縁側三日月の定期じゃない日常(盆)

縁側で皆の帰りを待つ三日月宗近 @engawaMKZK

アイスを食べる一期「(もぐもぐ)」 乱「(じぃー)」 厚「(じぃー)」 一期「ええと…そんなに見られると食べにくいんだけど」 厚「あのさぁ、いち兄もしかして」 乱「三日月さんに秋田取られて寂しい？」 一期「っ、ごほっ、ごほっ」 薬研「とりあえず今日は俺っち達で我慢してくれな」

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三日月「……ふむ」 秋田「どうかしました？」 三日月「いや、やることがないなと思ってな」 山姥切「…アンタはいつも暇そうにしてるだろ、暇の潰し方はアンタが一番知ってるんじゃないのか」 三日月「うーん、そうだなぁ」

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秋田「あ、じゃあお散歩はどうですか？三日月さんお散歩好きですもんね」 三日月「…そうだな。散歩に行こう、山姥切も一緒に」 山姥切「…俺もか」 三日月「俺が山姥切と秋田と行きたいんだ。……駄目か？」 山姥切「？？(なんで3人に拘るんだ？)…いや、駄目ではないが…」

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青江「あれ？出かけるのかい？」 山姥切「散歩だ。夕餉までには帰る」 青江「うーん、日が落ちる迄に帰ってきなよ？」 山姥切「？、何か違うのか？」

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青江「色々♡……ほら、夏だし。逢魔時は危ないからね…連れて行かれちゃうかもよ？」 秋田「ひえっ」 山姥切「お前が言うと洒落にならないな…わかった、気を付けておく」

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一期「確かに秋田の事は少し気になっていたんですが、まさか、まさか弟達に心配されてしまうとは、情けなく…！！」 鶴丸「あー、うんうん」 一期「それにいくら寂しいからといって他の弟を身代わりなんて出来るわけないでしょう…！」 鶴丸「そうだなー」 一期「鶴丸殿！ちゃんと聞いて下さい！」

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今剣「つるまるー、つーるーまーるー、どーこですかー」 書庫から顔を出した鶴丸「ん？呼んだか？」 今剣「あっ、こんなところにいたんですか、もーっ、さがしましたよ！」 鶴丸「なんだなんだ、この俺を呼びつけるからには面白いネタの一つ二つ用意して、」 今剣「あの三日月モドキはだれですか」

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鶴丸「…気付いてたか」 今剣「きのうかえってきたときからへんなけはいをつれてましたけど、けさからはそのけはいだけでみかづきがいません。だれですか、あのひと」 鶴丸「やっぱり敏い奴は昨日から気付いてたのか…小狐の奴も昨日から知らない匂いがするとか言ってて」 今剣「どうでもいいです」

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今剣「いつきづいたかはさしてもんだいではありません。『よわくないみかづきのからだをうばえるだけのなにかがいる』というのがもんだいです」 鶴丸「…つまり？」 今剣「あるじさまになにかあるまえにくじょしなければ」

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鶴丸「…三日月の体ごと斬るつもりか。同じ三条のよしみだろ」 今剣「？、みかづきはわれらさんじょうのほこりですよ？そのからだでふていをはかられるまえにくじょするのはとうぜんでは？」 鶴丸「…過激だなぁ」 今剣「それにみかづきはそんなにやわではありません。へいきです、へいき。たぶん」

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鶴丸「……キミの言うとおりだ。三日月の奴なら平気だ、心配する必要もない」 今剣「？」 鶴丸「青江と石切丸にも手伝って貰っていくつか策は考えてる…血生臭くないやつ」 今剣「…そうですか。なら、つるまるにおまかせします」 鶴丸「そうしてくれ」

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今剣「…もしつるまるのてにあまるようなら、ぼくがばしーんってたおしますからまかせてくださいね！」

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秋田「？、今日は猫あまりいませんね」 山姥切「おい、アンタの唯一の特技だろ」 三日月「酷い言われようだな…まぁ、あれだ、お盆だしな。猫も暇がないんだろう」 秋田「そうなんですかね、ううー、残念です…」

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山姥切「日が傾いてきたな…そろそろ戻ろう」 三日月「ふふ、青江の言った事信じてるのか？」 山姥切「…生憎、怪談は信じてない。だが忠告を聞く程度には信頼している」 三日月「怪談は信じてないのか…残念だな」 山姥切「驚かす予定でもあったか？残念だったな。帰るぞ、秋田」 秋田「はい！」

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三日月「ああ本当に…残念だ」

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鶴丸「お。帰ったか。おかえり」 秋田「ただいまですっ」 山姥切「わざわざ出迎えか？」 鶴丸「それもあるが、三日月を借りようと思ってな」 三日月「俺？」 鶴丸「散歩に行くから付き合え」

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三日月「…逢魔時は危ないから早く帰るよう言われたんだが」 鶴丸「良い心掛けだ。俺も怪談信じてるからな。さ、行こう」 三日月「……はぁ。…秋田、山姥切」 秋田「はい！」 山姥切「？」 三日月「今日は楽しかった、有り難う」 秋田・山姥切「「？」」 三日月「じゃあな」

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三日月「…さて、俺を呼び出して何用かな？鶴丸国永」 鶴丸「うちの三日月は目玉焼きには醤油だ」 三日月「……はぁ。そんなくだらないことでバレてしまったのか」 鶴丸「いやまぁ他にも色々あるが…そんなことは良い。お前は誰なんだ？いや、」 三日月「…」 鶴丸「お前、何処の三日月宗近だ」

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三日月「……何処のだろうな？」 鶴丸「は？」 三日月「此処じゃないことは確かだが、何処かは覚えていないなぁ…ふむ」 鶴丸「～～～っ、…俺はうちの三日月しか知らないからなんとも言えないが…何処の三日月もそんな緩さなのか？！」 三日月「あっはっは、お前も苦労してそうだなぁ」