ネタを放り込んでく(腐有り)

腐・鬱・胸糞いろいろ。注意。 遊戯王ばかり(十代、遊星、遊戯多め)。 病み十代もちらほら。
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ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

お盆に帰ってきてみたら好きだった人が既に死んでることが発覚。えーまじかよと思いつつ戻るけどやっぱり見当たらない。まさかと思ってどうにか調べてみると完全に精霊化してるらしい。から、「会いに行くしかねえ!」 よはじゅ、というかこの段階ではヨハン→十代

2015-08-17 04:51:32
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

「喜びも悲しみも、退屈による苛立ちだって。心が動くだけで不安は湧き上がる」 きっと人に生まれたのが間違いだったんだ、と暗い目を細めながら彼は笑った。

2015-08-16 15:37:18
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

「おーい」 「…ん、」 「授業終わったぜ?ははは、よく寝てたな~」 友人の声に、欠伸を噛みながらぼやけた頭を働かせる。 ここがどこで、自分が誰か。タイミング悪く目覚めたらしく、それすらも上手く思い出せなかったが、次第に頭の中の霧は晴れていく。

2015-08-15 20:49:55
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

「遊戯、まだ寝ぼけてんのか?」 「いや…」 そう、俺は武藤遊戯。ここは教室で、起こしてくれた友人の名は城之内くん。数回ゆっくりと瞬くと、今度こそしっかり記憶が戻ってきた。 「今日、お前ん家寄りてーんだけどよ」 「ああ、大丈夫だと思うぜ」

2015-08-15 20:56:00
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

じーちゃんには、特に何も言われていなかった筈だ。店は普通にやっているだろう。 そこで、は、と何かが心を掠めた。 違和感。 しかしそれは触れる前に消えてしまい、きちんと思い出すには至らなかった。 「ん…?」 思い出す?なにを。

2015-08-15 21:01:50
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

*** すっかり闇に覆われた窓の外。友人たちが帰り、家族で夕飯を食べ、いつものように自室でデッキを広げる。 「はぁ…」 が、あの教室での引っかかりが消えることはなく、それは寧ろ陰が伸びるように増していた。 「なんだっていうんだ…」

2015-08-15 21:26:08
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

それは友人や家族と話す度、自分の住む家の中を歩く度、名前を呼ばれる度、『俺』を浸食していく。 何かもわからないというのに、忘れていることが確かに俺を責め立てるのだ。 それはいけない、と。

2015-08-15 21:44:32
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

「…だめだ」 デッキ調整には集中出来ず、そして違和感の答えも出せない。モヤモヤを振り払うように軽く頭を揺らし、広げていたデッキから顔を上げた。これ以上続けてもいい考えは浮かばないだろう。

2015-08-15 21:53:11
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

そこでふと、机の前に貼られた写真が目についた。城乃内くんと本田くん、杏子と自分…4人が笑っている。 懐かしい。こんな写真もとったっけな、とそのまま視線を逸らした。 「――っ!」 瞬間、ぐらりと世界が傾いた。床に手をつき何とか体を支えるが、それはおさまることなく視界を揺らし続ける。

2015-08-15 22:07:58
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

教室で目を覚ます王様。友達の記憶、家族の記憶と、これまで育ってきた記憶。違和感を抱えたまま“いつものように”帰宅して夕飯を済ます。自室でデッキ調整を行っていると写真が目につく。そこで思い出すのだ。この名も体も、本当は自分のものではないことを。「相棒は、どこだ?」

2015-08-17 02:18:38
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

・病み十代次元メモ 十代 病んでる。一通りの“そういう”ことはしてきた。なので基本長袖。 遊星 十代の保護者。家庭的。面倒見がよく、十代の扱いに慣れてる。一緒に住んでるわけではない…筈なのだが、泊まったりしている為そこら辺は怪しい。

