@satetu4401のコミュ障論

砂鉄 @satetu4401

例えば子供が作った紙飛行機が、へにゃーって墜落した時、コミュ障の考え方は「失敗したのが面白いけど笑うと失礼だから黙っておこう」で、コミュ充の考え方は「うわー落ちちゃったよ、一生懸命頑張ったのに残念だったな」なわけ、これは表情にもその後の対応にもモロに出てくる。

砂鉄 @satetu4401

コミュ障が生まれる原因は「取り繕うのが上手かったせいで中身が修正される事無く歳だけ食ってしまった」というものが殆ど。これを本人は「私は昔から我慢ばかりしてきた」と勘違いしているので手が付けられない。

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そしてコミュ障に対してコミュ障を直せと伝えると「表面的な取り繕い方を改善しろ」と受け取るらしく「今の喋り方は駄目でしたか？」みたいな質問をしてくる。違う。人格や物の考え方を改善しろって言ってるわけ。「他人の失敗を笑うな」じゃなくて「他人の失敗を面白いと感じる性根を直せ」なの

砂鉄 @satetu4401

「なんで自然に他人と仲良く慣れるのだろう？」というコミュ障側の質問に対するコミュ充側の解答は「長い時間を掛けて他人に好かれるよう人格を成長させてきたから」というのが最も適切で、人格が優れているから、自然に振る舞っても他人に受け入れられるのだ。

砂鉄 @satetu4401

ここの順序を履き違えると「自然に振る舞えば」「他人に好かれる」みたいな頭の悪い理解になって、未熟な人格で好き勝手振る舞って他人からボコボコにされる最悪のコミュ障が誕生してしまう。それは幼児期にやっておくべきことで、大人がコミュ障を直すなら人格が先。

砂鉄 @satetu4401

コミュ障の話。脳内シュミレートのとおりに出来ない、事前に考えていた事を言えないのは、コミュ障というよりは対人恐怖とかあがり症といった別の名前があるし、これをコミュ障と言うのはちょっと違和感がある。脳内シュミレートや事前に用意する内容そのものが間違ってるのがコミュ障。

砂鉄 @satetu4401

俺の勝手なイメージなんだけど あがり症 「こんばんわ」 「こ・・・こん・・・こんばんゎ」 （おっ、緊張しとるんかな） （うわどうしよう失敗した） コミュ障 「こんばんわ」 「おはようございます！！素敵な朝ですね！！」 （なんやこいつ） （今の最高に面白いギャグが…滑った？）

砂鉄 @satetu4401

コミュ障の話、子供が一生懸命作った紙飛行機が落ちたとき、子供と一緒に残念な気持ちを共有できる人は「喋り方が下手」なだけでコミュニケートの基本である「共感能力」は問題なく稼働してるわけ、だからコミュ障っていう定義はあまり正しくない。

砂鉄 @satetu4401

コミュ強がコミュ力で痛めつけてくる？ いやそれコミュニケーションじゃなくてただの攻撃だから 言葉を使っているからといってコミュニケーションとは限らないし 拳で相手を叩いても空手の師範との稽古ならコミュニケーションなんやで まず言葉＝コミュニケーションという理解が間違ってる

砂鉄 @satetu4401

コミュ障って言葉が作られた時「はがないの夜空と星奈」みたいな、普通の喋り方だけどコミュニケーションに問題があるせいで他人が離れていく、みたいな意味だったのに、いま辞書見たら、何時の間にか気弱で喋れないタイプとかがコミュ障の意味を押し付けられててスゲー驚く。

砂鉄 @satetu4401

これ変形させたの絶対にコミュ障の連中だろ「どもってる奴らの方がコミュニケーション取れてねーじゃん」みたいな感じで、ちげーよ、文字ならちゃんと応対できますとかならコミュ障じゃない。文字を使ってチャットやボディランゲージ等、コミュニケーション全判が糞なのがコミュ障なんだよ

砂鉄 @satetu4401

ただまあ自分から他人と仲良く出来ない、コミュニケーションに障害を感じる、というのを表現する言葉も無かったから、もっと需要のあるそっちにスライドしたのかもなぁ。やや後に「わたモテのもこっち」が出てきたのも割と影響大きいだろうな。こりゃもう初期イメージ残らないのも残当か…

