「シンプル」なデザインの恐ろしいところ

小池一夫 @koikekazuo

東京オリンピックのロゴのデザインの問題のゴタゴタを見聞していたら、2011年に東京都庭園美術館で開かれた、「20世紀のポスター」展を思い出した。今も図録を見ていると、デザインの持つアイディアの豊かさやセンスのよさに感動する。 pic.twitter.com/HvF9ruKPaU

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小池一夫 @koikekazuo

今回のコンペで選ばれたロゴは、デザイナーの実力も無いし、デザインとして優れているとも思えない。今まで見た中では、この画像のデザインが一番好きだな。実物の扇子のグッズとしても売れそうだしね。(小池一夫) pic.twitter.com/w40QiUQUIG

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小池一夫 @koikekazuo

デザインって、豊かなものを内包した才能がある人が、考えに考え抜いて選び取ったシンプルさと、たいして実力も無い人が小手先で提案したシンプルさが、たまたま似通ることが往々にしてある。それが、「シンプル」さの恐ろしいところ。両極なのに、一見似ている。今回の五輪ロゴに選ばれたのは、後者。