ひょんなことから真夜中にいきなり始まったミニリレー小説をまとめてみた(笑)

パンダ番長 @panda_bancho

そういえば先日、この絵本の話題が職場で出たんだよね。「読んだ！読んだ！」って言う人が何人も居て。そのうちの一人がさ、こう言ったの。「最後のページの顔、怖いよね。髪の毛垂れて、どこかで見たことある顔でさぁ……」彼のその一言に、皆は当然つっこみましたよ。（続く） #ehonbc

パンダ番長 @panda_bancho

（続き）「髪の毛？　垂れ下がる？」って。その時はなんとなくすぐ別の話になっちゃったんだけど、彼は一人ひきずっていて「確か実家にあったから今夜確認してくる」って言って帰って……それからずっと行方不明なんですよね。彼が見た絵本は、いったい……（終わり） #ehonbc

あるちゃ @alphaindy

@panda_bancho ああ、彼の実家の本をくまなく探すとみつかるんでしょうね。で、見つけると、今度は見つけた人が…ほほほ #ehonbc

パンダ番長 @panda_bancho

@alphaindy 図書館から電話がかかってくるんですよ。返却期限過ぎてますよ、って。で、探すとなぜかリビングに見つかる。怖くて、開けませんよね……だって、借りた覚えないのに…… #ehonbc

あるちゃ @alphaindy

@panda_bancho で、放っておいたらある日帰宅すると、家族からの「出かけるついでに返却してきますね」って置手紙があって…ふふふ #ehonbc

パンダ番長 @panda_bancho

@alphaindy え……妻よりって……俺、独身なのに？大家に言ってすぐに鍵を取り替えた。その夜。玄関からガチャガチャ、ガチャガチャとノブを回す音が……。男は布団を被り「いない……俺に妻などいない」と震えていた。すると静かになった。男がほっとして起きるとそこに。 #ehonbc

あるちゃ @alphaindy

@panda_bancho 女の声が。「あなた…私の大事な本を知らない？なくしちゃったのよ。どこに行っちゃったのかしら？探してほしいの。見つけてくれたら…」男が慌てて飛び起きると… #ehonbc ってなんでリレー小説はじまっとんねん！(笑)

パンダ番長 @panda_bancho

@alphaindy 「……はっ……またあの夢か」男は最近この夢を毎晩のように見ていた。こんな悪夢を見ていたせいか体中が汗でびっしょりだった。ふと、額の汗をぬぐった手に違和感を覚えて、その手を目の前で開いた。「ひっ！」男の手のひらには長い髪の毛がごっそりと…… #ehonbc

あるちゃ @alphaindy

@panda_bancho 「ひいいぃぃぃ」男が声にならない声をあげると同時、柱時計がボーン、ボーンと二回鳴った。柱時計？うちにはデジタルの時計しかないはずなのに。手のひらにはぐっしょりと汗。その汗を吸った髪の毛は命を得たように体にまとわりつきはじめた… #ehonbc

パンダ番長 @panda_bancho

@alphaindy 「おう、遅くなってすまんな」「警部、寝坊は勘弁してくださいよ。署長から僕が怒られるんですから」「すまんすまん。で、仏さんは？」「この中です」「なんだ？ 黒い……繭？」「その外側の、どうやら人間の髪の毛のようでして」「猟奇殺人か……」 #ehonbc

あるちゃ @alphaindy

@panda_bancho 猟奇殺人の現場検証を終えた警部が帰宅するとテーブルの上に見慣れぬ本が。気になりはしたものの、最近、毎晩のようにあ悪夢にうなされてロクに寝ていない脳と体は睡魔に勝てず…「またあの夢を見るのだろうか…」と警部は眠りの底に落ちていった… #ehonbc

パンダ番長 @panda_bancho

@alphaindy 「えー！読まないで寝ちゃうんですかっ！」「そう。そして夢の中で本を探すの」「今回はその本が物語のキーなんですね」「え？だってそのために本を置いていったんじゃないの？」作家と編集はリビングの絵本を一瞬見つめ、そして同時に乾いた笑みを浮かべた。 #ehonbc