砂鉄 @satetu4401

個人的に「はっきり意見を言う人間」はコミュ障だと思ってる。そういうと「アメリカ人ははっきり物を言う」と主張する馬鹿が居るんだけど。アメリカ人にはアメリカ人のルールがあって、例えば「軽率な意見を延べたら低能と見なされて社会的に死ぬ」というルールが有る。

砂鉄 @satetu4401

たとえば掃除の業者が手抜きをした結果床にゴミが散らばってる時に「汚いからゴミを片付けよう」なんて言った日には「それは私達の仕事ではないし、一度やったら永遠にやる事になる、君は馬鹿なのか？」みたいな感じでメコメコに叩かれる。当然正解は「業者にクレームを入れ料金分だけ働かせる」

砂鉄 @satetu4401

しかし日本だと「業者の代わりにゴミを片付ける」という手段が選ばれる。なぜなら日本は「信用共有社会」だからだ。業者は社員にゴミを片付けさせる度に信用を失い、最終的に契約を解除される。そしてその話は瞬く間に広がり二度と仕事が来なくなる。日本は自己改善できない人間を許さない

砂鉄 @satetu4401

一方でアメリカは日本より遥かに「自己改善しなくてもよい」国だ。会議の約束を忘れてカフェでお茶していた相手に「なぜ呼び出さなかった？」と言われる。これは「人間は忘れるものだから重要な案件なら双方がチェックすべき」という理屈の上に成り立っている。電話しないと「自分も忘れていた」となる

砂鉄 @satetu4401

つまりアメリカは「覚えていたのに呼び出さないというような非効率な事をやる人間は死ぬべき」みたいな文化である。はっきりモノを言う社会なのではなく、はっきりモノを言わない人間を「考えられる限り最悪のケース」にぶち込んでいく社会なのだ。はっきり言わないと生きていけない。

砂鉄 @satetu4401

要はアメリカ人は「他人の内心」を全く信用していないのだ。そりゃ当然である。彼らは異人種であり異なる宗教感を持っている。そのため常識というものが存在しない。だから相手が黙っている部分については常に最悪のケースを想定していないと死ぬからだ。逆に言えば黙っている＝罠に嵌めようとしている

砂鉄 @satetu4401

日本は「黙ってゴミを片付けるが信用を減らす」しかし「基本的には他人を自分達と同じような人間だと信じている」 米国は「ちゃんと言ってゴミを片付けさせるし片付けたら不問にする」しかし「基本的に他人を自分達と同じだとは思っていない」

砂鉄 @satetu4401

ここまでを踏まえた上で、何で日本で「はっきり物を言ってはいけないのか？」という話しになるんだけど、そらもー簡単な事で「米国人がはっきり物を言う理由からの逆算」つまり「相手が自分と常識を共有する人間だと思っていませんよ」という意思表示になるからだ。

砂鉄 @satetu4401

これは米国で言うなら同じキリスト教徒に「君は神を信じるべきだ！」と熱弁するようなもので、当然相手からは「もう信じとるわ！！」と猛烈な反発を食らう。こんな糞コミュニケーション取ったらアメリカでも即死。

砂鉄 @satetu4401

米国と日本の対比でかなり回りくどい解説になったけど、殆どの日本人はこういう理由ではっきりと物を言わない。ここを理解していないで無計画に「はっきり物を言う人間」は大勢から反感を買うし、結局意見も通らないのである。

砂鉄 @satetu4401

あの雑な話の中から「人格は固定ではなく成長させられる」という情報を拾い上げた人は少なくとも俺とのコミュニケートに成功してるので、無理のない範囲で積み重ねて行けば将来的にはコミュ障から脱出出来ると思います

砂鉄 @satetu4401

この前のコミュ障と紙飛行機の話の要点は「実際の行動」と「本当の自分」と「社会の要求」が大人になっても分離したままっていうのが問題なんだよ。そら「正義を貫きたいけど力がない」とかはしゃーないけど、ガキの紙飛行機が落ちた時みたいな日常ですら分離してるのはヤバイって話

砂鉄 @satetu4401

何個か質問来てた「ガキが落ち込んでるのをマジで笑うパターン」はコミュ障じゃなくて単に性格悪い馬鹿だよ。どっちにしろ嫌われるけど、それはコミュ障が原因じゃない。