横山先生スピンオフ　彼女の就職

あみ @ami_qitt25

『人事の事やねんけど… ん、来年度の採用の… 秘書課のな、ああ、頼むわ…、』 [常務？何事ですか？] 『ん、ええねん、 ちょっとな、頼まれたねん』 っうか、あいつうちの会社にも 就活してたんかい… 人事課に問い合わせて良かった ちっともそんなこと言うて へんかったやん

あみ @ami_qitt25

裏から手回して うちの会社に採用して 俺の秘書にしたろ… 他所の秘書になんかなって あんな事やそんな事されたら どないすんねん… それやなくても 流されやすいっうか、 状況に染まり易いのに (過去に何度もそうなってるやん) 俺、もう心臓持たへんわ

あみ @ami_qitt25

だから、卒業したら 結婚せいへんって 聞こうとしたら ｢就職します｣ やと…何考えとんねん 全く…教育の仕方間違えたな 最近は反抗期やしな… 短大で良かった 大学なら男がほっとかへんやろ ほんま、とっとと結婚して 家を中に監禁したいくらいやわ ー横山常務の悩みー

あみ @ami_qitt25

『ただいま』 ｢お帰り…きみ君 話があるんだけど｣ 『ん？なに？』 ｢あのね、今日ね、 ある会社から採用内定貰ったの…｣ 『良かったやん』 ｢ん、それがね…｣ 『なに？嫌なん？ 嫌なら断ればええやん』 ｢違うよ、そこの会社あたしの実力じゃ、到底無理なとこなの｣

あみ @ami_qitt25

｢それがね、内定って…｣ 『嬉しくないん？』 ｢どうも腑に落ちない…｣ 『へ？何が？』 ｢そこの会社‥‥きみ君の会社なんだよ｣ 『うちなん？』 ｢ん、それも希望の秘書課で来てるんだけど…きみ君？｣ 『‥‥なに？』 ｢なんかした？｣ 『なんかって？』 ｢裏から手を回したとか？｣

あみ @ami_qitt25

『そ、そんなんするわけ無いやん』 ｢え、だって‥‥｣ 『俺そんな力無いし… え？あると思ってた？』 ｢ちょっとは‥‥｣ 『ないない、そんなん無いし…まあ、希望が通って良かったやん、お祝しないとな』 ｢え、そんなのしなくても｣ 『旅行とかさ‥‥行かへん？』 ｢きみ君？仕事は？｣

あみ @ami_qitt25

『そんなん、どうにでも出来るし』 ｢きみ君、それは如何な物かなぁ？ 社会人として‥‥｣ こいつにダメ出しされてもうた… あかん… 『いや、でも‥‥ 調整するとなんとかなるんちゃうの？』 ｢それは、きみ君がするとちゃうよね｣ 『他、確かに…』 ｢それ、1つ増えると負担も増えるよ｣

あみ @ami_qitt25

あかん！ こいつに意見される俺って‥‥ 立場的にどうなん？ 良く無いやろ… こうゆう時はどうするん？ 『判った、俺が間違ってた、』 ｢きみ君…間違ってたと思ってる？｣ 『思ってるよ、あ、でもほら？お祝いはしないと…それとこれとは別やから』 ｢ぁ、きみ君、誤魔化してる｣