- SlipperyRider
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実質四年での新規ロケット開発。「科学者ってのは現実無視してこういうのやりたいっていうのが普通」付き合ってるときりがないから、80年時点で確立してる技術しか使わないと宣言。
2011-01-08 14:50:18松「的川先生は、秋葉先生がハレーやろうぜ、という言い方をしてましたが」林「宇宙研って所は、シンポジウムの前のお茶のみ話から計画がはじまる所なんですよ。だからあんまり厳密なところは追究しない方がいい」 #rocketfes
2011-01-08 14:51:25村上「でっかいモーター作ろうとすると、材料手配だけで2年かかる」松「じゃあ設計はその前の二年で完成させてないと?」村上「だから相手を説得するのは楽でしたよ。そんなことやってたら飛びませんから、って言って」 #rocketfes
2011-01-08 14:53:06一段継ぎ手の開発がいつまで経っても決まらないもんで「そろそろ決めましょう」林「時間制限付きだったんで厳密な開発実験してる時間がなく、勝負を賭けていけた。そういう時代だったんでしょう」
2011-01-08 14:55:00個体ロケットの性能向上法。推進薬の高性能化、アルミを増やせばよく燃えるがぼそぼその個体モーターになってしまう。ノズルの膨脹比、形状の最適化。多段ロケットでは、上段の飛行に不必要な段間部は下段に残す、空力整形で抵抗削減。 #rocketfes
2011-01-08 14:58:20これら全部を実現しないと良いロケットが出来ない。映し出されたM3SIIの概念図を指して機構の説明。飛騨の匠が作ったみたいなロケットのからくり。段間部は網目にして座屈しないで強度を保たせるとか、ブースターの頭にキャップ付けて抵抗軽減とか、 #rocketfes
2011-01-08 15:00:25きりがないんで10分休憩。こっちもちょいと休んで呑みもんでも腹に入れます。現地では村上さんが林さんの持ってきたペンシルロケット実物を振り回してロケット制御の講義中。 #rocketfes
2011-01-08 15:03:23村上「一ヶ月に3つロケット設計したことがある」「スピン安定させて、止めて、分離して、またスピンさせて」松浦「素直に誘導制御やった方が簡単だったんじゃ」村上「時代を認識しない馬鹿がいたものですから」 #rocketfes
2011-01-08 15:05:11あさり「重力ターンを行ったのは、誘導したらミサイルじゃないかという突っ込みを避けるためだけ?」村上「そうだと思いますよ」林「それだけじゃないと思う、技術もなかったし」松浦「このころ筑波じゃH2の設計開始してる」 #rocketfes
2011-01-08 15:06:31壇上に、先ほどの開発記録の抜粋が映し出されております。ラムダの時は自重の362分の1、M3で242分の1 M3C213分の1 M3SIIで80分の1の衛星を上げている。 #rocketfes
2011-01-08 15:14:36村上「H2Aてのも結構いいロケットで、28・5分の1の重量の衛星を上げている」「サターンVだと25分の1、でかいロケットほど空力損失が少なくなるんで楽にはなる」「シャトルはあれだけ大きいのに100分の1くらいしか軌道投入できない」 #rocketfes
2011-01-08 15:17:13M3SII関連図表。各部がどんな感度を持っているか。「一段目の構造重量を1キロ軽くできたら、衛星を3グラム重くできる」 という一覧表、それを全段、全部位に渡って行ったもの。
2011-01-08 15:19:30村上「フェアリングのアンテナ線が細すぎて空力加熱で融けちゃって、フェアリング分離失敗してがくっと軌道投入重量が落ちたこともある」 #rocketfes
2011-01-08 15:22:07構造効率を上げるために材質の話、再びチタン、今回は加工の話。三段モーターのホットプレス用素材、お値段一億円くらいのチタンの3メートル四方くらいの固まり。
2011-01-08 15:27:30ノズルを押さえる部分を有限要素法で計算して設計。本社の歪み測定機だと一介の燃焼実験で必要データを取りきれないんで最初の燃焼実験、成功後、二回目やったら「飛び上がって天井突き破りました」「……まあ一杯呑みなさい」こりゃ大物だな #rocketfes
2011-01-08 15:30:57ハレーの軌道の話。黄道(いわゆる太陽系軌道平面)に対して、ハレーは17・1度の角度を持って接近してくる。昇交点、降公点で黄道面を通過する。#rocketfes
2011-01-08 15:34:27