「積極的平和主義」の真意

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Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑱「当初は創造的すぎると受け入れてもらえませんでしたが、同国は3年後に二国間ゾーンを提案、これを一部採り入れる形で和平協定も結ばれました」 Q紛争解決の経験をもとに理論化を重ねてきました 「暴力による解決ではない、別の方法はないものかとずっと考えてきたことが大きいですね。

2015-08-26 07:50:04
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑲「母国のノルウェーはナチスドイツに占領され、医者で政治家でもあった父は強制収容所に送られました。私は当時13歳、地下新聞を配りました。ガンジーの非暴力の思想にも大きな影響を受けています。私はずいぶん悩んで良心的兵役拒否をしたのですが、

2015-08-26 07:51:02
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑳「平和について学ぼうとしたら、戦争について書かれた本しかありませんでした。それで59年に『オスロ国際平和研究所』をつくりました」 Q独自のネットワークを通じ、中東情勢をどう見ていますか 「『イスラム国』(IS)の勢いは止まらないでしょう。

2015-08-26 07:51:48
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

21.「イスラム教徒にとっての夢を語っている側面がある。ある調査ではサウジアラビアの9割以上の人が、ISはイスラムとして正しいと答えています。首を切り落とすことは残虐ですが民間人もいる地域に空爆を加えることも残虐。ISの側からすれば自分たちは米国よりも人を殺していないとなります」

2015-08-26 07:53:03
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

22.Q文明の衝突が起きているのでしょうか? 「いいえ。今起きていることはもっと深刻で重大。コロンブスの航海に始まる西洋の植民地主義と民族を分断する形で人工的にひかれた国境線。これを解消しようとする動きが生まれ対立が起きているのです。ISは、かつてイギリスの植民地であったイラクを

2015-08-26 07:54:10
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

23.「フランスの植民地だったシリアを取り戻そうとしています」 Q日本はどのように向き合っていけばよいでしょうか? 「西洋の植民地主義に対抗した唯一の国が日本。当時の日本が非暴力の形で支配されている人たちに呼びかけていれば歴史は変わっていたかもしれません。」

2015-08-26 07:55:22
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

24.「安倍首相は戦後70年の談話で、戦前、日本が国際秩序への挑戦者となってしまった過去に触れました。けれども、植民地主義というものは挑まれて当然のものだったと思います。日本が米国と軍事力を一体化させていけば、中東で米国の主導する作戦に従事することになるでしょう。」

2015-08-26 07:56:17
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

25.「そうなれば、植民地主義の継続に加担してしまいます。米国に追従するのではなく、歴史にもとづく独自性を、外交において発揮してもらいたいです」Johan Galtung1930年生。平和研究の国際NGO「トランセンド」代表。元オスロ国際平和研究所長。

2015-08-26 07:57:16
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

26.87年にスウェーデンの財団から「もうひとつのノーベル賞」ライト・ライブリフッド賞を受賞。 「日本の平和運動は一国平和主義」「メディアは暴力ばかりとりあげて、解決策を探ろうとしない」。辛辣な言葉が続いた。特別な思い入れがあるだけ、日本の今の状況がもどかしいのだろう。

2015-08-26 07:58:13
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

27.博士の指摘や提案を「理想に走りすぎ」「浮世離れしている」と遠ざけてしまうことは簡単だ。その方が頭も心も乱れないですむ。けれども、それこそが思考停止なのではないかと思う。

2015-08-26 07:58:38
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

ガルトゥング博士の来日目的は真の「積極的平和」を基とした3つの提言をすることだった 関根健次 ユナイテッドピープル株式会社代表取締役 投稿日2015年08月25日15時44分JST更新2015年08月25日15時44分JST huff.to/1EgGLd5

2015-08-26 09:46:50
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

①戦後70年、安保法案が国会通過をしようとしている8月19日から8月22日の3泊4日の日程で、「積極的平和」の提唱者であり平和学の世界的権威であるヨハン・ガルトゥング博士来日ツアーを企画したものとして、伝えなければならないことがあります。

2015-08-26 09:48:08
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

②多くのメディアが私が来日前に書いた記事のタイトルに倣うように、ガルトゥング博士が安倍政権の「積極的平和主義」は「概念の盗用」と発言したことを強調して報道していますが、彼の来日目的が「私が正しい」「本家だ」とわざわざヨーロッパから言いに来たのではないということを説明させてください

2015-08-26 09:48:38
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

③来日前に「盗用だ」とおっしゃたことは事実ですし、インタビュー等で実際に安倍政権の「積極的平和主義」は、軍事をベースとしており「私の提唱する積極的平和とは全く異なる考えだ。平和の要素が全くない」「誤用だ」とはっきりと明言されていたことも事実です。

2015-08-26 09:49:02
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

④しかしこれを伝えることがガルトゥング博士の来日の主目的ではありませんでした。本当の来日目的は、本来の「積極的平和」の概念にもとづいた日本への提言をするためだったのです

2015-08-26 09:49:43
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑤「なぜ私が世界中から招かれるかというと、それは私が何かに声高に反対する意見を持っているからではなく、提案を持っているからなんだ」「日本には平和運動(Movement)がない。あるのは反応(Reaction)だけだ。憲法9条を安眠枕に寝続けている。」

2015-08-26 09:50:29
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑥「起きて未来に向けてクリエイティブに何ができるのか右派左派を超えて考えねばならない」「日本には何かに反対するムードで覆っている。政府が恐れるのは反対ではなく代替案を国民が出してくることだ」 ガルトゥング博士が提案する安保法案に替わる「積極的平和」に基づいた代替案は以下の3つ

2015-08-26 09:51:16
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑦8月19日の田原総一朗さんとの対談イベントには300名。8月21日の横浜市大さん橋ホールでの講演ワークショップには400名が詰めかけました。この2つのイベント以外には、数多くのプレスインタビューをこなし、安倍昭恵夫人との対談、鳩山元総理との面会などもありました。

2015-08-26 09:56:12
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑧ガルトゥング博士のニュートラルな姿勢には大いに学ばせていただいた。誰とでも対話したいと常に願っており、自分も話すし、相手の話をよく聞く。「対話」の出発点でしょう。安保法案は反対だが自民党の考えには「以外に思うかもしれないが」賛同していることも多くあるんだともおっしゃる

2015-08-26 09:57:02
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

⑨「あっちもこっちも区切りはない(no boundary)んだよ」と。 ガルトゥング博士からの学びやイベントレポートなど、後日また書こうと思います。

2015-08-26 09:57:16
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

平和学の父 ガルトゥング博士講演会「アメリカ依存では世界平和には貢献できない」東大新聞オンライン「平和学の父として知られるヨハン・ガルトゥング博士講演会、21日(金)横浜大さん橋ホール」 2015年08月22日8:03 #BLOGOS blogos.com/outline/129577/

2015-08-26 10:24:00
Susanna Yukari Oseki @niigatamama

『「積極的平和主義」は、紛争地に何をもたらすか -NGOからの警鐘-』出版記念緊急イベント 2015年9月 8日 (火) 19:00~21:00 会場ラーニング・カフェ 上野 ngo-jvc.net/jp/event/event…

2015-08-26 11:19:46
ICTJIJII @inomatix

積極的平和主義の真意・ガルトゥング氏 pic.twitter.com/nKQBXkzocC

2015-08-26 17:20:57
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