽羅」 くり「名前くらいいえる……」 光忠「僕の名前は？」 くり「みつた、ら……みつたりゃ、みつただ！」 光忠「きゅん」 長谷「……」

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長谷「庭にいたのか。小さい大倶利伽羅は風呂に入れてきたぞ」 光忠「ありがとう。……うーん、もう少し咲くのが早かったら、向日葵の前に小倶利伽羅くんを立たせたのになあ。麦わら帽子とアイス装備でね」 長谷「なんでもいいがもうすぐ夕飯だ。戻ってこい」 光忠「はあい」

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鶴丸「意外にも三日月が子どもと遊んでやるのが上手くて驚いた」 三日月「そうか？ まあ七つまでは可愛がらないとな」

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光忠「お箸上手だね」 くり「ひとりで食べられる。とうぜんだ」 光忠「小さくなってもかっこいいんだから困るよねえ」 くり「これは要らない」 光忠「ピーマン苦手なんだ……。美味しく作ったのに、食べてもらえないと寂しいな」 くり「たべるかどうかはおれが決め……うぐぐ」 光忠「偉い偉い」

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山姥「問題だ」 青江「僕たち白い布三人衆の誰かの後ろに」 鶴丸「小倶利伽羅が隠れてるんだが、当てられるか？」 光忠「どうしよう愛が試されてる」

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光忠「倶利ちゃんのお小遣いはこのアライグマのポーチの中だからね。首から提げておこうか」 鶴丸「なあなあ足にミサンガもつけるか？」 和泉「何してんだあれ」 堀川「どんどんオプションが増えていくね……」 光忠「よしっ、みんなアイス注文票（本丸手作り）は記入したかな？　行ってくるね」

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光忠「よし、これでみんなの分も買えたかな。倶利ちゃんも自分で買い物できたよね。がんばったね」 くり「……はんぶん持つ」 光忠「うーん、倶利ちゃんは自分のアイスだけ守って、」 くり「両手ににもつだと、みつたりゃと手をつなげないだろ」 光忠「ん、……ん゛ん゛ん゛ん゛」

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くり「……みつたりゃ」 光忠「ん？　え、アイス半分くれるの？」 くり「口を開けろ」 光忠「あ、あーん」 くり「ん」 光忠「（これは想定以上に恥ずかしい……）」 くり「うまいか？」 光忠「う、うん」 くり「顔があかい」 光忠「アイスが美味しかったからかなあ」

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光忠「ぐりくんとぐらくんは……」 くり「ぐりゃはその後どうしたんだ？」 光忠「（ぐりゃってどっちだろう！？）……あ、えーっとね、次の頁を見てみようか！」 くり「……」 光忠「その後ぐりくんは……倶利ちゃん？」 くり「……zzz」 光忠「今日は沢山遊んだもんね。子どもは寝る時間だ」

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鶴丸「さて」 光忠「今夜も」 鶴丸「川の字だな！」 光忠「そっと寝かせないと起きそうで怖いね」 鶴丸「子どもだから熟睡じゃないか？」 光忠「……ミッションコンプリート」 鶴丸「後は布団を掛けるだけだな」 光忠「あ、ほっぺたふにふにしてる（つんつん）」 鶴丸「どれどれ（つんつん）」