批判ばっかりのDQNネームがナゼ衰退するコトなく、むしろ蔓延していくのかを考察してみた。
工場で働く人々は「フレデリック」や「トニー」、「ジョン」といった【個別】な人々ではなく「労働者」という【普遍】なモノとして扱われるようになっていったワケ。
2011-01-07 22:51:55こうして近代という歴史の中で、産業革命により工場製が導入され、科学的管理方によって管理されるようになるとソコには【個別】な人は存在せず、ただ【普遍】な労働者が存在するようになったのだ。
2011-01-07 22:52:10科学的なモデルにおける【普遍】はそのモデルの中においては、確たる存在としてソコにあるのだ。でなければ、そのモデルが「そのモデル」として機能するハズがない、という。
2011-01-07 22:52:44コレを「科学的管理方」に当てはめれば【普遍】化された労働者が存在しなければ、 科学的管理方がうまくいくワケがない。そして、実際に個人を労働者として【普遍】化するこの方法は巧くいっている、と。
2011-01-07 22:52:50この管理方は企業だけでなく、例えば個人を、「生徒」と【普遍】化する学校や「住民」と【普遍】化する地方自治体、「国民」と【普遍】化する国家、いったサマザマなレベルの組織で使われている。
2011-01-07 22:52:56ソコにはオレやアナタといった【個別】な個人は存在せず、「生徒」「住民」「国民」とゆー【普遍】化された個人のみが存在を許されるワケである。
2011-01-07 22:53:03DQNネームという自己主張のハゲしいネーミングは、この「近代化」の過程でなされた実在論的普遍化への、唯名論的反逆――つまり、【普遍】から【個別】への回帰 ――と言えるだろう。
2011-01-07 22:53:09奇抜な名前は、実名でつけるのは難点が出やすくリスクが大きいですが、芸名やペンネームで使う場合は、逆に人が一度見ると忘れにくいので有名になりやすく、良いこともあります。 ――引用元のニュースより、引用
2011-01-07 22:53:30読めないような、覚えられないような、有りえないような、奇抜な名前によって画一化され【普遍】化された個人を自己主張する【個別】的な個人として再認識させるコト。
2011-01-07 22:54:27