2015-08-15 10:56:00
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

ヨハン 保護者その2。遊星より心配性かもしれない。が、十代への接し方はアカデミアにいた頃と殆ど変わらない。 黒咲 色々あって遊星たちと知り合いだったが、ある日十代との留守番を任される。心配性という程でもなくちょっと冷たい事も言うが、何故かそれが十代のツボを上手くついて懐かれる。

2015-08-15 10:59:50
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

遊戯(王様) 絆創膏などを差し入れしてくれるいい人。王様が尋ねてくると十代はまあまあの確率で元気になるので遊星たちには凄く歓迎される。偏見があるわけでも、特別心配性なわけでもない。

2015-08-15 11:02:26
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

「ライナス症候群」 「はい?」 「またの名をブランケット症候群。…って言うらしいぜ」 ふたりでぼんやりと、特別面白くも詰まらなくもないバラエティ番組を見ていた。CMに入ったところで唐突にそんなことを言い出したのは、十代の方だった。

2015-08-15 03:08:38
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

「それが、何か…」 話の方向が分からず、少し困ったように尋ねた遊星に、十代はテレビから目を離さないまま「んー」と曖昧で適当な返事をする。CMに入って暇になっただけで会話自体に大きな意味はないのだと、遊星はそこで気づいた。

2015-08-15 03:11:49
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

「子供が物に…タオルが多いらしいけど、そういうものに執着するっていう」 「それがライナス症候群ですか」 「ああ。大人になっても改善されないって人もいるらしいぜ」 何かを思い出すように片手の指と指を擦り合わせながら、十代は曖昧な知識を何となく口にする。

2015-08-15 03:16:45
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

「愛情不足が原因、だってさ」 だれかから聞いたらしい。はーあ、とウンザリしたようにため息をついてから手を膝の上に戻す。それを隣でじっと見てから、遊星はテレビ画面に視線を戻した。 「十代さんは“そう”だったんですね」

2015-08-15 03:20:17
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

「ああ」 番組が再開された。今流行りの芸人が身振り手振りで話している。内容は右から左へ通り抜けていっていて、さっぱり頭に入ってはいなかった。 「今はもう、平気なんですね」 「そうだな。アカデミア入って、色々あって…」 気づいたら、縋るもの何てなくても平気になってたよ。

2015-08-15 03:25:06
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

縋る暇もなかったのかもなぁと笑う十代に、遊星は何も返さなかった。 けれど、どうして彼にとってのブランケットが必要なくなったのか。それをちょっぴり想像して、少し、笑った。 「つまんねーなこの番組」 「変えますか」 「んー…でも他に何かやってたか?」

2015-08-15 03:27:25
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

十代くんとか王様ならきさらぎ駅迷い込んでもケロッと帰ってくるんだろうな

2015-08-15 00:06:45
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

王様(Twitter)『変な所に迷い込んでしまった…きさらぎ駅って書いてあるぜ』5分前 相棒「ええぇ!?え、ちょ…大丈夫かなぁ…」 ガチャ 王様「相棒、帰ったぜ!」 相棒「はやい」

2015-08-15 00:19:47
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

十代(Twitter)『電車で寝てたら変な駅についた!きさらぎ駅?』5分前 ヨハン「は!?ちょ、電話してみるか…でもこういうのって大抵繋がらn」 プルルガチャ 十代「おーどうした」 ヨハン「どーしたじゃなくて、え?お前今どこに」 十代「北海道」 ヨハン「(^^)??」

2015-08-15 00:29:57
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

十代「このカードとかどうですかね!」 相棒「あ、じゃあこれは?」 十代「おおっ、なる程!」 ~わいわいキャッキャ~ ヨハン・王様「「天使」」 的なの好きよ

2015-08-14 20:36:01
ユメコ@垢変えたよ @Yumeko_sugar

普通に成長して、普通に好きな人とお付き合いして、普通に結婚して、普通に子供が産まれて、普通に仕事をして、普通に歳をとって、普通に亡くなって。そして「ようやく会えたね」って笑いあう相棒と王様。

2015-08-14 20:13:23