男と女、善と悪など王道対決から自分との対決など、あらゆる対決を語ったスゴ本オフ「VS」

根岸智幸 @zubapita

（承前）本は『図書館戦争』メディア良化法が制定されて検閲が合法化された仮想の日本を舞台にしている。バカにしていたけど、読んでみて感銘した。映画版もアニメ版も面白かった。（了） #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

『図書館戦争』のご紹介。（ありえる）仮想の日本を舞台とし、日本はメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げる。読む前はツンデレバカップルだと馬鹿にしていたが、読んだら驚いた。興行でうまくいった上で、メッセージもしっかり伝えている。 #スゴ本オフ

傳智之 @dentomo

今回、映画の紹介が多いのは、必ず物語に対立構造があり、それを表現するのに適しているからという、Dainさんの指摘。なるほど #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

しまださん。初参加。『となり町戦争』サバイバルゲームのホンキ版というか、実弾とナイフでやってしまう。『告白』湊かなえ、現行の少年法にもの申すような内容の本だと思う。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

『となり町戦争』のご紹介。突飛な設定で、サバゲーを実弾でやってしまうというイメージ。日常的な非日常のなかで、狂気を垣間見る。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

ひよりさん。せきしろ×又吉直樹『カキフライが無いなら来なかった』のご紹介。自由律俳句なる自由な１行を並べた二人の対決本。１行ごとの言葉が確かな質量を持って、読む者の心に投じられる。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

（続き）次の１行を待つワクワク感を楽しみ、投げ入れられた言葉の質量を測る時間を楽しみ、その言葉が心に広げる波紋の形を楽しむ。にやにやと読める。 #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

ひよりさん。「カキフライが無いなら来なかった」せきしろ×又吉直樹（幻冬舎）。今話題の又良さんとせきしろさんの自由律俳句による対決本。普通の俳句と違ってリズムがないからいい。ただのあるあるじゃない。次にどんな1行が来るか予測できない。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）2、3ページのちょっとしたストーリーも入っている。最後にせきしろが「まだまだくすぶれる」。又良しが「まだ、なにかに選ばれることを期待している」。選ばれて良かったねと思えた。（了） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

あさのはさん。『西原理恵子の人生画力対決』＜２＞西原理恵子他（小学館）。さまざまな漫画との画力対決のイベントを漫画化したもの。2巻を持ってきたのは、これが一番面白かったから。浦沢直樹とか松本零士、竹宮恵子など出演者も豪華。本当はイベントの方が面白い。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）あと、字が多くて疲れる。『敗れざる者たち』沢木耕太郎（文春文庫）。若い頃は勝つ方が好きだけど、年をとると負ける側の気持ちが気になる。この本は6本のスポーツノンフィクションというかエッセイが収録されている。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）「3人の三塁手」という作品では、長島がいたためにレギュラーになれなかった選手達の話。「長距離ランナーの遺書」では東京オリンピックで金メダルを取れなくて自殺した円谷選手の遺書を元に原因を追っている。円谷選手も戦争を背負っていた。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）オリンピック至上主義の問題とか。そして今日のメインは写真集。絵画は横から見ても描けるけど、写真はピンを合わせるために対象と正対しなければならない。『キズアト』石内都（日本文教出版）、『tokyo bay blues』石内都（蒼穹社）。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）写真と文章（エッセイ）をまとめたもの。カメラマンになったのは、自分が嫌いな街だからという理由で横須賀を写真に行ったところから。横須賀は基地の街で死に近い街。その街にいろいろ女性として傷つけられた。それを写真を撮ることで戦いに行った。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）それが『キズアト』。その後横須賀をカラーで取り直した写真集が『tokyo bay blues』。最初はこの写真集は生々しすぎて嫌いだった。でもだんだんと良さがわかってきた。写真の面白さは、撮った瞬間は現実だけど、現像の課程で現実でなくなる。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）なぜカメラマンがこの現実を切り取ったのか。そこに現実との対決があると思う。本当のプリントで見ると違うのでぜひ写真展に行って欲しい。（了） #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

『西原理恵子の人生画力対決』＜２＞西原理恵子のご紹介。浦沢直樹、竹宮恵子など、大御所がいっぱい。サイバラが無謀にも画力抜群の漫画家達に挑んだガチンコの画力対決です。８巻ありますが、この巻が一番面白い #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

沢木耕太郎『敗れざる者たち』対決の後には勝者と敗者があり、私たちが共感を寄せるのはときに敗者だったりします。とくに年齢を重ねれば重なるほど、という視点から選びました。 #スゴ本オフ

スゴ本の中の人 @Dain_sugohon

石内都『キズアト』と『tokyo bay blues』のご紹介。写真も一つの「対決」ではないかと思ったので、写真集を選びました。彼女の写真はエロい。 写真は必ず対象物と対峙する必要があり、その生々しさが嫌だったこともあるけれど、癒されるようになった。 #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

参加者が作ってきてくれた、うさぎとカメのクッキー。これも伝統的な「対決」ですね。#スゴ本オフ pic.twitter.com/D0y7jowe6t

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根岸智幸 @zubapita

ほるぷ出版のおおくぼさん。絵本『ふたつの島』イエルク・シュタイナー。戦いには共通のプラットフォームが必要という話があったが、この話はその共通の認識の中で大きい島と小さな島の対比がある。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）大きい島に住んでいる人達は自分たちの島を大きくする、領土を拡大することを考える。小さな島の人達は、自分たちが幸せになることだけを考える。大きい島は小さい島の土を奪って拡大していくが、結局、島が荒廃して、心が痛くなるほど。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）それでも、人々は顧みることがない。最後は。。また登場しない3つ目の島の影も。絵本は絵を見て感じるもの。本を読む楽しさが絵本にはあると思う。（了） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

ヤマケイのササキさん。2回目。マッドマックスだけでなく、ちゃんと本の話もします。自分が対決したくないものに他の人達はどう対決しているのか。まず『死』。『アルピニズムと死』　山野井泰史（ヤマケイ新書）。山野井泰史は稀代のアルピニスト。（続く） #スゴ本オフ

根岸智幸 @zubapita

（承前）ただそこに自分が思う美しいラインを描くため、その山にいる美しさを追求するために死と対決する。対決の結果なにかを得ようとしない。次に「絶望」と戦った人。『なぜ君は絶望と闘えたのか』　門田隆将（新潮文庫）。光市母子殺害事件でひとり残された本村さんの話。（続く） #スゴ本オフ