安全という幻想(郡司篤晃・2015年)
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管厚生大臣が発見した「郡司ファイル」は部下の勉強メモにコメントしたものだった。公的価値は無いものだが、大臣のパフォーマンスに使われた。 また、管氏は厚生大臣として謝罪した。 川田龍平「いったい、何に対して謝罪したのかさっぱり分からなかった」 郡司氏も同じ感想
2015-08-07 23:39:06櫻井よしこ氏も執拗に安部氏と郡司氏を攻撃するヘイトスピーチまがいの文書をあちこちに書き連ねた。 安部氏は名誉毀損で櫻井よしこを訴え、名誉毀損は認められなかったものの、書かれたものは真実ではないと裁判所は認定した。 郡司氏は「真実を伝えない人はジャーナリストではない」と取材拒否
2015-08-07 23:44:30医療は『途上技術』
『安全という幻想』で郡司氏が一貫して述べているのは、 「構造的なところに問題があるのに、個人攻撃で済ませて溜飲を下げ、問題の解決どころか総括さえされない」 という、日本の風潮。 輸入血液製剤によるエイズは、アメリカの売血由来の製剤を使用している限り、不可避であった。
2015-08-07 20:27:37郡司氏: 医療は「途上技術」であることの認識がもっと必要である。 裁判の証言台で「このようなことがまた起こると思うか」と質問され、郡司氏が「起こると思う」と答えると法廷はどよめいた。 予見やコントロールできないリスクが医療にあることは、歴史を見れば明らかである
2015-08-07 21:49:23医療や行政の担当者はリスクばかり考えているわけではない。医薬品にははっきりとしたベネフィットがある。 非加熱濃縮血液製剤のおかげで、きちんと医療を受ければ血友病患者が天寿を全うできるまでになった。この面は日本ではほぼ無視されていたが、患者団体から継続の要望が日米とも出されていた
2015-08-07 22:07:23郡司氏の後任の生物製剤課長は、加熱製剤の承認後も回収を指示しなかったとして起訴され有罪判決を受けた。 しかし、回収をして供給を途絶えさせない道があっただろうか? また当時、濃縮製剤の自己注射は患者の負担を画期的に軽減するものとして大歓迎されていた。
2015-08-07 22:15:47『途上技術』を使っていくためには、リスク判断者の基本的人権が尊重され、狂気のようなバッシングを受けない仕組みが必要である (郡司氏)
2015-08-07 22:20:31日本ではバイオベンチャーの数が極端に少ない。これは、医薬品のリスクの責任を構造的な努力で低減せず、問題を個別に議員立法などで「解決」してきたのも原因と郡司氏は考える。 ベンチャー企業では負いきれない事業リスクがあるばかりか、マスコミの個人攻撃は執拗で、捏造や印象操作で追い詰める
2015-08-08 08:42:17@glasscatfish 以前、ある巨大部品メーカーの役員から、 「医療用機器には部品を提供しないという社の方針があった」 と聞いて驚いたことがある。 医療事故の事業への影響を嫌ってのことだったらしい。 そんな具合だからバイオベンチャーが支援を受けにくい、と言うのも納得するなぁ
2015-08-08 08:48:34