男と女、善と悪など王道対決から自分との対決など、あらゆる対決を語ったスゴ本オフ「VS」

根岸智幸 @zubapita

（承前）彼を支えた周りの人たちの姿に感動する。本村さんが会社を辞めようとしたとき、新日鐵の上司は「君が辞めたら君を守れなくなる。新日鐵には君一人の居場所を確保するだけの余裕はある」と引き止めた。最後に「偏見」と戦った男。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）『Don't Stop Believin'』　Journey（DVD）。80年代に大ヒットしたジャーニーだが、人気ボーカルだったスティーブ・ペリーの脱退後にぱっとしない日々が続いた。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）それがYouTubeで、スティーブ・ペリーそっくりの声をもつ男がフィリピンにいることを見つけ、オーディションをして採用しようとした。そのときに、過去のファンなどからさまざま偏見や圧力が加わった。それと戦った記録の映像。（了） #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

山野井泰史『アルピニズムと死』のご紹介。文字通り命をかけて「生きること」と独りで対決する姿は、その真摯さゆえに、多くの人の感動を引き起こすのではないでしょうか。「オレはここまで真摯に、生と向き合っているだろうか？」と。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

門田隆将『なぜ君は絶望と闘えたのか』光市母子殺害事件でひとり残された夫が挑む、司法の壁。「司法」と対決し、「絶望」とも対決する本村さんを支える人たちにも感動させられる。本村さん上司の言葉に撃たれる。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

（続き）「君はこの職場にいる限り私の部下だ。そのあいだ、私は君を守ることができる。裁判はいつかは終わる。一生かかるわけじゃない。その先をどうやって生きていくんだ。君が辞めた瞬間から私は君を守れなくなる。新日鐵という会社には君を置いておくだけのキャパシティはある。」 #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

takeさん。『ケインとアベル』ジェフリー･アーチャー（新潮社）。アメリカ上流社会の頭取として君臨した男と、アメリカに移民したポーランド人がホテル王となった男が、些細な思い違いから対立した二人が手段を選ばず蹴落とす術は必読。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）移民と非移民など、さまざまな対立構造が秘められている。（了） #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

ジェフリー･アーチャー『ケインとアベル』アメリカ上流社会の頭取として君臨した男と、アメリカに移民したポーランド人がホテル王となった男が、些細な思い違いから対立した二人が手段を選ばず蹴落とす術は必読。アメリカ合衆国という国の成り立ちや本質の「匂い」を感じる。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

zubapitaさん。聖悠紀『超人ロック 光の剣・アウタープラネット』のご紹介。善 VS 悪、少年 VS 超えるべき存在、少年 VS 高嶺の花…ヒロイックファンタジーのお手本的作品。ロックが主人公から、見守る立場、支援する立場になっていく。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

（続き）アシモフのファウンデーションの影響を垣間見ることができる。面白い話の王道を描きつつ、いろいろな対決構造を孕んでいる。『超人ロック 炎の虎・魔女の世紀』は、超人ロックがメジャー週刊誌にデビューしたときの記念的作品。超人ロックの入門編。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

平沼夢明『ダイナー』シズル感 VS グロテスク、奇人変人殺し屋ばかりの、とんでもない対立構造が成立している、奇蹟の名作（迷作？）。アリステア・マクリーン『女王陛下のユリシーズ号』苛酷な運命 VS 人間。キャラクターたちの運命に、読んでいて辛くなってくるスゴ本。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

角川歴彦『グーグル、アップルに負けない著作権法』米大手IT企業 VS 日本の出版界、プラットフォーマー VS コンテンツ・ホルダー。この問題は現在進行形で、電子書籍を巡るいろいろな事情が語られる。tweetは微妙なので自重するけれど、この問題はクリティカルだ…… #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

スゴ本オフ「VS（対決）」の最後は、僕@zubapitaが、以下の本を紹介。『超人ロック 光の剣・アウタープラネット』聖悠紀（少年画報社）。超人ロックは同人誌を皮切りに数十年描き続けられているSFシリーズ。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）銀河宇宙に乗り出した人類の発展史を背景に、超能力者が普遍的に存在する世界においても「超人」と呼ばれる、不老不死でおよそできないことはない伝説の超能力者ロックを軸とした物語。ロックは当初は主人公的だけど、だんだんと見守る第三者的になっていく。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）光の剣では未熟な超能力者の少年がロックに対抗意識を燃やしながら、憧れのお姫様の力になろうと必死に闘いながら成長していく話。善VS悪、少年VS超えるべき存在、少年 VS高嶺の花。ヒロイックファンタジーのお手本的作品として。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）『超人ロック ~炎の虎・魔女の世紀~』聖悠紀（少年画報社）／超人ロックがメジャー週刊誌にデビューしたときの記念的作品。超人ロックの入門編として。『ダイナー』平沼夢明（ポプラ社）／シズル感VSグロテスク。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）常軌を逸した殺し屋だけが集まる危険なダイナー（定食屋）の中で繰り広げられる異常を極めたストーリー。登場する料理がメチャクチャ旨そうなのに、残酷な拷問や殺戮シーンとの対比が強烈。スゴ本です。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）『女王陛下のユリシーズ号』アリステア・マクリーン（早川書房）。苛酷な運命VS人間。映画『ナバロンの要塞』の原作者の処女作。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）対寒技術の発達していない第二次大戦中に、北極圏の危険な海に困難な公開に乗り出した巡洋艦ユリシーズ号の勇敢な乗組員達の困難に満ちた闘いの物語。処女作と思えない筆力・描写力だけど、とにかく酷い話。これもスゴ本です。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）最後に『グーグル、アップルに負けない著作権法』角川歴彦（かどかわ）。米大手IT企業VS日本の出版界、プラットフォーマーVSコンテンツ・ホルダー。いま日本一番売れている電子書籍のプラットフォームはAppleのiOS。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）しかし、Appleは独自の厳しい表現規制を課している。出版が紙から電子に移るときに、Appleの勝手な規制が日本の出版社や映像メーカーの自由な表現を規制する事態になりつつある。その現状を知る手がかりのひとつとして。（了） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

新潮社さんから、新潮文庫の新キャラクター「QUNTA（キュンタ）」の色とりどりの栞をご提供いただきました。ありがとうございます！ #スゴ本オフ pic.twitter.com/EA6JFCCgEg

拡大